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自民幹部「何もしないのが一番、一週間もすれば世論は冷静になる」ふざけるな!!

日刊スポーツが「何もしないのが一番、一週間もすれば世論は冷静になる」と自民幹部の発言したと報じた。



大竹まこと×倉田真由美:安倍内閣の支持率が急落
これが元の記事。

政権幹部は「何もしないのが一番だ。1週間もすれば世論は冷静になる」と述べた。8月下旬といわれている内閣改造・自民党役員人事を、8月上旬に前倒しし、目先の体制刷新で乗り切る案も浮上している。
しかし、23日には都議選告示が迫る。小池百合子都知事が代表を務める「都民ファーストの会」と対決する自民党の政党支持率は、前回から8・5ポイント減の34・3%、民進党は10・4%と2ケタを回復。日本テレビなど不支持が支持を上回った調査もあり、自民党内では危機感が強まっている。


この自民党幹部が誰であり、どういう状況で発言したのか、にもよるが、いかにも政権与党のいいそうな本音と思える。そしてそう思っているのなら、”冷静”の意味を履き違えている。


日本国民は、あまりお上に逆らわない。自分に差し迫った不都合、危機がない限りおまかせで、いい意味でも悪い意味でも政治を信頼してきた。 時々に様々な問題があったが、この10年、特にここ4年は、一般常識からしても”え?!”というようなことが次から次へと起こり続けていて与党の無法横暴はもうシャレにならない議会制民主主義の破壊ぶりだ。 


危機感が叫ばれても、”まさかねぇ〜” で済まし、喉もお過ぎれば熱さ忘れる、とばかりに、やり過ごしてきたが、ここまで度重なると、さすがに”冷静”にならざるをえない。 まして、わかりやすくお友達談合利益有導、内輪でいいように決め、結果をあからさまに隠す理不尽に、やっと平和ボケのお任せ政治から現実的な危機感が頭をもたげてきた、いや、溜まりに溜まった怒りが表に出てきたのだから、また、一過性の熱狂だと考えるのは、与党の一強ボケ。


それにしても、安倍支持理由が『他に適当な人がいないから』というのだが、安倍晋三ほど、行政の長に不適当な人物はいないだろう。ホストの大竹氏をして、「他に適当な人がいないからというのもまあそうだけど、、」と言ってしまう。本当に適当な人はいないのか? 総理にふさわしい人物は、まず”国民の生活が第一”と考え、公平に意見を求め、専門家の意見を尊重し、国民に率直に現在の国情を説明し、理解を求めることの出来る人物。 安倍晋三という人はすべて正反対をやっている。


”野党が頼りない”説の根拠が前民主党政権であるのであれば、長期の自民党政権でやり方の慣れた官僚組織から反発され、いじわるされ、操られた経験値の低さ、素直すぎる交渉力の弱さ、未曾有の大震災での混乱、その後自民に突き上げられ、消費税増税の悪役をばっちりかぶって退陣というお粗末の上であるなら、そこに反省とその上に立ち、他の野党と共闘、ブレる弱さを補い、各党の強みを認め合い、共通政策を立て、きちんと手を結べば、安倍独裁より何百倍もいい政府ができる。


人事権を握られ、尻尾切りされ、嫌気のさした官僚組織の中の良識派は、まっとうな道を歩みたいと考えているだろう。地震国日本のため原発収束に向けた政策をとるとしている。ミサイルミサイルと煽って地下鉄は止めても原発は止めない、平和ボケ軍国政権の方がいいとなぜ考える?


財源不足を言いながら、見栄はり海外バラマキ。これは、安倍政権が、自分たちの利益追求の未来は軍事産業だと思っているからで、そのためのビジネスマターのためのみ。国際貢献でもなんでもない。税金を効率よく軍事産業に吸収させるために、危機感をあおり防衛費増大。 国民は安く働かせ、それでも足りず、より安価な労働力を海外から持ち込むための戦略特区、富めるものはより富み、貧しさは固定し非正規を階級化する社会を確定的にする。反発を抑える共謀罪も準備万端だ。こんなことをしている人間のどこが、”適当な人”なのか?


軍事費を抑え、大企業にこそ、富めるもののノーブレスオブリージュを求め、大企業・富裕層増税、免税措置に社会貢献プランを出し、国連と協調し、近隣諸国と誠実に向き合い、それでも立て直しに財源が不足しているのなら、全てを説明し、期限付き消費税を国民に分かってもらうよう努力をする。民進党ー連合関係に不安があれば、そこにはっきりしている共産党、経験不足を不安視するなら、自由党小沢一郎氏がいる。 立憲4党の連立政権こそ、適当どころか、まさにそれを打ち立てないと、日本は精神的に劣化し国民は底辺をさまよい、国際社会から孤立する、拝金主義の貧しい醜い国になる。


自民党の築いた印象操作”『理想だけでは物事は動かない』『政治は政治の専門家』 『反対だけの野党』それを信じてきた結果、理想のない、理念も、倫理観も、人の情も、人間の尊厳も、そして民主主義も理解できない、傲慢なだけの低劣な2世3世議員たちによる国家の私物化を生んでいるのだ。


そして、安倍政権の印象操作の最も成功しているところ、”野党が頼りない” これも嘘だ。勝手にどんどん決めて、”黙って俺についてこい”が”頼れる人”なんて、愚の骨頂である事は日常生活ではわかっているのに、政治に対しては未だにそんなもの?
今度こそ、自民党へのお任せレジームから脱却し、手探りでもいい、自分たちで作る政治を目指す時だ。


リンカーン名演説『The Government Of the People By the People For the People ーこの普人民の人民による人民のて目の政治』 は、南北戦争初期に起こった大きな戦闘の戦死者の墓地での演説で、その戦死者たちの死に向かい、『あなたたちの死は、ただ、地中に消えてしまわない。あなたたちが勝ち取るために戦った、この人民の人民による人民のための政府は未来へ輝かしくのこるのだ』としたものだった。人民主権の政府の樹立を目指す意志を讃え、戦闘に疲れ果てた人々を喚起する演説だった。 
その基礎には、奴隷として扱われたひとびと、既得の裕福層に搾取され続けた人々の耐え難き、屈辱と過酷な日々があった。


多くの国が国民主権を勝ち取るために、国内で大きな戦いをし、自由と平等と国民主権を勝ち取ってきた。日本国民の犠牲は、暴政に引きずれ、市民の多くの犠牲は敗戦時の軍部の国民無視の玉砕思考により招かれた死だった。 幸い、アメリカが民主主義尊重の国だあったため、沖縄を除く国土は植民地化もされず日本国平和憲法のもと、国民主権、民主主義に移行したが、それを自ら選んで戦ったわけではないので、やはり根幹が揺らぎやすい。安倍台頭以降は、屁理屈で捻じ曲げられ、荒れ果ててしまう弱さを露呈している。


今のところ日本では、権力側が、国民に銃をつくつけるような粛清が起きることはない。だから、自分の目で、誰が正しいことを言っているのか、誰が嘘を言っているのかを見極め、投票するだけでいい。


安倍政権存続で、すぐさま中国と戦争などにはならないが、北朝鮮のように一部権力者に搾取され続ける、自由のない階級社会は案外長く長く続くことになるだろう。


それが嫌なら、お任せ意識で”野党頼りないな”どとディスらず、立憲4党を支え、自分たちで政府を作りあげる気持ちを持つしかない。


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