密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

安倍総理のイメージアップのため作られた似非ファーストレディーの悲劇

かつて、総理大臣に3歩下がって、控えていた総理夫人。いつから安倍昭恵さんはファーストレディーと呼ばれるようになったのだろうか?


彼女自身に最初から、夫の前に出張っての政治的野心や名誉欲があったとは思えない。
第二次安倍政権から安倍昭恵さんを夫安倍晋三氏のイメージアップに活用しようという動きが安倍政権側にあったのではないかと思う(通常歴代総理夫人付き秘書官・職員は1名、第二次安倍政権から4−5人になった)。 家庭内野党、自分のしたいことをする、お育ちのいいお嬢様で自由奔放な妻を許容する安倍首相は、女性の自由を求める夫として女性からの好感度もよく、女性活躍を推進できる人とイメージを作りアピールしてきたのではないか。


しかし、真剣にファーストレディーという”役職”について考えていなかったため、アメリカのファーストレディーのように、倫理規定、責任、役割が曖昧のまま、安倍昭恵氏の思うがままの行動に任せた結果(彼女に群がる人たちに野放図に親切を振りまいたっ結果)が、現在の様々な問題の浮上である。


これは安倍昭恵という人の不見識というより、まずファーストレディーに持ち上げ、散々利用しながら、都合が悪くなると、私人であると閣議決定する、無責任で浅薄な現政権と、この政権のイメージ戦略を行っている人間たちの罪が大きい。


彼女は、いい素材だった。かわい笑顔、夫に縛られず自由奔放に活躍する素敵な奥様、
国民の味方、子供のいないが仲良し夫婦、首相の夫を尊敬し立てる可愛い妻、てんこ盛りの役割を振られ、国民に夢を見させた。  


米国におけるファーストレディーの呼称は、タイムズ紙記者のウィリアム・ハワード・ラッセル(英語版)は1863年11月6日の日記で第16代大統領夫人のメアリー・リンカーンについて言及し、彼女を「我が国における第一級の女性(The First Lady in the Land)」と呼んでいた[10]。第19代大統領夫人のルーシー・ヘイズ(英語版)は行き届いた気配りが出来る女性で、初の大学出の大統領夫人でもあったことから「我が国の第一級の女性(the First Lady of the Land)」と呼ばれ、その活動内容が盛んに報道された[11]。この表現がその後の大統領夫人の通称として定着することになった。第35代大統領夫人ジャクリーン・ケネディより後のファーストレディは専用のオフィス(英語版)を持ち、専属スタッフを雇い、それぞれ自分が関心を持つ社会貢献活動を推進していくのが通例となっていった。(by Wiki)


現在の大統領夫人の一般的役割は、ホワイトハウスのホステス(賓客のもてなしの差配)であり、アメリカ合衆国大統領の補佐役でもある。夫人(配偶者が)その役割を満たせない場合(ミレリア・トランプ夫人のホワイトハウスに住まずNYで子育て専念などもそれにあたる)他から適任者を選ぶという(トランプの場合、多分娘イバンカがその準備に入っているみたいだ。)ファーストレディーは単に配偶者だけでなく役職なのである。彼女たちは自身の自発的社会貢献の推進をし、全国民を見据え、思想宗教に偏らず、独立した女性としての意見見識が求められ、最も重要な公職にある配偶者のベストパートナー(これは選挙時から、大統領候補の必須条件であり、ファーストレディーの資質も大きなポイントである)子供がいれば、よきアメリカの母であることを求められ、生活へのテイスト(品が良くしかし贅沢すぎないこと)やファッションを始終チェックされ、言動も行動も厳しく衆目を集める。


自分や夫の個人的な思想信条に国民を導くものでも、夫への陳情の窓口であってもならない(偏りを招く場合、貧しい子供たちへの援助、社会的弱者の訴えに耳を貸すことは役割である)。


ファーストレディは選挙で選ばれるものではなく公務員でもないため、給与を全く受け取っていないが、その存在、行動、活動には、多くの注目が集まり、ゆえに倫理規定、責任が発生する。これについての、自他ともの認識が不可欠であり、安倍昭恵氏、および安倍政権側もこの認識をかなり安易に、イメージ先行で捉え、影響力だけを増幅し活用してきた。


それゆえ、所詮はイメージだけの”なんちゃって”ファーストレディーであって彼女の女性活躍は、夫の賢い妻の操縦術の枠を出ず、神様を持ち出し、夫と自分を神に選ばれたと認識し、国民の声に寄り添うつもりが、身近なお友達、同思想の人間への便宜を図る野放図な口利きに堕してしまっていた。


これが、PTAや地域の主婦ボランティアや、企業夫人コミュニティーであれば、個性的、とかカリスマ奥様で大した問題にはならないが、好きなように国家権力を使い、税金を使える(本当は使ってはいけないのだが、、)と認識している夫を自分の好みの方向に操縦、お願いをし、国民の上に”君臨”、いや降臨する女神様になってしまっては、勘違いが過ぎる。


特定団体の広告塔、名誉職、国際社会、国内社会への見識不足による偏った肩入れもファーストレディーとしてはやってはいけないことである。


ただ、一部報道の、元ヤクザ幹部の人が行う動物愛護団体、これは別にこの団体が不正を行っているのでなければ問題にすること自体がおかしい。逆に更生した人に偏見なく接して行くことはファーストレディーらしい行いだと思う(ただ個人の前出にかかわらず、ファーストレディーが関わり合いを持つ個人、団体の身元調査は注意深く行わなければならない。)坊主憎けりゃでなんでも叩くのは、日本の社会の悪い癖だ。


ともあれ、現在の昭恵氏の最も大きな問題、100万円寄付より深刻なのは、国家機密の私物化。国としての決定に”私人”介入を試みたことだ。伊勢神宮がある三重県でサミットができたら、どんなにすてきだろうと思っていた」と話し、首相の決断を「各国の首脳にお参りしてもらい、平和な国際社会をリードしていくという思いもあったのでは」と推し量った。
他民族、他宗教の国際社会へのなんの配慮もない。他の国には日本のように”なんちゃって宗教”ではない、人生の根幹、存在の根幹をなす信仰を持っている人たちもいる。なぜ国家神道の神社にお参りすることが 平和な国際社会をリードすることになると思えるのか、どうか、頭のネジを締め直してほしい。
女性の聴衆に「ご主人のおかしいと思うことは耳元でささやいて。その一言が心のどこかに残ると思う」と語りかけ、「サミットも、三重県がいいんじゃない、とささやき続けたのが効いたのかも」と笑いを誘った
ユーモアかもしれないが、結局夫操縦術披露?
発表の前日に昭恵さんから
「わたしは、首脳たちの夫人を伊勢神宮にお連れします。
会議や話し合いで変わらないものが、きっと感じることでわかること、あると思うの
男たちに変えられないもの、女性ならできることあるわ」
と、聞かされていたので
きっと伊勢に決まるのだな・・・と思いましたが、昭恵さん天晴れです!

天晴れなスペースヘッドです。やはり周りに持ち上げられて、女性の力の意味を勘違い。
先進国首脳の配偶者はすごく優秀な人たちでもあるのだ。
公務員をつけるなら、教育係としてつけるべきでした。



 なんとも釈然としない展開になった『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)による昭恵夫人の国家機密漏洩報道。番組では、2015年6月5日、正式発表より約7時間前に、籠池夫人が「昭恵さんから電話があって、賢島(伊勢志摩)でサミットをやることが決まった!」と話していたという、森友学園の寄付者の証言を放送したのだが、放送翌日の7日に証言者が「6月5日ではなく9日の記憶違い」と態度を急変させ、『グッディ』が急遽、訂正する事態になった。
 すると、これを受けて、ネトウヨたちは『グッディ』やその放送内容を紹介した本サイトに対して「デマだ」「フェイクニュースだ」と攻撃を展開。菅義偉官房長官も国会で「番組が全面的に訂正をした」と昭恵夫人の機密漏洩疑惑そのものを否定した。
 こうしたネトウヨの攻撃や官邸の疑惑否定がまったく根拠のないものであることや、証言者が「9日の記憶違い」と修正したことで話の辻褄がまったく合わなくなり逆に疑惑が深まったことは、昨日の記事で指摘したが、ここにきて、昭恵夫人のサミット機密漏洩について、もっと決定的な事実が飛び込んできた。
 

伊勢志摩での開催を公式発表した当日どころか、その前日に開催地を知らされていた人物がいたのだ。
 その人物は、2015年6月5日の日付で、ブログにこう書き綴っている。
〈正月の3日、安倍昭恵さんとお会いしてからずっと祈って来た伊勢志摩サミット。
昨日の午後、安倍総理から正式決定の発表がありました。
 嬉しいです。(中略)
 発表の前日に昭恵さんから
「わたしは、首脳たちの夫人を伊勢神宮にお連れします。
会議や話し合いで変わらないものが、きっと感じることでわかること、あると思うの
男たちに変えられないもの、女性ならできることあるわ」
と、聞かされていたので
きっと伊勢に決まるのだな・・・と思いましたが、昭恵さん天晴れです!〉


 前述したようにサミットを伊勢志摩で行うことが正式発表されたのは6月5日であるため、このブログは実際には6日に書いた文章ではないかと思われるが、問題は昭恵夫人がこの人物に対し、〈発表の前日〉に「首脳たちの夫人を伊勢神宮にお連れします」と、明らかにサミット開催地が伊勢志摩に決まったことを示唆していることだ。
 この衝撃の内容をブログに書き綴っていたのは、赤塚高仁という人物。赤塚氏は今月『聖なる約束4 ヤマト人への福音 教育勅語という祈り』(発行/きれいねっと、発売/星雲社)という教育勅語礼賛本を出版しており、昭恵夫人が3月8日に籠池夫人へのメールで「来月私の親しい人が教育勅語の本を出します」と書いていた人物である。
 実際、赤塚氏のブログやFacebook、メルマガなどを見ると、昭恵夫人と親しい関係であったことがわかる。


たとえば、赤塚氏が首相公邸に訪問したことが綴られていたり、赤塚氏と昭恵夫人が一緒に写った写真が数多くネット上にアップされており、また、今月15日に開催される首相主催の「桜を見る会」への招待状も赤塚氏は受け取っている。さらに2016年12月には、昭恵夫人と一緒に明治天皇陵を訪れ、教育勅語を朗唱したことをブログで報告。赤塚氏のブログや著書にはスピリチュアル系の文言が並んでいることからも、昭恵夫人と赤塚氏は“スピ友”の間柄であることが窺える。
 

つまり昭恵夫人は籠池夫人のみならず、この親しい友人である赤塚氏にもサミット開催地という「国家機密」を漏洩させていたのだ。
 

しかも、この赤塚氏のブログによると、昭恵夫人は安倍首相に対し、サミット開催地を伊勢志摩にすることを熱心に働きかけていたようなのだ。
 現に、赤塚氏のブログにはこう書かれている。
〈ところで、夕刊を見たら 2016年のサミットの開催地に三重が立候補したとの記事。
鈴木知事、よくぞ手をあげてくださいました。
正月に昭恵さんと食事した時、「伊勢でサミットできたらいいわねって、主人と話してるの。三重はまだ手をあげてないけど」ですって。
よほど知事に電話しようかと思ったくらいですが、静かにしていました。
ようやく立候補してくださいました。〉(2015年1月21日)
〈「来年ね、サミットがあるでしょ。伊勢でできたらいいわねって彼と言ってるのよ。でも、三重県が手を上げないのよ」とビックリすることを言われました。
三重に帰った私は、三重県がサミットの誘致に名乗りでることを毎日祈りました。〉(2015年2月27日)


昭恵夫人が「サミットを伊勢でできたらいいわね」と語り合っている「主人」「彼」とは、ほかでもなく安倍首相のことだろう。実際、2015年8月1日に昭恵夫人が三重県いなべ市で行った講演会の模様を、中日新聞は以下のように伝えている。
〈(昭恵夫人は)サミットの同県志摩市での開催地決定について、「サミット、三重がいいんじゃない」と安倍首相にささやき続けたエピソードを明かした。
 昭恵さんは「伊勢神宮がある三重県でサミットができたら、どんなにすてきだろうと思っていた」と話し、首相の決断を「各国の首脳にお参りしてもらい、平和な国際社会をリードしていくという思いもあったのでは」と推し量った。
 女性の聴衆に「ご主人のおかしいと思うことは耳元でささやいて。その一言が心のどこかに残ると思う」と語りかけ、「サミットも、三重県がいいんじゃない、とささやき続けたのが効いたのかも」と笑いを誘った〉
 ようするに、昭恵夫人はもともとサミットを伊勢志摩で開催することを熱望して、安倍首相に進言していたのである。赤塚氏に開催決定を事前漏洩したのも、自分の希望どおりに開催地が決まったため、黙っていられなかったのだろう。そう考えると、籠池夫人に5日午前中に電話をかけていた疑いはますます高まるし、それどころか、他の知り合いにも事前漏洩していた可能性もある。
 しかも、このブログから読み取れるのは、機密漏洩だけではなく、サミットという国家の重要な外交行事を、首相夫人が私物化していたという事実だ。
 前述の通り、赤塚氏と昭恵夫人が会い、伊勢志摩でのサミット開催を祈ったのは2015年1月3日のことだが、安倍首相がサミット開催地に伊勢志摩と言い出したのも、2015年の1月のことだった。
 同年1月5日に安倍首相は閣僚らとともに伊勢神宮を参拝しているのだが、朝日新聞2015年6月6日付によれば、その際、安倍首相が「ここはお客さんを招待するのにとてもいい場所だ」と言い、これを聞いた首相周辺が、同行していた鈴木英敬三重県知事に「サミット候補地として立候補すればいい。いま直接、首相に伝えるべきだ」と進言したという。そして、鈴木知事が「今から手を挙げても間に合いますか」と訊くと、安倍首相は「いいよ」と即答したというのだ。


国家機密の事前漏洩どころか、サミット自体も安倍夫妻が私物化していた──。そもそも、サミット開催地に最後に名乗りをあげた伊勢志摩の決定は、大逆転の決定だった。当時サミット開催地をめぐっては仙台、新潟、長野・軽井沢、浜松、名古屋、三重・伊勢志摩、神戸、広島の8カ所が立候補し激しい誘致合戦が繰り広げられ、メディアも各社がギリギリまでスクープを争っていた。当初は神戸、軽井沢が有力視されていたが、伊勢志摩の立候補あたりから混沌としてくる。当時本サイトでも、候補地争いについて記事にしているが、発表直前の6月1日の時点でまだ「広島か、伊勢志摩か」と絞りきれていなかったのである。
 しかも、昭恵夫人が熱望していた「伊勢神宮参拝」というのは本来、サミットとはまったくそぐわないどころか、物議をかもすことは必至だった。なぜなら、伊勢神宮は、戦前・戦中日本を支配し、祭政一致の国家主義、軍国主義に突き進ませた「国家神道」の象徴だからだ。実際、海外メディアからは伊勢神宮参拝について厳しい批判が出た。たとえば、英紙「エコノミスト」(電子版)はサミットでの伊勢神宮参拝が〈戦前日本の政治家が侵略帝国主義を推し進めるために偽装した神道に対し、G7が国際的信用のお墨付きを与えることになる〉と危惧していた。
 しかし、昭恵夫人は夫に「サミット、三重がいいんじゃない」とささやき続け、結局、サミット開催会場は伊勢志摩に逆転決定。昭恵夫人が熱望していた伊勢神宮参拝も実現し、当日、昭恵夫人は得意げに首脳夫人たちをエスコートしていた。
 もちろん、サミットの伊勢志摩開催は、安倍首相の改憲運動のパートナーである日本会議や神社本庁へのプレゼントの意味合いも大きかっただろうが、昭恵夫人の「ささやき」が大きな役割を果たしたことは、本人が自負している通り。首相夫妻による独裁国家化はすでに危険水域を超えていると言うべきだろう。
(編集部)


昭恵氏のお付きの財務相出向職員も、きっと楽しかったんだと思う。準キャリアでは、上司の指令通りで、自分から発案などできるものではないだろうに、昭恵夫人付きで、彼女の信頼を得て、輝く女性同士頑張りましょう!!なんて言われて、彼女を一所懸命支えようとしたとしても不思議ではない。
自分のボスより彼女の夫の方がよほど大きな権力があるのだ。決して、自分の欲得のためではなかったのだろう。ただ、あまりにも、ドメスティックに事が運んでいった、誰もたしなめる者もいず、昭恵氏の神輿を担ぎ続けた。昭恵氏本人も、なんでこんなトラブルになっているのか未だにわからないのかもしれない。


ファーストレディーは”我が国における第一級の女性” そう呼ばれるには、何よりその資質が問われ、判断力が問われ、責任が問われる。せめて、自立した人間としての責任を果たすべく国会証人喚問、あるいは責任ある態度で記者会見を行うべきだ。


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