密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

米議会超党派で大統領圧力を排除、方や日本は政権が渦中の元大臣を国会質疑から排除(擁護)

どこかの国とはえらい違いだ。このところ日本のことがあまりにいろいろあって、アメリカのことは書けなかったが、トンデモ・トランプ・ワンマン大統領の周りでは解任劇が繰り広げられた。ラインス・プリーバス大統領首席補佐官、スパイサー報道官。彼の辞任原因となったトランプ以上の暴言を吐き散らしたアンソニー・スカラムッチ大統領報道官はたった10日で辞任。そしてトランプはセッションズ司法長官がロシア疑惑の捜査から身を引いた件で、同氏を激しく非難。新たな司法長官を任命し、マラー特別検察官を解任させるのではないかとの臆測が広がっている、ことへの対抗措置をべい議会が超党派で行った。

トランプ氏(左)によるマラー特別検察官(右)の直接解任を防ぐ導入案が提示された


ワシントン(CNN) ロシアの米大統領選介入疑惑で、捜査を進めるマラー特別検察官がトランプ大統領から解任されるのを防ごうと、超党派での動きが加速している。
共和党のトム・ティリス上院議員と民主党のクリス・クーンズ上院議員は3日、大統領が特別検察官を直接解任することを禁じる措置の導入案を示した。5月に任命されたマラー氏にも適用される。



また、同案では上院の承認を得た司法長官だけが特別検察官を解任できるとも規定し、司法長官経由での解任も実質的に閉ざす。
トランプ大統領はセッションズ司法長官がロシア疑惑の捜査から身を引いた件で、同氏を激しく非難。新たな司法長官を任命し、マラー特別検察官を解任させるのではないかとの臆測が広がっている。


ティリス氏はCNNの番組で、大統領が特別検察官を解任する権限を維持するとしても、司法手続きの裏打ちを確保したいと発言。また、セッションズ長官を「素晴らしい仕事をしている」として評価した。


仮に超党派での提案が議会を通過し、大統領が拒否権を発動した場合は、議会が拒否権を覆す動きを見せるだろうとも述べた。


アメリカ大統領は大きな権限を持っているとはいえ、容易に権力者の横暴は許さない措置も施されている。何より、気骨のある正義を行う政治家、法律家、報道陣がいる。
国民の反応も健全に、トランプ支持率はまた下がり33%歴代最低を更新し続けている。


日本のように、もう明らかな隠蔽、議会への出席拒否を政権ぐるみで平気で行うことなど、アメリカでは考えられない。
安倍政権のやり方は、理屈の通らないことを無理やる押し通すことが平気になった感覚の壊れた人間たちの所業だ。仕事人だかなんだか知らないが、セカンドハンドの大臣経験者を集め、握った権力に恋々としがみつき、中心はやはりいつものお仲間。内閣改造、もう一つの目的は渦中のお仲間を国会の追及から守るため。これで9%も支持率が上がるのだから、困ったものだ。しかし、支持率がこのまま上がって行くとは思えない。早速各大臣の男性ならではの見苦しいスキャンダルが出始めている。


日本の民主主義の脆弱さ、それは相互信頼社会を基礎に成り立たせたからで、信頼や案目の約束、良心などを無視する人間には、いいようにねじ曲げられることが安倍政権下で露呈した。多民族国家のアメリカは良心や暗黙の信頼に頼らず法体系を作ってきた。
日本も今後の課題かもしれないが、とにかく安倍一派を権力の座から追い落とさなければ日本の未来はない。今国民にできることは、安倍政権不支持を表明し続けることだし、それは有効に働いている。


森友問題も籠池氏逮捕後決定的証拠が出ている。このまま、お仲間を国会に呼ばず、森とも・加計学園問題・日報隠蔽問題をうやむやにし、改憲に強引にシフトなどさせてはならない。そのために、”支持率を落とす”ことだ。


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オリンピックの是非を問う久米ラジオが面白い。出演の有森氏指摘のオリンピック運営”横柄・雑・傲慢”は、まさに安倍政権の性格

一時期大問題になった、国立競技場、強引見切り発車取り壊し・デザインコンペ決定さしもどしトラブル・エンブレム盗作疑惑・聖火台も空調もない競技場。


森・加計問題ですっかり目を引かなくなったものの、それれの問題は予算のふくらみとともに未だ解決されていない。


誘致の時点でも黒い噂が流れ、結局箱物行政推進で、日本の食文化の中心である築地市場まで、土壌汚染の上に追いやられる。


アスリートの有森裕子氏が、”久米宏ラジオなんですけど”に出演し、オリンピックに苦言を呈しているが、それが見事に真っ当。


19分ぐらいからオリンピックの是非を様々な世代に問うリスナー国民投票。驚いたのが町の女子高生たちが、「引き受けてしまったのだから、返上すれば他の国にも迷惑がかかる」という意見。”ゆとり”の”さとり”のと言っていても、世代を超えて、ナイーフ日本人のDNAは健在。


しかし、この人に迷惑をかけてはいけない、一度決まったものには従わなくてはいけない、という日本人らしさが、権力にいいように利用されてしまう、、、。日本のトップは高潔無欲人格でないと国民は不幸になる。心が悪い人間がトップを取れば、簡単に国家を私物化できる。


各世代識者の意見もとても面白い(34分くらいから)。
有森さん出演は51分から。

久米宏 ラジオなんですけど(2017-6-17)


有森氏は、カンボジアの地雷で手足を失った子供たちの支援、対人地雷廃絶のため、チャリティーマラソン企画など活動を続けている。 ”ハート・オブ・ゴールド”と称えられ、同盟の組織もでき活動を広げている。心の金メダリスト=ノーブレスオブリージュを体現している方。


その有森氏の意見、リテラも取り上げています。


有森氏発言の文字起こし(リテラより)
現在の五輪のあり方、そしてアスリートファーストに疑問を呈したのだ。
有森はまず“アスリートファースト”という言葉に対する違和感について、こう語っている。「(アスリートファーストという言葉は)違和感だし、どういう意味合いで言っているのか、みなさんそれぞれすごく違うような気がするんです。アスリートがアスリートファーストで考えて欲しいと言うのと、まわりの人が言うのは違うと思うんです。

しかも掲げて言うほどのものではなく、本当は“社会ファースト”だと思うんです。


スポーツも文化もすべて社会で人間がきちんと楽しく、平和に健康でいるための手段のひとつ。音楽や物をつくる、スポーツする。オリンピックもそうした手段のひとつだと思うんです。ですからすべては社会の感覚と一致しないといけない。そうすると“手段”がファーストになるのはおかしいですよね。すべては社会ファースト。ですから社会のことを考えて、その感覚と一致しなくてはいけない。でもいまのオリンピックの考え方とか、ことの進め方は、ある時点から、もちろん招致のときからあったのですが、あまりにも“オリンピックだからいいだろう”“だからいいだろう”“だからこう決めるんだよ”とあまりに横柄で。なぜこうまで偉そうになっちゃうんだろう。社会とずれる感覚を打ち立てて物事を進めている。横柄だし、雑だし傲慢


“社会ファースト”という視点から、さらに有森氏はそもそもの東京五輪開催の理念の変遷、そして“五輪返上”の声についてもこう触れた。
そもそもなぜ東京五輪を招致したのか。一番大切なのが、復興だったはずです。スポーツによって、日本を元気に変えよう。日本に大きな災害があって、オリンピックを呼ぶことで復興させられるんだと、最たる手本になる国になる。そのつもりで私もブエノスアイレスでロビー活動をしました。でも蓋を開けたら全然いま違う。復興どころか、どこを見ているんだろう。結局何をやろうとしているんだろうというのが正直あります。どこか不安で、反抗したくなるような、やらなきゃいい、返上すればいいという感情を促してしまう。すごく残念です」
「そのしわ寄せは子どもたちにいく」
また、有森氏は、五輪の裏でうごめく“利権”や“政治”についても、示唆した。


「昔からオリンピックは政治は関わらない、純粋なものだと言われますが、そんなこと信じている人はこれっぽっちもいないと思いますよ。ロビー活動をしていると、政治力や、どんな人が関わっているとか、お金とか。そうしないと組み立てられない現実をみんながわかっている。本当に裏、裏、裏、汚い、汚い」
「みなさん、開催するにあたってもっと興味をもってほしい。
お金の感覚とか、ものの進め方。東京だけでなく全国にしわ寄せがきますから。無関心であってほしくない。怒るところは怒ってほしい」


返上は現政権もひっくり返さない現状で、無理だろうなぁ。
せめて開催を10月に変更し、高湿度を伴う猛暑を避けるべき。
新国立競技場の予算オーバー対策で冷房削減『世界では屋根が完全に閉じない競技場で観客席などに冷房を設置する例はほとんどなく削減対象となった。観客の熱中症対策として休憩所や救護所を増設する方針。』産経新聞 というのだが、世界って何処? 各地の夏の気温湿度を考慮せず、世界で例が”ほとんど”ないという理由で削減。ほとんどということはあるところもあるということ、そこはどこか?空調がないと、観客の健康に影響する地域なのではないのか?


正直日本の夏は、フロリダよりしんどい。人が大勢集まり熱気を孕み、具合が悪くなったら、休憩所や救護所にたどり着けるのか? とんでもないことになりそうだ。


木材を使って日本風を演出? 木材不足で各地の被災地再建に支障が出ている。違法伐採など、オリンピックにまつわる企画全てが、”雑”なのだ。
(ところで安倍政権はなんで木材にこだわる?環境問題で割り箸が攻撃され、”My箸” なんてのが流行ったけど。何か裏がある? 対ミサイルシャルター付き木造建築なんて矛盾がすぎる) 


オリンピック返上より、まず、日本スポーツ振興センター(JSC)と森喜朗氏を筆頭の大会組織委員会の役員を辞めてもらってはどうか。どういう基準で選ばれたのか、質ている人いますか?せめて開催都市東京の都民は知る権利がある。


横柄で傲慢な利権ボケした人たちによる雑な計画がどれだけの税金が無駄に消費されたか、その責任は誰の取らない。 日報隠蔽問題で辞任でも、派手な辞任式でご満悦な稲田大臣よろしく、こうした人たちは一切自分は痛まない。


基礎が悪いところに補充補充で付け足して言ってもお金がかかるばありで、新しい問題が湧いて出る。オリンピックが終わって、財政の破綻がのしかかってくることを考えれば、返上もそう無茶な考えではないのかもしれない。


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新内閣改造、表面地味色ぬりかえ、安倍不信の根本変わらず

単なる言い訳、目先変え、どころか、渦中の人物の隠蔽も含めた、ご都合主義内閣新人事。何しろ、政治不信の中心安倍総理が「人心一新」などとまた口当たりのいいスローガンを持ち出し、しかし人心には自分は含まれていない。かつ自民砦の3悪人、菅官房長官、麻生副総理留任。 ”自民党感じ悪いよね”を代表する、上から目線で問答無用の二階俊博幹事長、それでも弁護士?の高村正彦副総裁続投。


賑々しく辞任式を楽しんで満面笑顔の稲田氏は、その辞任で”責任を果たした”として、国会出席を拒否 これまた高飛車・竹下国対委員長は「辞任した大臣を国会に呼び出すということは、やってはいけないという判断をした」ってどいう理屈? やめたらそれで全ての疑惑は封印されるなんて許されるわけもないし、罷免ではなく、いい加減やめたかったのルンルン辞任にそんな重さの欠けらもない。


後釜大臣にいくら追及しても所詮他人事、ののようなことが起こらないように真摯に努力が関の山。


後釜文科省も同じ、文科行政に精通しているわけではない。恐らく“戦後処理”の引き受け手が見つからず、閣僚経験の豊富な林氏が押し付けられたのだろう。


野田聖子、河野太郎両氏が目玉?小泉進次郎を筆頭副幹事長に抜擢
日刊ゲンダイ記事より
政治評論家の野上忠興氏がこう言う。
「歴代政権の閣僚、党役員人事を40年以上見てきましたが、今回ほど意味のない人事はありません。改造人事は新鮮さが不可欠なのに全く感じられず、政権として何がやりたいのかもサッパリ分からない。目玉人事で伊吹文明氏を文科相に起用しようとして固辞されたようですが、国権の最高機関の長である衆院議長経験者が引き受けるはずがない。常識的に考えれば当たり前なのに、そんなことが判断できないほど今の安倍政権は追い詰められているのでしょう。小手先の人事でゴマカそうとしているのが一目瞭然です」


「安倍官邸が“お友達”を重用し、党内世論を無視して好き勝手にやってきたツケが如実に出ているのです。つまり、本気で支えようとする人がいない。政権支持率が高かった時は何でもやりたい放題だったが、今のように落ち目になってから頼まれても所属議員はソッポを向く。弱くなった安倍政権のために一肌脱ごうという人が誰もいないため、とにかく政権を維持するには派閥のバランスを考えた人選や、大臣経験者を起用するしかないのです」(野上忠興氏)


かけ問題の中心で暗躍の、萩生田官房副長官もめでたく幹事長代行に昇格
「加計問題で疑惑が指摘された萩生田官房副長官が幹事長代行に決まりました。問題が取り沙汰されている議員が何ら自重することなく、そのまま党の要職に就く。国民がこの人事を見れば、どう思うでしょうか。政界では不祥事を起こした議員は、次の人事で何の役職にも就かず『1回休み』が常識ですが、安倍政権には通用しない。有権者に『まったく反省していないではないか』と受け取られても仕方ありません」(政治ジャーナリストの角谷浩一氏)


「政権に緩みがあるのではないかという厳しい批判があった」いや、緩みより驕り。
厳しい批判は、その驕りでなんでも好き勝手できると思い、法律を改悪し、憲法を無視し
国民を甘く見てないがしろにしている安倍政治に対してであることを、反省はおろか、理解すらしているとは到底思えない。


安倍親分を筆頭に、傲慢オヤジ5人衆ー麻生・菅・二階・高村・竹下と萩生田・世耕など安倍子分を全て排除しなければ、終わらない。


こんな、なんちゃって内閣改造で支持率アップなど決して許してはいけない。

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