習近平国家主席のマジ外交、それにひきかえ”よいしょとゴルフ”の安倍首相
アメリカのシリア攻撃に一目散に支持を表明し、北朝鮮問題でもなんとか自衛隊を米軍に同調させ、威嚇を続けたい安倍総理。中ロが提案している6カ国協議にも反対している。
韓国でも、優勢の文在寅・ムン・ジェイン大統領候補も6カ国協議を望んでいる。トランプは自分さえ強く見せられれば、よきにはからえ、大戦争を起こそうなんて覚悟はないのだ。そうすると、当事国の北朝鮮の意思は不明だが、反対は日本だけ!?
中国・習近平氏は、トランプの”いきなりシリア”作戦を受け、そのあと、本当に一国のリーダーとして、いや東アジア一帯のリーダーとしての行動をとった。
単に、”よいしょとゴルフ”の安倍首相、爪の赤を煎じて飲んだらよろしい。
毎日新聞
【ワシントン会川晴之】トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が今月初旬に会談して以後、北朝鮮をめぐる米中の協調姿勢が際立つ。中国批判を繰り返してきたトランプ氏は20日の記者会見で「習主席をとても尊敬している」と称賛、北朝鮮問題の解決に向け、中国が影響力を行使することに強い期待を示した。中国礼賛はトランプ氏の本音なのか、それとも巧みな演出なのか。北朝鮮は16日の弾道ミサイル発射以後、挑発的な行動は見せず、周辺国の警戒が続く。
今月6日夜、米南部フロリダ州パームビーチにあるトランプ氏の別荘「マララーゴ」での歓迎夕食会。メイン料理をたいらげ、「これまで見たこともない美しいチョコレートケーキ」(トランプ氏)を食べ始める頃合いを見計らい、トランプ氏は右隣の習氏にこう語りかけた。
「ミサイルが今、シリアの目標に向け飛んでいる」
10秒ほどの沈黙後、習氏は通訳を介し聞き返した。「もう一度、言ってくれ」
「習氏は反発するつもりだ」。そう感じたトランプ氏は、59発の巡航ミサイルをシリアの空軍基地に向け発射した状況を話し、こう迫った。「子供や赤ん坊にも毒ガスを使ったんだ。当然の行動だろう?」。ティラーソン米国務長官によると、習氏は「子供が殺されているのなら……」と理解を示すしかなかった。ー中略ー
https://mainichi.jp/articles/20170427/ddm/003/030/129000c
接近サイン、明瞭に 中国、米の出方危惧 対北朝鮮
シリア攻撃から一夜明けた7日朝、中国の習近平国家主席は再びトランプ米大統領と向き合った。15分程度の予定だった会談は2時間近くに及んだ。
中朝の歴史を振り返り、中国が直面する現状を率直に語り始めた。先代の故金正日(キムジョンイル)総書記は何度も訪中したが、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は一度もない。関係は冷え込んでいる、と訴えた。
トランプ氏は「10分ほど聞いた後、これは簡単ではないとわかった」と、12日の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューで打ち明けた。会談前は、北朝鮮の最大貿易相手国である中国がなぜ強大な力を使わないのか、といぶかしんでいた。
だが説明を受け「これまで考えていたこととは違う」と悟る。これが米中協調のきっかけとなる。ー中略ー
首脳会談から5日後。12日朝の電話協議で、米中はさらに接近した。
中国外務省は「朝鮮半島の非核化を中国は主張した」として、北朝鮮問題での4項目を発表した。非核化が初めて先頭に入り、用語の使い方も従来と違う。スティムソンセンターの孫韻・上級研究員は「中国がより積極的に問題解決に取り組むと読める」として中国側の変化に注目する。ー中略ー
トランプ氏「大いに信じる」
トランプ氏は電話協議の直後から中国への期待感をツイッターに投稿し続ける。
「中国が北朝鮮に適切に対応すると大いに信じている」13日
「北朝鮮問題で中国と協力している時になぜ中国を為替操作国と呼ぶのか?」16日
さらに「習主席は大好きだ」とまで踏み込んだ。
「中米韓日の4カ国は朝鮮半島の非核化で一致している」マティス米国防長官の発言(18日)では中国の名が同盟国より先にあった。
トランプ政権は北朝鮮政策で大きな転換を図ると訴える。中国を持ち上げつつも「中国ができなければ、米国が同盟国と共にやるだろう!」と、口にする。
だが、その同盟国が賛同するわけではない。特に韓国は首都ソウルが南北軍事境界線からわずか40キロ。境界線付近に配備された北朝鮮の迫撃砲が放たれれば瞬時に「火の海」となる。ー中略ー
選択肢は限られる。その一つが、軍事攻撃を排除せず「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と脅すこと。日本政府関係者によると、実は日本がトランプ氏に進言し、それを機に使われるようになった表現という。ー中略ー
「首脳会談で習氏は南京大虐殺を持ち出し日本を批判した。だがトランプ氏は知識がないため話がかみ合わず、習氏はいらだった」
トランプ氏の外交知識は十分とは言えない。目に見える形で結果を示さなければ、常識外れの行動に出かねない。そんな危機感を習氏が募らせたのかもしれない。
26日には在韓米軍が最新鋭迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」の配備を始めた。北朝鮮の弾道ミサイルへの対処という米韓の説明に中国は納得せず、「中国国内の監視につなげようとしている」と反発する。THAAD問題をめぐる中国の韓国に対する報復とみられる動きが続くものの、米中間では立場の違いが制御されており、北朝鮮問題での米中協調には影響はないようだ。【ワシントン会川晴之】
習近平氏に人物的興味を引いたので少し調べてみた。
習近平氏は文化大革命化で父・習仲勲が批判され、自身も反動学生とされ、1969年から7年間、陝西省延安市延川県に下放されたようだ。ご存知のように批判の対象とされた人々は、肉体的精神的に過酷な状況に置かれた。痛み、屈辱、飢え、貧しさを経験したということだ。
中国共産党の関係者によれば、習は「周囲の意見を聞きながら政策を実行するタイプの人物」であるという。中国国内における習の政治姿勢はリベラルであり、党員、官僚の腐敗に対しては厳しく臨み、政治的にも経済的にも開放的な姿勢をもった指導者として評価されている。現在の中国共産党幹部の演説や文章を、「冗漫、空虚、偽り」で覆われているとし、文章や演説をもっとわかりやすくし、国民に理解できるよう改革する必要性を主張している。「一般大衆は歴史を作る原動力だ。腹を割って話さなければ、大衆は理解できない」と述べ、自身の持つリベラルさの片鱗を見せた。
2013年1月の中国共産党中央規律検査委員会全体会議上、習近平は「大トラもハエも一緒にたたけ」と反腐敗の号令をかけた[38]。党内の腐敗が中国という国を滅ぼすとの強い危機感を訴え、汚職・腐敗の撲滅が共産党政権の安定と継続を保証するとの硬い決意で取り組み始めた.
同月27日と28日の両日、習近平総書記は、「脱貧困」に向けた重要会議を開いた[61]。会議で習総書記は「貧困を解消し、庶民の暮らしを守ることは、社会主義の本質的な要求であり、わが党の重要な使命だ」と述べたと演説した。(by wiki)
ああ、どっかの国の、甘やかされて脳みその腐った”「冗漫、空虚、偽り」で覆われた”為政者たちに聞かせてやりたい。なかなかの名言を発する習近平氏
しかし未だ人権問題などで非難を浴びる中国。それに対して習氏、こんな発言も。
外遊先のメキシコで、「腹がいっぱいになって暇になった外国人がわれわれの欠点をあれこれあげつらっている」、「中国は革命も輸出せず、飢餓や貧困も輸出せず、外国に悪さもしない。これ以上いいことがあるか」と述べた。
国内でも批判を浴びたらしいが、しかし、これも大きな人口を抱え自分の国と格闘している人間の言葉として、大変シビアなものであると思う。相当反骨の人でもあるらしい。
それにひきかえ、日本の政治家は何をやっているんだ。迷言といえば、”ナチスに学べ” ”国民に主権があるのがおかしい” 内閣総理大臣にして”立法府の長” 迷言とも言えない、”でんでん” 意味不明の単に幼稚な生肉説明、待機児童対策で「叙勲において、保育士や介護職員を積極的に評価していくことについても検討していきたい」「南スーダンは、たとえば我々がいまいる永田町と比べればはるかに危険」のおばか丸出しピンずれ
「日本はいわゆる侍の国として、非常に保守的な国でもあります。日本が変われば世界が変わると聞いています」9月2日、NY・男女平等イベントでの安倍首相スピーチ。に至っては、
NYの真ん中で、妄想を叫ぶ?恥ずかしすぎる。日本語もできない。歴史認識も誤っている。憲法も守らない。 国民主権も、議会制民主主義も、立憲主義も 三権分立も 基本的人権さへもわかっていない安倍首相+政府の面々。
加えて、『軍事攻撃を排除せず「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と脅すこと。これは、日本政府関係者によると、実は日本がトランプ氏に進言 って、小狡い悪知恵だけには頭が回る、、、。
今、学ぶべきは、中国、ナチスではない。
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