密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

政党名へのこだわり

残留維新の党は松野氏が代表再選で、民主ー残留維新の共闘ラインがようやく動き始めるかな,と云うとどうも、そうはいかないらしい。
産經新聞”民主と維新 
“新党”名称めぐり早くも火花 党名変更」主張の維新、高飛車要求に民主冷ややか”より
http://www.sankei.com/politics/news/151203/plt1512030033-n1.html
維新の松野頼久代表は3日の記者会見で「新しい名前の新党が作られることを求めている。今の『民主党』という政党に入ることはあり得ない」と述べ、党名変更の意義を重ねて強調した。維新内には政権陥落で一度失敗した「民主党」の看板では国民の支持を得にくいとの思いがあるという。


 一方、民主党内では改称への反対が大勢を占める。枝野幸男幹事長は2日の会見で「地方組織を含めた全党的な合意がなければできない」と断言。別の閣僚経験者も「『看板を降ろせ』と求めながら交渉に臨む者がどこにいるのか」と不信感をあらわにする。


両党は6日の維新代表選後、会派結成に向け協議を本格化させる構えだ。民主党の岡田克也代表は3日の記者会見で「通常国会が1月早々に始まることを考えると、あまり時間はない」と語り、年内の協議決着を目指す姿勢を強調した。
 とはいえ、早くも党名変更を迫る維新の主張は、民主党には「高飛車」に映っているようだ。分裂後の維新議員は26人で、民主党のわずか5分の1。維新の注文に対し民主党幹部は苦笑交じりでこう突き放した。
 「イヤなら統一会派だって組まなくてもいい。こちらは助けてあげる側なんだから」


そして,内部からの解党論再浮上,党内右派細野豪志政調会長は維新の党の江田憲司前代表らと会合
「1強多弱の状況を打破しなければいけないとなれば、野党第一党の民主党が他を糾合していかなければいけない。新たな旗を立て、年内に民主党も解党出直し、他党にもそれを求め、より大きなものをつくっていくというプロセスを取るのが大事ではないかと思っているし、何人かの仲間とその確認を昨日した」
岡田代表は「本質が変わらなければ看板の掛け替えにすぎない」まだ先は見えない。


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しかし,彼らは何か勘違いをしているのでは?
野党第一党の民主党がイニシアチブをとり,共産党を除く他党を糾合していかなければならない,と云う自負心。国民は民主党にそんなに期待しているのか?信頼しているのか?すっかり共産党提案の国民連合政府構想を,脇に押し出し、民主党主導に流れを持っていく,共産党には選挙協力のみ、と云う路線でいる。しかしのグループの中での主導権争い、『分裂後の維新議員は26人で、民主党のわずか5分の1。維新の注文に対し民主党幹部は苦笑交じりでこう突き放した。「イヤなら統一会派だって組まなくてもいい。こちらは助けてあげる側なんだから』こういう考えは安倍政権の数が権力の小さい小さいバージョン。目的は、安倍政権打倒、戦争法案廃止、こんな枝葉末節に大切な時間を割いて,本質的な議論を出来ない人たちが、政権をとっても、戦争法案廃止,集団的自衛権の閣議決定撤廃までの長い道のりをブレずに、達成できるのか? 共産党提案の国民連合政府構想は集中力がある,共産党の体質から途中で変節の心配も少ない。小沢代表のオリーブの木構想は,各政党人の共産党アレルギーと政党内の現実的事情を解った上での,まとまり方の提案である。なぜ,素直にこれに協力体制がとれないのか?


9・11の時、状況も見えていないのに,日本からは”管おろし”のニュース。この一大事、どれだけ不満があろうと,現首相を助け,国民の為に一丸となって事に当たるのが,政府の仕事のはずなのに首をかしげていたが、トップを変える議論に白熱していた姿が、現在とダブる。


多くの国民が,”共産党政権”は、ちょっと、、、、と何となく、と思うのだろうが(私はそれも面白いと思うけど)、では共産党抜きで、打倒安倍政権、戦争法案廃止、安倍が行った法改悪、弱者切り捨ての国の体制を軌道修正できると、民主、維新がやり遂げられると,本当に信じることができるのか?


党名をイメージ戦略、権力抗争で自在に変えることも良しとする政党と、多くの人に(支持を表明したいと思っている)党名がマイナスイメージなので、変えればもっと有利にすすめられるといわれても、自分たちの党の歴史、先達への尊敬をもって、不利を承知で政党名を堅持する政党。単純にどちらが人間として信頼できるのか、考えてみる必要があるのではないか。


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