密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

「戦争が起きれば誰も勝者になりえない」王毅中国外相はこの状況に必要な全てを語っている。

中国が、トンデモトランプの引き起こしたシリア攻撃に端を発し、東アジア情勢を混乱へと導いている今、中国が、アシアのリーダーとしてのかくあるべき、という発言を行った。トランプの尻馬に乗って、見え見えの北朝鮮攻撃に引っ張りたい安倍首相はサリンガス搭載ロケットまで持ち出し(根拠不明)国民の関心を一気に防衛の危機に持って行った。トランプにしても安倍首相にしても、国内の支持率回復や自分のパワー誇示で対局の見えない幼稚な馬鹿騒ぎ、そんなトップをいただいて、実際に武力攻撃は行われる。


この中国の対応は、本来平和憲法を有し、戦争をしない日本が、唯一の被爆国である日本が行わなけらばいけない発言でありスタンスである。


それでも大国中国が、このような声明を打ち出したことは、非常に喜ばしいことで、中国も国際社会での信頼度を一気に上げた。


世界の中心で咲く誇れる国とはこういうことが言える国だ。大国の道義のないパワー誇示の尻馬に乗って、大騒ぎ、恥ずかしすぎる総理大臣。
こういうところでも日本はもはや、中国の敵ではない。せめて、隣国を尊敬し、対話に参加し、遅ればせながら、アジアの平和と安定に協力体制をとり、大馬鹿トランプをなだめ、アジアのことはアジアが主導権を持って解決しますと言えるネットワークを作らなくてはならない。




「朝鮮半島緊張」に王毅外相が再度自制要求 「双中断・双軌並行を細部化した運営方案を提示する」
 北朝鮮の追加核実験と米国の攻撃が議論され、朝鮮半島の緊張状況が高まる中で、中国が「戦争が起きれば誰も勝者になりえない」として、自制を要求した。


 王毅中国外相は14日午後、中仏外相会談後に記者団と会い、「最近、米韓と北朝鮮が互いを狙って刃物を握り弓を引いて、嵐の前夜の形勢になった」として「中国はいかなる形であれ緊張を高める言動と行動に一貫して反対する」と述べた。
ああ、日本がこういうことが言える国だったなら、強制しなくても、愛国心も育つことだろう。



彼は「武力では問題を解決できず、対話のみが唯一の出口ということを歴史は何度も証明してきた」として「朝鮮半島の問題は、誰の言葉がより凶悪で、誰の拳がより大きいかで(解決)できるものではなく、ひとたび本当に戦争が起きれば、誰も勝者にはなれないだろう」と付け加えた。


 王毅外相は北朝鮮の追加核実験と米国の攻撃説が議論されたことを意識したように、「中国は各国に訴える。言動も行動も互いをこれ以上刺激せず、事態を挽回不能、収拾不能の状況まで追い立てるな」として「(朝鮮)半島に戦争と混乱を招こうが迷惑をかけようが、歴史の責任を負わねばならないことであり、当然な代価を支払わなければならないだろう」と話した。


 この日、王毅外相は中国が主張する「“双中断”(北朝鮮の核・ミサイル試験中断、韓米の大規模軍事訓練中断)と“双軌並行”(非核化・平和体制転換)など対話と交渉を通じた解決と関連した後続提案が出てくる可能性をも示唆した。彼は「中国はこれを一層細部化し、適切な時期に運営方案を提示するだろう」とし「同時に中国は開放的態度で各国が努力する建議を受け入れる。対話をするということならば、公式であれ、非公式であれ、2者でも、3者でも、4者でも、中国はすべてに支持を送るだろう」と話した。


 最近、中国政府は各国に自制を訴える信号を連日発信している。この日、中国外交部の耿爽報道官は定例ブリーフィングで「朝鮮半島情勢が複雑で敏感なので、私たちはすべての国に冷静と自制を要求する。朝鮮半島の緊張を高めかねない行動をしてはならない。そうした行動は無責任で危険だ」と話した。これに先立つ13日、王毅外相は朝鮮半島の緊張状況と関連して、「あおりたてたり火をつけてはならない。この問題で火に油を注いではならない」とし「中国は朝鮮半島に混乱が生じることにも戦争が勃発することにも反対する。これは米日韓を含む領域内各国の利益に符合する」と話した。ただし、彼は「挑戦の中に機会があり、緊張の中に対話復帰の機会がある」と但し書を付けた。


北京/キム・ウェヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )


最後は中国らしい意味深長な但し書き。目を覚ました眠れる獅子は、経済を手に入れ、未だに多くの人権問題、弾圧を行いつつも、今、より国際社会に信頼される大国を目指し舵きりをしている。要は、自分の主張をがなり立て拳を振るあげるより、他者から尊敬される態度と、新任の揺るぎなさ、しかし常に対話を求める態度こそ、世界の中心で咲き誇れるのだ。いやそういう国は、世界の中心で咲き誇りたいなどとは全く考えもしないだろう。


中国の国旗が上だとかなんだとかつまらないことを国会でがなり立て、愛国心今をしめす、そういうつまらない、小さい、目先の態度では、この大きな国の目指すところを理解すらできないだろう。今の日本の社会はひどく幼稚だ。



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