密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

『公党間の合意は重い。』そんなことも理解できない新代表候補たち。

公党間の合意は重い』5日に行われた記者会見での共産党小池書記長の言葉だ。

まさにその通りだ。かけすぎるぐらい時間をかけ、党首会談を重ね、やっと動き出した野党共闘。確実に成果を上げた。より迅速にまとまり、流れに乗ってのスタートであれば、もっと大きな成果も出ただろう。


党のイメージ一新にばかり頭が動き、この『公党間の合意は重い』をあっさり無視、というより、考えてもいない。自分たちには好きに決める権利があると言わんばかり。非常に利己的で、政治の最低線のルールもわきまえない。安倍政権と同じだ。向こうは結束が固く、イメージ操作のプロが付いていて、報道も統制して、しかも政権与党なのだから無茶をまかり通すことができているが、今の民進党に何がある。


大人として政治家としての最低線の信頼を果たすべきだろう。
この小池書記長の言葉のどこに矛盾点がある?


自党のみに向かった内向きの浮かれた方針を見直し、野党第1党の責任を真剣に考えて欲しいものである。



赤旗野党共闘、公党間の合意に基づいて議論を/小池書記局長が会見

日本共産党の小池晃書記局長は5日、国会内で記者会見し、民進党代表選で野党共闘をめぐって出ている議論について問われ、「日本共産党は、野党共闘に安保条約や自衛隊に対する共産党独自の政策は持ち込まないと繰り返し表明しています。天皇制についても、綱領で天皇の制度を含めて憲法の全条項を守ることを明確にしています。また、当面の政治課題になっているわけでもありません。野党の共闘にとって何の障害にもなりません」と強調しました。

 小池氏は、4野党の間で、これからの国政選挙でできる限りの協力を行うことを何度も
確認し、アベノミクスによる格差と貧困の拡大を是正することなどに加えて、15本の共同法案や市民連合との間で確認した19項目の政策など共通政策を豊かに発展させてきたことを強調。「公党間の合意は重い。これまでの合意に基づいて議論し、さらに発展させていきたい」と表明しました。

 そのうえで小池氏は、民進党代表選で憲法審査会の議論に積極的に参加していくといった議論が出ていることにふれ、「4野党は党首会談で『安倍政権のもとでの憲法改悪に反対する』ことを合意しています。そして、憲法審査会は憲法を一般的に議論する場ではなく、改憲案および改憲発議の審査を目的とする機関です。そのことを踏まえて対応するべきです。政党間の合意に基づいて改憲反対という立場を貫くことを求めます」と述べました。


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野党共闘、ぐずぐず時間をかけてやっと決め、またすぐ覆す。

共産党志位委員長が、国民連合政府構想を打ち出し、国民の度肝を抜いた。小沢一郎氏がより個人心情に負担が少ない、融通のきくオリーブの木構想を提案。多くの市民運動が盛り上がり、無血市民革命が成功する機運の高まりを見せていた。


その動きに、水を浴びさかけ続けたのが民主党ー民進党だった。安倍政権の暴走を止めるより、自分たちのプライドとアレルギーを優先させ、その実、大手企業正規社員組合=連合の圧力に逆らううことも、彼らを説得することもできず、矛先を共産党批判に向け、安倍政権に逆手を取られ、”民共民共”とネガティブイメージとして吹聴された。


彼ら旧民主党の人たちは、なぜ、嫌われるのかわからないのだろう。個々の議員がいい政策論争を国会で挑みはしても、政党として信頼されない。
民進党は表のイメージを変えれば、国民が新生民進党と思ってくれる、そう思っている。


思えば、政権交代鳩山総理が、当時オバマ大統領の出願に、感激し、新生の民主主義を日本でも!!と語っていたことを思い出す。希望を持つことはいい、オバマ大統領の勝利はアメリカの歴史上の無血革命の成功と言っていい出来事だった。しかし晴れがましい興奮と過剰な期待は失望に転じやすい。ブッシュ政権で死に瀕してたアメリカ経済を横ばいに戻すだけで、2年。派手な成果ではなく、期待外れの声も大きかった。それでも人気は4年、静かな大統領のもと、じわじわと持ち直してゆく過程に、共和党の声高の避難が続いた。しかし米国民はオバマ大統領の続投を望んだ。そして後期、議会のねじれで思うようにならないことが多かったが、平和的歴史的前進も果たし、核軍縮のレガシーに挑んでいる。 方や鳩山政権は?初の選挙による政権交代、長年自民党で、融通をし合ってきた、官僚茶坊主の嫌がらせに、浅野匠の鳩山切腹、という感じ。味方である党内も、われがわれがで足を引っ張り、小沢氏の陰謀失脚はこの決着力の弱い心与党政権の空中分解を狙う、必殺の一撃。希望に燃える鳩山総理の脇をしっかり固め、茶坊主を時間をかけて手なずけ、一枚岩で、最初の民主党の希望を貫くために、表に裏に、日に陰に全員で努力して、4年、5年で改革や成果がではじめるのが政治だろうに、世論に右往左往、自民の突っつきに右往左往。おぼこいといえばおぼこいが、それでは国政は担えない。他から文句が出れば、待ったましたと党内の一派が騒ぎ立てる。党内で徹底的にと話し合い、みんなで決めたことは、多少のことではぐらつかない、させないという共産党を少しは見習ったらいい。民進党のダメなところは、人の言うことに右往左往、それも国民生活の本質に向いていない、連合や、自民党、国民より、安倍総理の言うことにウロウロ反応する、なめられた当たり前だ。


散々グダグダして、国民の気持ちを削いで安倍政権に利し、やっとこすっとこや東京等が動き出した、と思ったら、その一番足を引っ張ってた党が、代表を変え白紙に戻す。
”やってられねぇーよ”と言いたくなる。 国民は民進党に期待していない。期待するとしたら野党共闘なのだ。その辺勘違いして、野党共闘も、民進党が政権交代可能な二大政党になるため、とか、あわよくば与党返り咲きとか、そんな妄想のために野党共闘があると思っている、その程度の幼稚な自意識過剰の集団それが今の民進党だ。


民進党が変わった、本気になった、と国民に思わせたいなら、自分たちから、共産党に全面な共闘を呼びかけ、4党首で国民視聴可能な場で公開の政策討論を徹底し、異差、妥協、譲歩できる点、封印する政策をきちんと決め、その上で、連立政権を前提の選挙協力
をする。これをやれば、国民の信頼は回復する。 ぐずぐずで腰の弱い民進党に、粘り腰の共産党とどう政策で望めば、茶坊主にもそうそう侮られない。


だいたい、天皇制や自衛隊に対しての姿勢を、志位委員長が何度きちんと表明しても、
いや本心じゃないとか、党是は自衛隊廃止論だとか、話を聞かず蒸し返し、それを理由に政権を共にできないなど、真剣に向き合っていない証拠だ。


”民主党嫌いのあなたへ。すぐに信じなくてもいい。野党として、止める役割をやらせてください” なんて選挙キャンペーンのフレーズがあったけど(ホント、ナイーフだよね)嫌いな奴(ダメな奴)を持ち上げなくてはならないこちらの気持ち考えてもみてよ。
なんでそうなるか?結局、日本人は中途半端が好き、ってことかなぁ


自分を変えずに、変わったように見せよとしても、その心根を持って何も変わらない。
そんなに野党共闘が嫌なら、野党やめてもいいよ。お維新のあざといアイデンティティーの主張の方が、気が利いてる。どうぞ、安倍一派に不満を抱く自民党議員と新党旗揚げしてください。『新党、昭和の日本に戻します』なんでどうよ?


安倍政権に対する怒りとは別種の腹立たしさを感じる民進党。あなた方は一体どうしたいんだ!!!!!


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過剰装備の自衛権+防衛研究助成18倍、書を捨てて武器を作れ

経済的徴兵制は、まず頭脳から。大学締めつけに容赦ない安倍政権。卒業式に国旗・国歌を強制し、人文学科を廃止に追い込み、役に立つ理工系のみを残す。何の役に立つのか?
お国のために軍事に対応可能な研究ができること。助成金昨年度比18倍の予算計上。権力で圧力をかけ、札びらで横ったらを叩く。ヤ*ザと変わらないやり方だ。
しかし、大学側は抵抗する科学者の矜持を示している。

防衛省は三十一日、過去最大の総額五兆一千六百八十五億円に上る二〇一七年度予算の概算要求を発表した。一六年度当初予算比2・3%増。このうち、企業や大学に対し、軍事に応用可能な基礎研究費を助成する「安全保障技術研究推進制度」予算として、一六年度の六億円から十八倍増となる百十億円を要求した。資金提供を通じ「産学」側に軍事研究を促す姿勢を強めた。(新開浩)
 

この制度は、軍事への応用が期待できる基礎研究を行う機関に、最大で年約四千万円の研究費を三年間助成する内容。制度が創設された一五年度は三億円の予算枠に百九件の応募があり、九件が採用された。一六年度は予算を六億円に倍増したが、応募は前年度の半数を下回る四十四件に減少。採用は十件だった。応募が減った背景には、主に大学での軍事研究の拡大に対する研究者の警戒があるとみられる。新潟大学は昨年、学内の科学者の倫理行動規範に「軍事への寄与を目的とする研究は行わない」と明記。京都大は今年、学長らでつくる部局長会議が、軍事研究に関する資金援助は受けない従来の指針を再確認した。
 一方、自民党の国防部会は五月、軍事研究費の助成制度を百億円規模に増額するよう提言。多額の武器開発費を投じる中国への対策が必要だと強調した。これを受けた今回の大幅増要求により、防衛省は一七年度以降、研究テーマ一件当たりの助成費の増額や研究期間の延長を目指す。
 これまでに助成対象となったテーマは、レーダーに探知されにくいステルス性能が期待できる新素材の開発や、海中での長距離・大容量通信を可能とする新型アンテナの研究など。
◆軍事費増やす構図
<大学の軍事研究に反対する「日本科学者会議」事務局長の井原聡東北大名誉教授(科学史)の話> この助成制度は、民生にも役立つ技術を研究するという名目で、軍事費を増やすシステムだ。研究者を大金でからめ捕るやり方は許し難い。助成額を大きくすることで、減少した応募件数を増やす狙いではないか。
(東京新聞)

世論で、この軍事用研究拒否の大学の姿勢を後押ししよう!!!


多くの科学者は、常に自分の純粋な研究が、悲惨な成果を生むことを自覚し、その使用に責任を持ち警戒もしている。


こんなことより、政府はもっと助成しなければならない分野がある。 


3・11の時、人間の入れない格納庫内をアメリカから借りたロボットに視察させた。ある日本の研究機関の職員はラボのホールにガラスケースで展示されている探査ロボットを見つめ、我々はあと一歩まで研究開発を進めていたが、政府からの助成金打ち切りで断念せざるをえなかった。役に立たない(!!)研究と見なされた、と悔しそうに語った。


彼らの頭では、専守防衛国のステルス機能開発が有用(?)で、危険エリア探査ロボットが役に立たないという発想なのか? 原発の核廃棄物処理の研究・10万年地中に埋める以外に何かないのか?という研究、放射能除去、汚染洗浄。 不可能と思われる、しかし現実的に将来にわたり非常に必要な研究にこそ、成果がすぐに生まれなくても、多額の助成を与え続けるべきだ。


昨今急激に増え続ける癌のより良い治療法、認知症の予防研究 上の図にある、極細繊維有毒ガス吸引シートなど無責任なバラマキより紛争地域、環境汚染地域への国際貢献可能。その他、こんなもの何になるんだという研究に、力を課すことが、人類の英知を育ててきたのだ。アートだって、あんなもの何の役にも立たない、がそれに価値を見出す社会、必要とする人々の感性・価値観こそ、人間の尊厳を全うする社会だ(我田引水?)


戦争なら、敵の殲滅なら、蟻や蜂だってかなり高度なシステムで行っている。 敵(とみなす人々)を効率よく、お手軽に大量に殺す方法を、研究したい科学者などいない。しかし現政権と、防衛省トップにはそういうことこそ、の発展、国力増強だと考えている人間たちがいる。


日本は核廃棄物処理のエキスパートになるべきだ。処理と再生。不可能に近いのかもしれないが、もしそれができれば、世界中から引っ張りだこのビジネスにもなり得る。原発を無責任に輸出するより、核兵器保有国の夢の実現を虎視眈々と狙うより、人間らしく、何より、唯一の被爆国日本らしい。


荒唐無稽な話だが、地中に保有するのなら、膨張し続ける宇宙の広大さに預けることも可能性だ。不出来な子供の不始末を飲み込んでくれるかもしれない。


ともあれ、フラットな頭の現政府が、学問に手を突っ込んでかき回す、こんな最悪なことはない。口を出さずに金を出せ。短絡思考の国威掲揚(マッチョな力こぶを誇示する愚)に学問を利用してはならない。これは、文系潰しに対してもだ。


現政権と防衛省、あなたがたの貧困な想像力と低劣な価値観に国民を巻き込まないでくれ。日本は他国から何を言われても(本当に言われたのかも疑わしいが)、単なる理想と他国が思う、平和憲法のもと、不戦70年(71年目は壊れている)その実績で、今こそ世界に軍縮、核兵器廃絶を訴えるべきなのに、70年の歴史を一内閣が勝手に泥まみれにしようとしている。 日本人が本当に自分たちの意思で、70年に平和、不戦反戦、を誓ってきたのか、いまこそ問われている。

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