密接な関係にある他国から

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民進党新代表を考察

民進党新代表候補は、枝野氏と前原氏。以前枝野氏は野党共闘に頑固そうなので前原氏、などとよく考えもせず書いてしまって深く反省、、。


お二人の立候補記者会見をみる。

最新!民進党代表選 出馬 枝野幸男 記者会見 2017年8月8日
枝野氏は、演説が上手だ。気持ちを動かす演説ができる人だ。これも党代表として大切な要素だ。アメリカの大統領は力強く人心をつかみ演説ができることがとても大切と考えられたいる。人々を立ち上がらせる演説。プレジデンシャルボイス(大統領の声)で人々を鼓舞し、なだめ、勇気付ける。


東日本大震災時、官房長官だったということの重い原点を踏まえ、理念や理想を語り、現実を考察する。衆議院で、戦争法に対する反対意見の長演説も大変感銘を受けた。
会見での主張も筋が通っていて、嘘やごまかしがなく、言っていることも納得できる。
震災の時に”枝野寝ろ/edano_nero"のハッシュタグがつくほど、必死に対応したことは、私の記憶にも強く残っている。
何かあると昼夜問わず、時間を置かずに直ぐに記者会見壇上に立ち、発生した事態を分かりやすく国民に説明しようとする枝野長官の姿勢に感銘を受けた会見視聴者が次第に増え、いつしかTwitter経由で「#edano_nero(枝野寝ろ)」を付けるなどその応援の声が登場した。


長官の疲れを知らぬ獅子奮迅の無双ぶりに、長官の健康を心配する声としてウォール・ストリート・ジャーナルを始めとする国内外の報道メディアで紹介された。


このことは海外のツイッターユーザーにも広まり、ハッシュタグは「#sleepforjapan_edano」「#EDN48」「#we_are_the_edano」など様々な派生型が生じ、類義ハッシュタグには「#jieitai_tabero(自衛隊食べろ)」「#ishihara_damare(石原黙れ)」「#kan_okiro(菅起きろ)」などが登場した。(ニコニコ百科より)


あとは、野党共闘で、共産党や小沢氏の自由党と正面から共闘してくれるかだ。
”民進党として譲れないところは守り抜く”、と言っているが、その守りぬく民進党の譲れないところ、を明確に言葉にしてくれればもっと納得できただろう。
しかし、言葉の人なので、党代表になれば、曖昧民進党理念もきちんと打ち出してくれると期待もできる。


さて方や、前原氏。この人、タカ派と呼ばれているので、もっとガチっとした強気で明快な人のかと思ったが、声に力がなく、具体的経済に対する政策など持っているのはわかるが、なんとなく、自民党の**担当とか**大臣補佐みたいな感じだ。
表情も精彩を欠く、お疲れ?なの?



【録画】民進党代表選、前原元外相が正式に出馬表明(2017年8月7日)


改憲に関して、安倍総理との違いを説明しているが、、、しかも主張している憲法改正は最重要でないと封印? 野党共闘について、公党間の競技は重く受け止めるが、蓮舫体制での支持率下落を受けて新たな体制の見直しをしなくてはならない、とこれも玉虫色答弁。


なんとなく、利巧な安倍、政治屋さん的な、言語明瞭の振り、どうとでも後で変えられる印象を受ける。蓮舫体制支持率下落の原因も、どうも、取り違えているような気がしてならない(共産党と近づいたとか、、)この人に決まれば、民進党は何も変わらないどころか、自民党との違いも明確にならないまま、落ちてゆくのではないか、、、と。


いま国民が望んでいるのは、ぐずぐずしない民進党。保守よりリベラルな民進党だろう。


専門家のアンチ前原見解も、納得できる。

まだ始まってもいない民進党代表選に口を挟むのは尚早かもしれないが、これが前原誠司と枝野幸男の対決になるとして、前原が勝てば同党は破滅に向かうしかなく、枝野が勝つことでかろうじて蘇生への活路を開くことができるだろう――というのが私の見立てである。


 前原は、最近は井手英策慶大教授の理論に従って、格差是正・福祉充実と財政再建とを両立させる政策研究に熱心に取り組んでいることは大いに評価できるけれども、外交・安保政策では昔も今も自民党国防族とほとんど変わらないタカ派であり、中国は「現実的脅威」であるとの基本認識の下、米軍との共同行動を可能にする集団的自衛権の解禁、自衛隊の敵地攻撃や先制攻撃の検討を含めた活動拡大、最終的な憲法改正などの主張を抱いている(例えば2005年12月の米ジョージタウン大学での講演)。改憲については、昨年9月の代表選でも最近の発言でも「9条1項、2項は守った上で、『加憲』で自衛隊の位置づけをするべきだ」(16年9月4日付朝日)という持論を吐いている。


安倍晋三首相と同じことを言っている――というより、前原の主張を安倍が横取りして「これなら民進党も引き込めるだろうし、少なくとも分裂させられるに違いない」と思って仕掛けてきているのが、今の改憲攻勢なのである。その時に、民進党が前原を代表に据えたのでは、「安倍改憲に協力します」と申し出ているのと同じことになって、同党は壊滅どころか消滅する。


それに対して枝野は、15年の安保法制が中途半端に集団的自衛権の容認に道を開いたことを「違憲」だと主張していて、もし憲法9条に触るのであれば、「自衛権は個別であれ集団であれ海外では行使しないことを明記すべき」とも言っている(週刊エコノミスト16年8月30日号)。


 ところで、いま水面下で始まっている野党4党の選挙協力協議では、「安保法制とその根拠となった14年7月の解釈改憲の閣議決定を取り消し、『専守防衛の日本』を取り戻す」ことが政策合意の第1項目となるはずで、枝野ならその方向で野党共闘を推進できるだろう。「脱原発」については「30年代に原発ゼロ」の民進と「即廃絶」の他党とは隔たりがあるが、「可能な限り速やかに原発ゼロ」ということでいいのだろう。枝野は「我々が野党のままでは脱原発が遅れる。政権につけばどんどん早まる、ということでいいのではないか」と私に語ったが、その緩やかさが枝野の持ち味だろう。


枝野氏に、海外で、日本のジャック・バウアー(米ドラマ24のキャラクター)と言われ、精力的に国民のために働いた(初動での批判もあるが、あの状況で誰も正しい判断はできなかっただろう)そのエネルギーを再び発揮して、民進党を牽引し、野党共闘を加速してほしいものだ。



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