密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

受動喫煙防止法に反対する親父至上主義自民党議員

少し前に、医学者の友人から、受動喫煙防止法が自民党に潰されそうになっている。
受動喫煙は本当に危険なので、法案が成立に何か付与できることはないのか?というメールが来て、恥ずかしながら、この受動喫煙防止法というのを知った。


医師からの専門意見書や、署名を、この法案推進の山東議員に送る・署名サイトで署名集めをして自民党に送るなど、考え付くことを返信した。


そして、この大西議員の暴言が大きく取り沙汰され、この法案の国民の関心も飛躍的に高まっただろう。相変わらず弱者ひとくくりのずさんな神経。決して謝らない自民暴言オヤジ議員。”意味するところが違う”っていう、言い訳も聞き飽きた。
強者の視点で全て解決、想像力の欠如した硬貨した小さな脳みその保守オヤジ議員たちが日本の政治を劣化させている。


分煙に関して、アメリカでは、もうほとんど、公共での喫煙者は見かけない。シカゴに行ったとき、道端で喫煙する人たちがいて、”さすが?シカゴ”と思ったくらいだ。


良きにつけ悪しきにつけ、オリンピック時、諸外国のビジターの目から、文化+倫理後進国のイメージを払拭したい安倍政権は、喫煙と風俗関係の大掃除に乗り出している。


実際、日本はタバコ臭い。新幹線の禁煙車両でもタバコ独特の匂いがして閉口する。
コンビニにポルノ雑誌が置いてあるのも、日本ならでは。アメリカは、そういうものは専門店で扱っていて、公共には販売されない。いたるところに性産業が溢れている、未成年者や素人がブランド化して売春している日本の現状。これらのことが、改善されないと、非常に水準の低い国(どころかすでに人身売買大国とも言われている)ということがわかってしまって、大変恥ずかしい。


ところだ、こうしたことが、オヤジ神経を逆なでする。『日本会議の研究』の著者菅野完氏が、「日本会議とは、日本オヤジ会議』なのだと言っていた。
つまり、男様である自分たちの楽しみにガタガタ言うな、が根底にある。


家長として君臨し、家族を従え、社会で中心を担うオヤジ様を尊敬する社会を復権したい。大西氏の発言の、「私は50年タバコを吸い続けている。家でも自由に吸っているが子ども4人孫6人みんな元気に頑張っております。」にも象徴されている。


こういうオヤジには、庭先やベランダでタバコを吸っている男は情けない、家長の煙は家族は黙って吸い込むものだ、となるのだろう。


私は、ホタル族は、家族への思いやりの表れだと思う。自分の家族の健康と快適な生活を支えるのが、夫・父親の思いなのだから。


未だに日本は、自分が大威張りで家族、職場に君臨することが男の道と思い込んでいる勘違いオヤジが横行している。喫煙・ポルノ性風俗とともに、一掃してほしいものだ。


かまやつひろし氏の歌のに、『男らしいは、優しいことだと、言ってくれ〜』という歌詞がある。少し人生の悲哀をこめ、蛮カラ(意味のわからない人もいるだろう、死語か?)の青春を過ごした男が、結婚し、家族を持ち、かつての男らしさの幻想捨てて、”ちょっと情けなくなった自分”を肯定して歌っている。若い荒々しい男が、優しい夫・父になる。”男らしい”は優しいということだ。家族のために黙ってベランダでタバコを吸うことだ。


粗暴で横暴で権威主義の男らしさを崇めてきた日本の男性に、ちっとも男らしさは感じない。実際卑怯な弱いものいじめにしか見えない。


安倍政権の戦前回帰は優しさのない”男”がのさばる社会への憧憬の実現に他ならない。
それは国会での自民党男性議員の態度を見ていても明らかだ。


追伸
男性ばかりで片手落ち?なので、女性の喫煙について。女性の喫煙は、どちらかというと、自分を強く見せる、男性との対等化、自己防衛、バリア的な意味合いがあると、分析している。私も日本にいた頃のべつタバコを吸ってたが、結婚してアメリカに来て全く苦もなくケロっと吸わなくなった。純粋な愛煙家もいると思うし、タバコ好きの気持ちもわからないではない。ポルノ雑誌もそうだが、きちんと棲みわけし、楽しめばと良い思う。これは差別発言にも通じるのだが、不快を感じる人がいる以上、それらが社会の中心であってはならないのだ。

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昨日庭で、この写真のチップマンクが死んでいた。死因は不明。植物を植えるとそこを掘り返し、迷惑な奴だったけど、可愛い姿を見るのが楽しみだった。お墓を作った。
寂しくなるなぁ(涙)。


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