密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

安倍首相がイランとUSAの橋渡し!?トランプが期待!?

安倍首相の頭の中では、各国要人と仲良しで、信頼されたいる自分は、世界の橋渡しとして活躍できる、と思い込んでいるのだろう。あるいは、そうでないかも、、と思っても、日本国民にそう思わせることが重要と考えているのかもしれない。


産経新聞は”トランプ大統領、安倍首相のイラン訪問に期待感”という記事をあげた。
大きなタイトルに妃して、短い内容だ。
トランプ米大統領は27日午前、日米首脳会談の冒頭、安倍晋三首相からイラン訪問の意向を伝え聞いたことを明らかにした上で「首相はイランの指導者と非常に密接な関係にある。どうなるか見極めたい」と述べ、核問題で対立する米国とイランの仲介役としての首相の役割に期待感を示した。


そういえば、少し前は、安倍首相が、アメリカとロシアの橋渡しに期待されている的記事が日本メディアで流布された。 国連でもトランプは終始シンゾーに意見を求め、『シンゾーのいうとうりにするよ』などといったという、ありえない記事もあった。こんな姑息なインスタ映え写真までアップして、、


ところで、この”トランプの期待”とはどのようものなのか、米Webメディア"Politico"


President Donald Trump on Monday said he and Japanese Prime Minister Shinzo Abe talked about Iran amid rising tension between Tehran and Washington.
月曜日、ドナルド・トランプ大統領はテヘランとワシントンの間で緊張が高まる中で、彼安倍晋三首相とイランについて話したと述べた。


With Abe at his side during his Japan visit, Trump told reporters at Akasaka Palace in Tokyo that “nobody wants to see terrible things happen, especially me.” The U.S. president also said that “I do believe Iran would like to talk and if they’d like to talk, we’ll talk also,” adding that Abe has a “very good relationship with Iran.”
トランプ氏は、安倍首相を伴い、赤坂宮殿の記者団に「特に恐ろしいことが起こるのを見たいと思う人は誰もいない」と語った。 安倍首相は「イランとは非常に良い関係を築いている」と付け加えた。


Japanese media has reported that Abe is considering a visit to Iran next month. The Kyodo News agency, citing unidentified government sources, said on Friday that Abe’s visit would be likely in mid-June. Earlier this month, Iranian Foreign Minister Mohammad Javad Zarif visited Tokyo.
日本メディアは、安倍首相が来月イラン訪問を検討していると報じた。 未確認の政府筋を引用して、共同通信社は金曜日に、安倍首相の訪問は6月中旬に行われる可能性が高いと述べた。 今月初め、イランのMohammad Javad Zarif外相が東京を訪問した

As bilateral talks opened, Trump said he and Abe “understand each other very well.”
二国間協議が始まったとき、トランプ氏は彼と安倍首相が「お互いに非常によく理解している」と述べた。
Abe opened the event by telling Trump, “It was a tremendous honor for us to welcome you.
”安倍首相はトランプに「私たちがあなたを歓迎してくれたことは非常に名誉なことでした」と語ってイベントを開始しました。


With that and other flattery, Abe said the leaders would begin a summit to discuss North Korea and other “challenges of the international community.” Among other topics they were to discuss was the upcoming G-20 summit next month.
そして安倍首相はまたしてもいつものお追従で、首脳会談で北朝鮮やその他の「国際社会の課題」について討議する予定だと語った。


Trump said: “We are working on the imbalance of trade.” He added that the Japanese “are incredible people with a truly amazing prime minister who’s my friend.” And he also said he he expects “good things to come with North Korea” but acknowledged he could “be wrong“ about that.
トランプ氏は、「我々は貿易の不均衡に取り組んでいる」と述べた。日本人は「私の友人である本当に素晴らしい首相を持つ素晴らしい人々である」と彼は付け加えた。
また、「北朝鮮については、良い結果が来ることを期待している」と述べたが、
「そうでないかもしれない」とも述べた。

Abe said he wanted a “very candid and productive discussion.”
安倍氏は、「率直で生産的な議論をしたい」と述べた。

The two spoke for about 17 minutes, with translators.
彼らは翻訳者を交え17分ほど話した。


Trump, Abe and their respective teams were beginning their second lengthy day of meetings. They spent Sunday playing golf together, taking in a sumo match and having a couples dinner with their wives.
トランプ氏、アベ氏、そして彼らのチームは、長い2日目のミーティングを始めました。彼らは、一緒にゴルフをし、相撲を観戦し、夫婦同伴の夕食をとりました。


ワタクシの拙翻訳で伝わったかどうか自信がないが、この記事はかなり皮肉な書きようである。安倍氏の弁を flattery=お追従と表現し、しかも,other=その他の つまり他にも行われてきた、というニュアンスを出している。


翻訳者を交え17分の競技とは実質半分以下、6−7分。


そして次の日の”長い”1日で埋め尽くされたのが、ゴルフ・相撲・夫婦同伴夕食(楽しみのための夕食、ビジネスや討議のためではない夕食)


こんな、いい加減な、まさに遊び半分の中で、トランプは7月選挙以降の、大きな農業分野の大きな関税引き下げを約束させたとうことだ。トランプが有能というより交渉相手が無能のヘタレであることが要因だろう。


アメリカ抜きの環太平洋経済連携協定(TPP)の発効によって、アメリカの農業界では、日本の農産物関税引き下げへの圧力がこれまで以上に高まっており、アメリカ政府はTPP以上の大幅な関税引き下げを要求しているとされており、トランプ大統領にいたっては、関税撤廃まで口にしている。(リテラより)
関税の大幅引き下げがおこなわれれば、日本の農業界が大打撃を受けるのは必至だ。日本政府も表向きこれに対して抵抗を示してきたはずだ。


いかに外交の安倍がイージーな安(倍)パイか、いうことだ。安倍氏の利益は、そのことを選挙まで国民に隠すこと(そして選挙に勝つこと)。この程度の悪い姑息な情けない外交、これが安倍外交だ。


そんな、浅薄で交渉力のない、相手に媚びて血税をばらまくしか能のないシンゾーに本気で期待するほどトランプもバカではない。
”トランプ大統領、安倍首相のイラン訪問に期待感”を示したとしたら、これはトランプの実を伴わないflatteryでしかないだろう。


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かみあっていない日米価値観 トランプの小型兵器心配ない発言とボルトンとの軋轢

今朝方、Dさんが、トランプの北朝鮮ミサイル発車に対して、「小型の兵器」で心配はないと述べたことで、日本はとても憂慮しているのではないか?と聞いてきた。


どれだけの日本人が、アメリカ人ほどこの発言を問題視しているか、それよりトランプ訪問祭り、日本すごい接待の方が注目されているように見える。


日刊ゲンダイによると、日米合同記者会見の席で、米ウォールストリート・ジャーナルの女性記者が、「小さなミサイルは国連違反に当たらないなら、何が違反になるのか」と追及したと報じた。


トランプが前日、北朝鮮による今月上旬の短距離弾道ミサイル発射に関し、「北朝鮮は数発の小さな兵器を発射し、わが政権の一部の人々などを動揺させているが、私は気にしない」とツイートしたことの波紋は、海外の方が大きく、日本国内は、相撲観戦・炉端焼き・ゴルフ・天皇謁見で一杯一杯だ。良い家の坊ちゃんのテイスト押し付け日本文化接待は、ことトランプにはピンとこないものだらけだったろう(ゴルフ以外は)


拉致被害者家族との面会も、トランプにしたらリップサービスの域を出ない。
勇ましい掛け声でやってる間だけ出して自分では動かなかった拉致の安倍、外交の拙さゆえの膠着を、トランプ・パンダ興行でお茶を濁す安倍晋三。それでも、希望を繋ぐしかない被害者家族がお気の毒だ。


トランプの他の問題ツイート、”7月の選挙後に、通商貿易、特に農業・牛肉について、日本から大きな数字が示される”でさえそんなに話題になっている風にも思えない。


日本は本質的問題を、表面的友好イメージで覆い隠し、なんだか”いい感じ”風に装って、
満足してしまう。なんだか”いい感じ”風に装う、それは安倍晋三という人間の人間性そのものが醸し出している。 その軽い表面的なふわっとした期待感を持続させ、その裏で、
悪知恵の働く人間たちによって、格差社会の固定化、国民の滅私奉公教育、従順な人づくりがしっかりと進められている。


こうやって国というのは為政者に捻じ曲げられ変えられていくのかと2000年以降、日本の外から眺め、ああ、かつての日本は歴史的悲劇が止められなかったわけだ、その原因がこうした国民性の中にある、と戦々恐々とした思いを強め続けている。


話をアメリカに戻すと、トランプが最悪大統領であることに変わりはないが、彼の選ぶ極右取り巻きに、民主党支持者は常に危機感を持ってきた。特にティラーソン・マチスが政権をさってからはもう歯止めがない、という感じでいた。特に強硬派ボルトン<大統領補佐官・国家安全保障担当>は戦争・紛争に主導する傾向が見られて、国際紛争に一歩近づいたと思っていたが、ここへきて、すぐ飽きて、クビにするトランプのいつもの性格から、ボルトンとの軋轢が漂ってきている。イラン戦略に続き、北ミサイルでも食い違いが顕著になっている。


ワシントン(CNN) トランプ米大統領がイラン戦略をめぐり側近にいら立ちを募らせていることが17日までに分かった。事情に詳しい関係者が明かした。トランプ氏自身の姿勢は孤立主義的であるにもかかわらず、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)らタカ派の主導で戦争に近づきつつあるとの見方が出ていることに不満を抱いているという。
トランプ氏自身はむしろ、イランとの対話の意向を示唆しており、周囲の国家安全保障チームは外交による局面打開を目指した措置を取ってきた。
こうした局面打開が実現する可能性は低いとみられる。ただ、関係者によると、トランプ氏は言葉の応酬が激しさを増す状況に懸念を示し、大規模軍事介入に踏み切れば自身への政治的打撃になりかねないと見ているという。
トランプ氏は周囲に、新たな紛争を始めた場合、対外関与縮小を掲げた選挙公約の破棄につながりかねないと説明。ボルトン氏ら側近の主導で戦争に近づいているとの見方にいら立ちを示している。


トランプ氏は直近では先週、外部アドバイザーへの電話でボルトン氏に関する不満をもらした。ボルトン氏のもとでイラン情勢が激化し、武力紛争が現実的な可能性を帯びてきたことにいら立っているという。


ボルトン氏に近い国家安全保障会議の当局者は当初、緊張緩和に向けた選択肢の必要性に否定的だった。だが15日の会議では、これらの当局者が方針転換を示唆。国防総省に対し、大統領に提出する追加の抑止策と緊張緩和策を策定するよう要請したという。トランプ氏は15日、中東政策をめぐる「内輪もめ」の存在を否定しつつ、イランとの対話開始を望む考えを改めて示した。
トランプはわかりやすい、理念だとか正義だとか、そんなものを振りかざしても一文にもならない。要は自分が得するかしないかで、かつ人々の人気を博し大統領の座に居続けられるか否かで全てを判断する。どこかの首相のように祖父伝来の憲法改正をとりあえず自分がやる、そのためにどんなことでもするなんて妄執はない。


この記事が出た時、トランプの利益中心・自分中心主義の方が、ある理念を掲げる狂信者よりマシだと思えてしまった。どちらにせよ、トランプがボルトンを更迭し、またさらなる最悪な人事を行い、それさえも決してトランプの恒久的信頼を勝ち得ないという、ホワイトハウスの人事液状化状態は、それはそれでトランプが大統領であるうちは悪くないのではないかと思ってしまう。


自分の理念に凝り固まり、同じ人材が長く権力を持つ日本の方がよっぽど怖い。


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トランプ「8月妥結」ツイートは安倍交代への保険 

本当に日本人はおめでたい。何が悲しゅうて、史上最悪大統領にお祭り騒ぎの大歓迎。
その旗振り役・太鼓持ちが我が国の首相なのだから、情けなさも極まれりだ。


そんな忠犬愛玩犬のシンゾーに対して、トランプはシンゾーからしたら裏切りとも言える
ツイートを発信した。
〈Great progress being made in our Trade Negotiations with Japan. Agriculture and beef heavily in play. Much will wait until after their July elections where I anticipate big numbers!〉
日本語的にはこんな感じだろう。heavily in playは初めて聞いた。またひとつ勉強。
<我々の日本との貿易交渉に表に大きな進展があった。農業・特の牛肉は大きく進展するだろう。7月の選挙が終われば大きな数字が期待できる。待ちどうしいね。>


要は、選挙対策にトランプと仲良くしているところを大宣伝し、実は本業である国益に基づいた外交は放棄して、国民にバレないように7月選挙後にしてねと、お願いしたということ、、トホホも極まれり。


そこで、なぜトランプがそのことを公にツイートしたのか?トランプ的にも自分のペットが首相の座をころがり落ちる、そんなことはない方がいいと思うだろうに、ただ意地悪な性格のせいにするには解せない。


そこで、Dさんとディスカッション、で、目から鱗。
Dさんはズバリ、『安倍が選挙で負け、他の人間が首相になった時に、その人間に確実に履行させるための証拠作り、プレッシャーのため」


なるほど、トランプは、安倍が選挙に負けても関係ない、この非公式の取り決めを公にし、首相が変わっても、取り決めは残る、そのための保険。その上崖っぷちの人間の背中をちょっと押す楽しみもあるだろう。さすが、いやらしい手で数々の人を叩きのめしてきたトランプらしいやり方だ。


安倍親友願望はどこでも一方通行片思い。貢くんやメッシーくんで、対等な友人関係は程遠い。安倍個人の付き合いならどうでもいいが、それに日本国が引きずられ、貢ぐのは日本国民だ。


安倍晋三が、ご機嫌取りで売り渡した日本の農業を取り戻し、兵器の爆買いをキャンセル、あるいは買い手である日本の立場を強く主張するには、相当の頭と交渉力が必要だ。
自民党内でそれができるのは、石破氏くらいか?いや自民党である以上、前首相の取り決めを遵守してことを収めるだろう。


国会で野党の力が強まり、与党の中にも反安倍体制が強まれば、非公式なのだから、ツイートしかも、嘘八百ツイートを繰り出すトランプだから、交渉の余地は残される。


トランプに尻尾をちぎれるほど振って貢ぎ続け、芸能人を呼びつけ食事を楽しみ、必要もない外遊で豪華に金をばら撒き歓迎されることを楽しみ、本当に薄っぺらな人間に、言いようにされている日本。安倍晋三が壊した日本を立て直すのは、本当に大変な仕事だ。


世界の目線も日本にあきれ気味。
23日ワシントンポスト:安倍首相ほどトランプ大統領に媚びへつらうことに心血を注いできた指導者はおそらく世界中を探してもいないだろう〉〈トランプ大統領は日本での最初の1日を観光客として過ごした〉世界で最も忙しい大統領が国税を使って訪問した国でただの観光客というのは、アメリカでは信じられないことだ(最もトランプは執務室で最も仕事をしない大統領でもある)
ニューヨーク・タイムズは〈安倍首相のほほ笑み外交の一環〉と報道


有権者も、誰が日本と立て直せるか、しっかり目を見開いて、考えないといけない。
仕方ないから”りっけん”応援するけれど、本心、頼りは共産党そして頑張れ山本太郎。

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