密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

暴言嘘つきキングVSフェイクニュースの帝王

昨年末はCPAC-保守政治行動会議に呼ばれて来日し、”トランプの元側近””影の大統領”などともてはやされたスティーブン・バノン
バノン何しにきたの?トランプのために暗躍、アメリカー日本の保守グループが招待 - 密接な関係にある他国から


ホワイトハウスをさっても、トランプサポートを表明し、不仲ではないと伝えられていた両者が、激突?

ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領は3日、最側近だったスティーブ・バノン前首席戦略官の発言を巡り、同氏が「正気を失った」などと強い口調で非難する声明を発表した。


バノン氏は近く出版される内幕本の中で、大統領選挙のさなかにトランプ氏の長男ジュニア氏や娘婿のジャレッド・クシュナー氏がロシアの弁護士と会っていたことについて、「反逆的」「非愛国的」と形容していた。
トランプ大統領の3日の声明では、「スティーブ・バノンは私とも大統領としての私とも何の関係もない。彼は解任された時に職を失っただけでなく、正気も失った。スティーブは、私が17人の候補者を制して指名を勝ち取った後に、私のために働いたスタッフだった」と強調した。


トランプ大統領はさらに、バノン氏がマスコミと慣れ合っていたとする批判も展開し、同氏は首席戦略官時代、「偽情報」を流すことに多くの時間を費やしたと主張している。
トランプ政権の内幕を暴露した書籍の一部内容は、3日の英紙ガーディアンの報道で明らかになった。この中でバノン氏はジャーナリストのマイケル・ウルフ氏のインタビューに応じ、ジュニア氏やクシュナー氏ら陣営幹部の3人が、民主党の候補者だったクリントン氏に不利な情報を入手する目的でロシアの弁護士と会ったことを批判している。
「この陣営幹部の3人は、トランプタワーの25階にある会議室で外国政府と会うのがいいアイデアだと考えた。自分たちの弁護士も同席させずに」。バノン氏はそう語り、この会談は「反逆的、非愛国的、あるいは危険なこと」だったと形容、「即座にFBI(米連邦捜査局)に通報しなければならない」ような問題だったとの認識を示した。


ホワイトハウスのサンダース報道官は3日の定例会見で、トランプ大統領はバノン氏の発言に激怒していると述べ、ジュニア氏の行動が反逆的と形容されたことについては「馬鹿げた非難」と反論した。


CNNはバノン氏にコメントを求めたが、これまでのところ返答は得られていない。
バノン氏は大統領選挙さなかの2016年8月からトランプ陣営に加わり、陣営内部で強い影響力を振るった。ケリー大統領首席補佐官の就任に伴って更迭された後も、トランプ氏の非公式の顧問として影響力を維持。大統領のポピュリスト運動を実質的に率いてきたのもバノン氏だった。


他人を信用しない潔癖症のトランプにとって、トランプ**のようにトランプの名を冠した建物と自分の血を分けた子供たちに囲まれていないと安心できない。
どんなにトランプ富続きだのと伝えられても、自我のある人間は決して長続きしない(そういう点で、自我というか個人としての意見や存在の誇りを犠牲にして機嫌を取り続けられる安倍首相は、見返りを求めず、メッシーくんに徹している限り長続きはするかも)


トランプに対しての家族非難は、仲良くしたければ地雷である。
さて、巧妙なフェイクニュースを操る確信犯的情報発信者バノンと、天性の嘘つきで反射的に事故有利の見え透いた嘘を繰り出すトランプの戦い。どちらに軍配が上がろうとも、とにかくこのトンデモ大統領が、国際社会に物議をかもす発言を行い、これ以上国際社会の均衡を見出し、戦いを挑むくらいなら、国内で問題を起こし、側近と喧嘩しマムっていてくれる方が望ましい。


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"核のボタン”はトランプから案外遠い

人治独裁国家である北朝鮮のトップはさておき、民主主義国家であるアメリカの核ミサイル発射ボタンは、トランプが思っているほど、彼の意のままにはならないという、事実レポート。米政府もさすがに、国民や国際社会に、自意識肥大のビックベービーが核のボタンにその小さな手を乗せているという不安なイメージを是正せざるを得ないようだ。

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に対して自身の机の上には常に「ボタン」があると警告し、米国の核のボタンは北朝鮮のものより「ずっと大きく、もっとパワフルだ」だと豪語した。こうした状況を受け、核弾頭を実際に発射する際にどういった手続きが必要になるのかを巡る問いが改めて浮上している。
トランプ氏はツイッターへの投稿で、金委員長が「核のボタンは常に机の上にある」と述べたと指摘。「疲弊して食料に飢えた政権の誰かが、彼(金正恩氏)に私も核のボタンを持っていることを知らせてくれ」とし、「私のものは彼のものよりも、ずっと大きく、もっとパワフルだ。そして、私のボタンは機能する!」と続けた。
大統領が核攻撃を発動可能な「ボタン」に指を乗せているというイメージは数十年間にわたり、こうした命令が実行に移される過程のスピードを象徴的に表現するのに使われてきた。


一般的な見方とは逆に、大統領の行く先に常に付随する「核のフットボール」と呼ばれるブリーフケースにはボタンは入っていない。ケースに収納されているのは、トランプ氏が本人の命令であることを確認して攻撃を発動させる際に使う機器や意思決定のための書類だ。
米デューク大のピーター・フィーバー教授は昨年、連邦議会で、「大統領は自分でボタンを押して、ミサイルを飛翔(ひしょう)させることはできない」と証言。「使用されるシステムはボタンではない。大統領が机の上で偶然体重をかけてしまって、直ちにミサイルの飛翔につながるようなものではない」と述べた。
また、大統領が発射を決定する際には、攻撃命令に必要な物を持ち歩く軍の側近に加え、司令官からミサイル格納庫内で働く軍要員に至るまで、全てのレベルの人員と協力することが必要となるとも明らかにしている。
トランプ氏がどこにいる時であれ、「フットボール」が腕のそばから離れることはない。フットボールを運ぶ軍側近は大統領と同じエレベーターに乗り、同じホテルのフロアに滞在する。周辺警護を担う米大統領警護隊(シークレットサービス)の要員も同一だ。
フットボールの正式名称は「大統領緊急カバン」。ホワイトハウス軍事局のトップを務めたビル・ガリー氏の著書によると、この中には次の4点が収納されている。


攻撃の選択肢の一覧を記した黒い手帳、大統領の本人確認のために使う認証コードを記載した小さなカード、大統領が避難できる掩ぺい壕のリスト、緊急警報システム使用に際しての手引書だ。
オバマ前政権下で戦略軍司令官を務めたロバート・ケーラー氏によると、核兵器の使用を命令できるのは大統領のみ。
核兵器発射のプロセスの大半は機密情報に当たるが、ケーラー氏は、現行システムの中にはいかなる命令であれ合法で、規模の面で適切な対応となるよう確実にするための数段階の安全策が存在すると説明した。


ケーラー氏はまた、「これは人間が管理するシステムで、自動的には何も起きない」と指摘。米軍がやみくもに命令に従うことはないと付け加え、核兵器使用に際しての大統領の命令は合法的なものでなくてはならないと強調した。
米戦略軍のジョン・ハイテン司令官も昨年11月、上院外交委員会の公聴会で、核兵器発射を命じられた際の対応について同様の見解を表明。「私は大統領に助言し、大統領は私に命令する。この命令が違法だった場合は、私から大統領に違法だと伝える」と述べた。
その先の展開としては、大統領が「ではどうするのが合法的か」と尋ね、一緒に選択肢を考えることになるという。「それほど複雑な話ではない」と、ハイテン氏は語った。


はっきりと記憶がないが、日本の報道では、この「核のフットボール」をアタッシュケースと表現していた記憶がある(いかにも007あるいはSFチックな核発射ボタン内蔵のイメージ)しかし、”鞄” である。

常に大統領と行動を共にするカバンの中に「ボタン」は入っていない。


一旦国民に選ばれたら、問答無用の権力が行使できる(そうトランプはそうイメージしていただろう)が、そんなすぐに独裁に転じられるようなシステムを許すはずがない。


アメリカの民主主義獲得への歴史は長い。より良い制度へ右往左往して、多くの血も流された過去もあり、現在も進行中である。 選挙によって一旦選ばれた大統領が、どれほどトンデモないやつでも、どれほどとんでもない一部の偏狭な人々の方向しか向いていなくても、簡単に覆さない。選挙制度に歌詞があっても、民主的手続きを踏まなくては覆らない。これも民主主義だ。同様に、たった一人の人間が権力を行使して、国民の意に反する大虐殺を行うことはできないように二重三重に縛りがかけられている。


日本は制度がゆがめられ、人事権を一極集中させるという独裁の常套手段が実現してしまっている。これは危険な状態だ。 多様な意見を許容し、権力者の暴走食い止め、人権を擁護する側にも戦う力が大きく与えられてこそ民主主義は守られる。権力者の暴走を許し、食い止める手段である司法立法も封じ込められたいる日本が、武装するなど、核を手にするなどもってのほかだ。


しかし、アメリカの幼稚なメガ・ベービーには、それなりのベービーゲートが用意されている。


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「悪気がないから」では済まされない。差別はされる側の不快感による。

以前、ブラックフェイスについて書いた。
懐かしのシャネルズ”ランナウェイ”をトンズラ総裁に捧ぐ - 密接な関係にある他国から
アメリカではご法度の黒塗りだけど、大丈夫だったのだろうか?とちょっと心配に。
19世紀初頭アメリカで始まったブラックフェイス(白人顔を黒く塗って、楽器演奏をする)には、当時奴隷だった黒人が演奏する音楽を”からかって”面白おかしく喩や(バカにして笑う)する意味合いがあった。これは奴隷解放後も、ハリウッドを中心に20世紀半ばまで続き、現在は一切行われていない。
動画のコメント欄に、
『黒人に、おまえの唇は俺たちの物だブラザーとマーチンは言われたそうです』とあった。


このシャネルズに関しては、ブラック・ミュージックへ真摯な憧れ、彼らの本気度の表れである音楽の高い質を評価して、認めてもらったというところでしょう。これは、大変幸運な例で、長い差別の歴史を持つアフリカ系アメリカ人たちの、自分たちの文化にフレンドリーな外国人への寛容さも褒められるべきです。


ところで、日本在住のアフリカ系アメリカ人の作家が、警鐘を鳴らしています。というより日本人のイノセンス(無知からくる無配慮)を心配している。



年末恒例のお笑い番組「笑ってはいけない」シリーズ。大晦日「紅白歌合戦」の裏番組でありながら、今年も視聴率17.3%を誇った。もはや「国民的な」お笑い番組だ。


2017年のテーマは「アメリカンポリス」。ダウンタウンの浜田雅功が、肌を黒くメイクして登場した。テロップではエディ・マーフィ主演の映画「ビバリーヒルズ・コップ」の説明が流れた。


番組がTwitterでこう投稿すると、「面白い」「めっちゃ笑える」という反応が相次いだ。


一方で、複雑な思いを抱えながら、このシーンを見ていた人たちがいる。


バイエ・マクニールさんは、こんな風に、強い言葉で「ブラックフェイス」(黒塗りメイク)に反対した。

Baye McNeil
@Locohama
日本は好きだ。13年住んだし、日本に良いことが起きるように祈ってる。2020年オリンピックで黒人アスリートのためにブラックフェイスのドゥーワップをやらかすんじゃないかって真剣に不安だ。いますぐやめろお願いします  #StopBlackfaceJapan #日本でブラックフエイス止めて
15:04 - 2017年12月31日 · Chiyoda-ku, Tokyo


このツイートに対するリツイートで、とても気になったのがcanarioさんの反応



canario‏@canario_yellowJan 1
黒人は多くの国で差別されてきたのだから、日本でもそうに違いない、という非常に自己中心的な考えがないとこんな発想になりませんね。


イケメン@djschargeJan 1
More
「自己中心的な考え」が無くても、真っ当な歴史感覚があれば「こんな発想」になる。あなたの認識を改めなさい。黒塗りメイクをすること自体が差別加害。


canario @canario_yellowJan 1
More
日本でどういう黒人差別の歴史があったの?真っ当な歴史感覚ないかもしれないから教えて。


シャワーが熱いからやっぱり帰る坂さん【薔薇の葬列】@kemizakasan
More
なんで日本での黒人差別の歴史の話になるんですか?
「黒人差別の歴史」の話なのに。
日本だけが世界から切り離されてるとでも?

canario@canario_yellow Jan 1

More
その黒人差別の歴史に日本は関わっているの?いないの?「世界」でひとくくりにして同罪扱いされたら迷惑ですよね。それに差別していない国が差別している国の歴史の事情に合わせなきゃならない理由は?


シャワーが熱いからやっぱり帰る坂さん【薔薇の葬列】@kemizakasa Jan 1
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あなたは関わってなければ差別してもいいって言ってるんですけど…
自分が何を言ってるか理解してないの?
欧米人が過去にやった差別には関わってないでしょうけどそれは今差別していいって話にはならないでしょうよ。


差別というのは、まず第一に、差別を受ける側が、不快・苦痛・怒りや屈辱を感じるかどうかであり、差別を与えている側が、『だって悪気がないもん』『知らなかったもん』『そんなつもりないもん』で済まされる問題ではないことを、大前提として認識しなければならない。


その上で、歴史的な事実も鑑み、多くの人々に、不快・苦痛を与える可能性、苦痛を呼び起こさせる可能性にきちんと配慮して発言行動を行うことが、大人・社会人・人間としての最低限の心得だと思う。


canarioさんは成人前の方なのかもしれない。若い人の間に盲目的日本礼賛・感情的擁護の傾向が多いと聞く。それでも、自分の知らなかった事実であり国際社会の常識を知る機会があったら、素直に学んでみるべきだろう。あるいは独自に調べてみるべきだろう。


その上で、どうしてもブラックフェイスをしたければ、立派なレイシストデビューだ。 こうした頑固で偏狭な自己正義に凝り固まり、屁理屈を重ね、意図的に他国で(もちろん日本でも)差別的行動と認識されている行為を行えば、差別扇動・ヘイトスピーチ・弾圧になる。歴史修正主義もそのお仲間だ。


ちなみに日本人は彼らを”クロンボ”と呼んで蔑んでいた。白人は”毛唐”であった。鬼畜米英日本婦人であった亡き祖母が戦後もよく口にしていた。


差別ではないが、日本に来た外国人が傷つく言葉は”ガイジン”であるらしい。これはアメリカの友人たちや、ヨーロッパからの友人からも聞いて来た。日本旅行して来た友人には、ゲージンって何?と聞かれる。Foreignerという意味で敵意はないんだよ、と説明しておくが、子供たちからよくそう言われ、疎外感を感じるらしい。”音”も嫌なんだろう。
私がこちらで突っかかる言葉は”ゲイシャ” 本の影響もあって、褒め言葉と思って、言う人もいるので困るが、日本の女性蔑視と迫害の歴史を語るいい機会として捉えている。


また、日本でよく起こる問題・バイエ・マクニールさんが心配している問題に、特に強い意図もなく、”フィーリング”でナチスの制服を想起させる衣装をアイドルに着せて踊らせたり、他者の作品をパロディーにして笑ったりがある。悪気がないだけに、無知・無教養・無自覚を晒し、それを大衆に流布することは、無知・無教養・無自覚を拡散させるぶん罪が重い。


誰かの笑いの陰で、過去・現在の犠牲者、弱い立場、マイノリティーの人々が苦い思いを噛み締めなくてはいけないような程度の低い笑いなら、公共の電波でやるべきではない。


アメリカは他民族他宗教多文化そしてその移民の過程で多くの悲劇が起こり、また起こり続け、しかしそれを決してあきらめず克服しいている歴史こそが国の歴史と言える。


黒人を差別していないから、日本人のブラックフェイスはいいや、は通じないのだ。
エディーマーフィーを尊敬しているから、、いうのなら、彼がスタンダップコメディーの舞台で映画作品の中でどれだけ、鋭い差別への批判のナイフを笑いやアクションに滑り込ませているかも考え、尊敬の念を表すなら、ハリウッドのアフリカ系スターたちが”ブラックフェイス”に対して屈辱的な思いや怒りを持ち続けているかも知っていて当然だろう。


日本に住み、日本の良さを、たぶん日本人以上に、感じているバイエ・マクニールさんは、自身の怒りを表明しているのではない。未だに箱入り単一民族的イノセントで深く本質を考えず面白いものに流されやすい日本人を心配しているのだ。


「笑ってはいけない」シリーズは見たことがなし、なぜテーマが米国内で常に大きな人種対立・差別問題に発展する「アメリカンポリス」にしたのか不可解だ。滑稽に取り上げれば、他国の痛みをバカにして笑う結果になり、真剣に取り上げれば、報道特集が一本できてしまう。そんな危ないところにブラックフェイスまで使って踏み込む危険を冒すなら、日本国内には「笑ってはいけない」滑稽で悪辣な喜劇が蔓延しているだろう。
そちらに目を向けてはいかがか。


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