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蓮舫・野田辞任 またも混迷の民進党 党内保守派諸君、保守票離れより、反安倍票取りはぐれの方が大きいのでは?

下がり支持率と加計隠しちゃぶ台返しで破れかぶれの解散総選挙もささやかれ始める中、野党共闘の安定化と躍進が必要な時だ。しかし、またしても民進党ががたついている。
蓮舫代表の二重国籍問題は、もともとそれが民進党の敗因でも、不人気の原因でもなかったし、記者会見の蓮舫氏の態度は好感度を上げた。 どちらかというと、ネトウヨ的大騒ぎを間に受けて自分たちの党首を人権もプライバシーも考慮せない浅ましさで責める、目先の評判に右往左往、そういう民進党がバカでイヤという感じの方が大きい。


都議選に続いて、仙台でも自公候補を打ち負かした、野党統一候補。ここでも、以前の新潟県知事選の時のように煮えきらず、後出し応援で勝ちに乗っかった民進党。
それなのに、党内には、『一部の共産嫌いが引っかき回し野田幹事長の交代など執行部刷新を機に共闘解消に動こうとしている。』というのだからとんでもない。
と書いていたら、野田幹事長辞任のニュース。

民進党の野田佳彦幹事長は25日の党両院議員懇談会で、先の東京都議選で敗北した責任を明確にするため、辞任する考えを明らかにした。蓮舫代表は「幹事長後任も含め新しい体制(構築)については早急に着手する」と述べ、執行部を刷新して立て直しを急ぐ方針を示した。月内にも人事を固める見通しだ。ただ、党内には求心力の低下した蓮舫氏が続投することへの不満が依然残っている。
 ー
中略ー 
 民進党は都議選で、改選前から2議席減らす5議席にとどまった。都議選総括のため党が今月18日まで開いた会合では、所属議員から解党的出直しに向けて執行部刷新を求める意見が相次いだ。
解党の意見も出ているのかぁ、、。蓮舫代表、野党共闘継続に舵きりしてくれるといいのだが、、、、、。民進党抜きでも共闘で勝っている。共産党と組むと票が逃げるなど、今や、相当頓珍漢な被害妄想だ。

歴史的大敗を喫した都議選に続き、安倍自民が仙台市長選でも惨敗だ。


 野党が候補を一本化した与野党のガチンコ対決。民進党など野党が支援した元復興政務官の郡和子氏(60)が、自公が支持した葬祭業者の菅原裕典氏(57)を制した。郡氏の元には野党の国会議員が連日応援に入り、加計学園疑惑などを訴えて政権批判を繰り返したのが奏功した。逆に、菅原陣営は国政が直撃。


「アベ嫌いの広がりで政党色を隠さざるを得ず、党幹部の応援はほぼナシ。当初は、村井嘉浩知事が熱心にマイクを握っていたのですが、県政の私物化だと批判を招いて混乱。稲田防衛相の日報隠蔽疑惑が追い打ちをかけました」(地元メディア関係者)


 これで改めて分かったのが、野党共闘の底力だ。政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。


「仙台市は昨年の参院選で野党共闘が最も成功した地域で、東北の野党候補一本化の足掛かりにもなった。都議選に続き、仙台市長選のこの結果は〈アベNO〉の声の高まりと言えます。毎日新聞の世論調査(22、23日実施)でも内閣支持率は26%まで下がり、加計疑惑をめぐる政府説明への不信が76%、憲法改正も急ぐ必要なしが66%に達した。総裁3選も62%が否定しています。一方で自民支持率は横ばい。つまり、有権者の不信の目は安倍首相に向けられている。8月3日の内閣改造では骨格維持の見通しですから、続く与野党対決の地方選でもこの流れは変わらないでしょう」


菅官房長官のお膝元の横浜市長選(30日投開票)ではカジノ誘致と中学校の給食実施を争点に、3選を狙う林文子市長と、野党系の伊藤大貴元市議が激突。茨城知事選(8月27日投開票)では7選を目指す野党系現職に自民推薦の元経産省職員が挑む。そして、改造後初の国政選挙となる衆院愛媛3区補選(10月22日投開票)へと続く。自民は死去した白石徹氏の次男を擁立。野党は候補者調整を進めている。


■民進は路線解消の錯誤


 支持率はつるべ落とし、黒星ズラリでは心身ともにひ弱な安倍首相は持たない。ところが、風を読めないのは民進だ。一部の共産嫌いが引っかき回し野田幹事長の交代など執行部刷新を機に共闘解消に動こうとしている。


「共闘路線を続ければ保守票が離れ、取れていた小選挙区も落としかねない。統一候補なんて論外です」(民進関係者)という理屈だが、千載一遇のチャンスをみすみす逃したら、同じ波は二度と来ない。



横浜市長選では、民進党は候補の絞り込みができず、当初は自公推薦の現職圧勝等割れたきたが、やはり、や東京等で応援の伊藤大貴元市議が追い上げ、『カジノより給食を』わかりやすく、強い訴えの言葉で追い上げている。ここれ伊藤氏が勝利すれば、共産嫌いの保守票が逃げるのとガタガタ言って、野党共闘潰しを画策する民進党ない保守派は、自民党にでも、維新にでも、心にでも、どこぞの新党にでも行けばいいのだ。


「共闘路線を続ければ保守票が離れ、取れていた小選挙区も落としかねない。統一候補なんて論外です」(民進関係者)などともっともらしいことを言うが、保守票なら、安倍と一線を画する路線で戦うことを決めた自民候補の方が持っていくだろう。安倍に嫌気がさしている、でも保守以外はダメと思っている人たちは、民進党保守議員に入れるなら、自民党脱安倍候補者のほうがいいと思う人が圧倒的に多いだろう。そういうところを拾おうとすれば、自民の受け皿は自民に成ってしまう。そういえば、連合も自民に寝返るようだし、もはや民進党が生き残る道は、自民党と対峙する政策、自民原案に対案出してすり寄るようなものではなく、社会民主主義路線で、社会保障充実、平和憲法護憲、戦争法案をはじめとする、強行採決で通した法律の撤廃、原発0を他の野党と共通公約にあげ、具体的に踏み込んだ政策協議も行い具体的に訴える。選挙協力だけなんて虫のいいことを言わず、連立政権超党派人事の適材適所で、手を携えて進む野党のイメージを”力強く前へ”打ち出し、安倍政権にめちゃクチャにされた”日本を取り戻す!!”という強いアピールが大事だ。


民進党の内輪揉め、足の引っ張り合いや、子供じみた共産党・小沢アレルギーはもうたくさん。そこが、勝つためには一枚岩の自民党との差。
共産党はまっすぐに国民に訴えている。
都議選後、総選挙に向けた勝利の訴えで各地を回る志位委員長のツイッターより。

7/21千葉県・津田沼駅前で総選挙勝利の訴え

7/20 山梨県・甲府市で、都議選後初の総選挙勝利の訴え


政党支持率だって、共産党と並んだのだから、いい加減上から目線の偏見や、姑息な票計算を止めて、理念を上げ、協力するべき人たちに失礼な屈折した傲慢をかまさず、謙虚になって、真に国民のための野党共闘を行わなければ、安倍政権が自滅する前の野党第1党は崩壊する。


野田幹事長辞任させ、かつ蓮舫代表に不満がくすぶり、離党者もでる。それならそれで、腹をくくり、全面的野党共闘、共通政策、連立政権を打ち出せる民進党に変わるチャンス。蓮舫代表、”後ろ盾を失った”などと書かれて恥ずかしいと思うなら、しっかりと反安倍政権、自公与党の密室決定、国政私物化政治にNOをはっきり突きつける、真の野党にまずなるべきだ。


とここまで書いて、蓮舫代表辞任のニュース。(書くのが追いつかないよぉ〜)

民進党の蓮舫代表は7月27日午後3時から国会内で記者会見し、「民進党の代表を引く決断をしました」と述べ、党代表を辞任する意向を表明した。この日、臨時で開かれた党執行役員会はこれを了承した。


会見の中で蓮舫氏は、「きのう一日(役員)人事について考えたが、人事ではなく私自身をもう一度見つめ直さなければいけないと思いました」と、辞任に至った経緯を説明した。ー中略ー蓮舫氏は25日の両院議員懇談会では、次期衆院選では参院から衆院へ鞍替え立候補する意向を示していたが、この日の会見では「そのことも含めて、一度立ち止まります。もう一度考えます」と、再考する姿勢を明らかにした。

民進党両院議員懇談会に臨む蓮舫代表(左)と野田佳彦幹事長(7月25日)
民進党は先の都議選で告示前から2議席減の5議席と「惨敗」。都議選は蓮舫氏の地元・東京での戦いだったこともあり、執行部の責任を問う声が噴出。これを受けて、7月25日の両院議員懇談会で、自身の後ろ盾だった野田佳彦幹事長が辞任を表明した。


この時、蓮舫氏は「しっかりと勝てる組織に、皆さんの力をもらい、もう1回立ち上がっていきたい」と述べ、代表続投の姿勢を見せていたが、党内からは都議選の総括のため蓮舫氏の辞任を求める声が止まず、離党について言及する議員もでていた。


カミソリの歯は切れるが脆い。野田幹事長辞任後、蓮舫党首を支えて、盛り上げようというようなことは、絶対できない民進党の性格。これによって、離党をちらつかせ辞任劇を行った民進党保守派声高オヤジ勢力が主導権を握り、共産・小沢アレルギーを持ち出して、野党共闘見直し路線に舵きりすれば、民進党は自民に合併したようなもの。国民に見限られ、またしても、野党共闘の足を引っ張る。離党したい奴はさっさと追い出し、ここは、是が非でも、きちんと世論を読んだ人選をしてほしい。


大同小異の中道保守の政権交代キャッチボールごっこでは、どのみち政治は劣化する。
アメリカの共和党と民主党そんな曖昧な違いではない。理念がとことん違う。
世間交代可能な2大政党というなら、それは、自公+ゆ党VS共産・自由・社民・市民連合ここの民進党が加わることで、日本をどのような国にしたいか、はっきりした選択肢が分かれ、国民は考え、投票することができる。


安倍政権にめちゃクチャにされた”美しい国日本を取り戻す!!” それをするのが野党共闘による連立政権の使命なのだから。

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