密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

気になる、菅官房長官が事実誤認?

22日の田村智子議員の質疑について前の記事でも書いたが、とても気になった菅官房長官の表現があった。望月記者に対する”いじめ”追求の中で、菅官房長官は、望月記者の行為を、”エンバームを破る”と表現していた。答弁の中で、2度この表現を使った。再度確認したが確かに、”エンバームを破る”と発言している。

「内閣記者会への申し入れ問題」田村智子 議員 予算委員会 質疑(2019/03/22)


最近日本語の中にはたくさんの英語表現が混じっていて、その意味がわからないことが多いので、知らない語、納得できない語は、確認するようにしている。ボキャブラリーを増やすためにも有効だ。エンバームも気になったので調べてみた。当てはまる語としては、Embalm(Embalming)のみだった。


これは、死体が腐らないようの施す防腐処理を意味する語。辞書の同義語にはpreserve(保存する)lay out(割り振り)があったので、lay out(割り振り)の意味で使っているのかな?と思った。


Dさんに確認すると、エンバームをレイアウトの意味で使うことはない。
意味不明になる。何かのメタファーなんじゃないの、と。


メタファーだとすると、これはかなり面白い。つまり、死体(すでに死んでしまっている、会見というシステム)を 腐らないように整えている。このエンバームを望月記者が壊すことによって、官房長官会見がすでに死んだシステムであることが露呈することへの危惧と怒り。そんなメタファーなら、とても納得できる。
もし、菅氏が、Embalmをlay outの意味で使っているなら、まさに事実誤認である。


これは私が調べたか限りの推測ですが、もし、エンバームについて、納得できる説明をお持ちの方、ぜひ教えてください。



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誤診無罪について思うこと2 性暴力についての辰巳孝太郎議員国会質疑

共産党辰巳孝太郎議員の26日の性犯罪・性暴力に対する踏み込んだ国会質疑を是非ご覧ください。なぜ日本の性暴力被害者は訴えても辛い目にあうのか?
日本の社会が持つ、性暴力への認識の低さ、その象徴とも言える刑法の前時代的認識。
刑法改正の必要を訴える見事な追求です。

性犯罪・性暴力被害者を守る仕組みを
上掲載動画がなぜか無効になった。質疑の過程で求めた裁判所の判決理由において、かなり生々しい被害者の状態生々しい描写があり、最後は議長が疑義を唱えたので、この部分がまずいのかな? しかし、明らかに、遊び半分でひどいことをされ、その状況を写真撮影されても無罪!?


現行刑法は、暴行があったっか、その暴行を誘発する抵抗がなされたか。心神喪失時、時折意識を回復し、拒否の意を示したら、心神喪失は認められず、強い抵抗も認められず、合意とされる、というとんでもなさだ。


同問題を扱った、仁比総平議員の参考人質疑の動画を載せます。
辰巳議員の質疑は国会ネット中継で見てください。
参議院インターネット審議中継



改正刑法 性犯罪厳罰化図る


同意不同意を抵抗の有無としている 抵抗をできないほどの暴行脅迫の有無を重視する
現行刑法が大きな問題。


前の記事にも書いたが、被害者側の明確な同意、これがない場合はレイプであると、性交渉を望む場合は、きちんと認識しなければならない。


ここでも国際社会に立ち後れる日本だ。


ちなみに、前の記事、
内閣府が始めた企業主導型の事業所内保育事業とパソナの暗躍 - 密接な関係にある他国から で取り上げた田村智子議員の企業主導型保育所の問題とパソナの関係の部分も入った動画を見つけてので、載せておきます。ぜひご覧下さい。

パソナにスガ!取り合せの妙がスゴイ!田村智子・共産:3/22参院・予算委


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誤信無罪について思うこと。

福岡地裁久留米支部ででた、誤診によるもので、準強姦には当たらないとして無罪判決。

福岡地裁久留米支部で今月12日に言い渡された準強姦(ごうかん)事件の無罪判決が大きな反響を呼んでいる。判決は「女性が抵抗不能の状況にあったとは認められるが、男性がそのことを認識していたとは認めることができない」として無罪の結論を導き出したが、ネットでは「こんな判決がまかり通るのか」「男性が『レイプだ』と思っていない限り、罪にならないってこと?」などと批判や疑問が相次いでいる。どんな理由で今回の判決は下されたのだろうか。【安部志帆子/久留米支局、平川昌範/西部報道部】


そもそも準強姦罪などという定義を設けるところからして、おかしい。
レイプはレイプ。その際に相手に暴力を振るえば強姦+暴行傷害 死に至らしめれば強姦+殺人or 過失致死。準強姦なんて、アメリカではそんな概念はない。女性の同意に反して(この同意は、本人の積極的な意思、同意であり、酩酊していたりして正常な状態でない場合、意識のない状態でも、同意とは認められない。)性行為を行えば(行おうと試みれば)Rape=強姦 (Attempt rape =強姦未遂)


準強姦英訳すれば、Semi rape、Associate of rape , Kind of rape 全く意味をなさない。
強姦裁判での争点は、Consentual sex(同意)か Rape(強姦)か である。


飲み過ぎた女性に対して合意のないセックスに及ぶというケースは、アメリカの場合、主に大学、悪名高い?フラタニティパーティー(フラタニティとソロリティは大学・大学院など高等教育の男子寮、女子寮あるいは学生のための社交団体)で、おこることが多く、まだ未熟な男女の馬鹿騒ぎの中で起こることなので、警察に通報する前段階で、カレッジ・コート(大学内の裁判)で、刑事事件かそうでないかの判断をする大学もあるくらいだ。夫婦間でも、妻がNOと言っているのに性行為を行なった場合レイプである。


アメリカでの成人のレイプは個人的人間関係を持たないものによる明らかな犯罪か、パワーハラスメントの要素を含んだ性的要求(Me Too 運動はこうした状況からの告発が多い)が主である。


子供に対する虐待・性的暴行は、ビジネス的に行う人間もいるのは、日本とかなり違うところだと思う。躾という考えで暴力を振るうことはないが、ネグレクトはアルコール・ドラッグ・貧困による部分は共通していると思う。


ともあれ、レイプは、女性がはっきりYesといったかどうか、そうでなければ、強姦であり、準もク*もない。


殺意はなくても現になくなった被害者がいれば傷害致死だ。無罪にはならない、それは被害者・その家族の大きな痛み損失があるからだ。誤信無罪では、被害者の痛みは全く無視されたことになる。


男性側が、合意と勘違いしたので、強姦ではない、などとしたら、全て男性の受け取り方に任せられるわけで、こんな恐ろしい話はない。刑事訴訟には法廷の論理がある(あるいは山口”準”強姦ケースのような権力への忖度がある)のだろう。抵抗が不十分なので、無罪という判決も出たそうだ。

静岡県磐田市で昨年、25歳だった女性に乱暴し、けがを負わせたとして強制性交致傷の罪に問われたメキシコ国籍の男性被告(45)の裁判員裁判で、静岡地裁浜松支部は20日までに、「故意が認められない」として無罪判決(求刑懲役7年)を言い渡した。判決は19日。


 検察側は「被告の暴行で女性の反抗が著しく困難になることは明らか」と主張していたが、山田直之裁判長は、暴行が女性の反抗を困難にするものだったと認定した上で、女性が抵抗できなかった理由は、女性の「頭が真っ白になった」などの供述から精神的な理由によるものであると説明。


 「被告からみて明らかにそれと分かる形での抵抗はなかった」として、「被告が加えた暴行が女性の反抗を困難にすると認識していたと認めるには、合理的な疑いが残る」と結論付けた。


抵抗しなければ、合意?死ぬ気で女は貞操を守れ的な?かつて米兵のレイプを心配して自決を強要・洗脳した大日本帝国軍部から脈々と流れる、女性純潔守れ主義? それなのに、国を挙げて他国の女性たちを性奴隷化し、現在においても、性産業を低年齢化させ、様々なアイデアの性サービスであふれている日本。


「いやよいやよも好きのうち」「ヤれる女」「女を征服する」「押せば落とせる」「減るもんじゃない」女性の人格は全く無視し、性的に攻略することのみに意味を見出す、こういう言葉が、平気で語られる社会において、男性側の女性の反応に対する認識の正しさは、信用に値しない。


日本の女性は人間関係を悪くしたくないので、やんわりとした拒絶、空気読んでほしいという、微妙な主張・ボディーランゲージによって男性に拒否を伝えることが常である。
ところが、男性側はこれを理解しないどころか、困った笑顔を、好意と”誤信”する。身をかわせば、恥ずかしがっている、とか、焦らしていると”誤信”する。
きっぱり断れば、「男の恥をかかせた」と怒り、恨まれる。本当に女性の活躍どころか酷く生き辛いのが日本の社会。


日本を離れて、16年、全く根拠のない男性優位意識丸出しで、弱いものに居丈高、鈍感で、プライドだけは高い馬鹿男が少しは減った?(草食男子など、日本も変わったのかなぁ、などと思っていたが)と期待していたが、なんだか、増えてる?
嫌韓嫌中や歴史修正主義、差別主義がリンクしていると感じるのは私だけだろうか?


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