密接な関係にある他国から

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議会を無視、いきなりシリア攻撃 トンデモトランプの暴挙と太鼓持ち安倍ちゃまのお軽さ

アメリカには、他国への先制攻撃は連邦議会の承認がいるはずなのだが、、。
合衆国憲法においては、最高司令官としての性格以外に大統領の戦争権限を明示する規定は存在しない。これに対して連邦議会には合衆国憲法上、5つの権限が明示されている。立法権・宣戦布告権・軍隊の編制権・民兵の招集と編制・歳出権 つまり、議会の承認なしにいきなり(宣戦布告さへなし)先制攻撃を仕掛けるなど、大統領権限を理解していない大暴挙。今回の寝耳に水のシリア攻撃は、まさに、それ。


このシリア攻撃についての会見で、スパイサー報道官は、なんとカメラを退去させた。
よほど、記者質問が怖かったと見える。(アメリカの記者は、聞いて欲しくないことを、ズバッとしかも容赦なく、徹底的に聞く。みんなが、今村質問の西中誠一郎氏のような人たちで、手ぐすね引いて待ち構えているのだから、怖い。強力な権力監視。だからトランプは卑怯にもツイッターで一方的に言うだけで逃げている)

ニューヨーク(CNNMoney) 米国のスパイサー大統領報道官が7日、米国によるシリア空爆問題などが取り上げられた定例記者会見でテレビカメラなどによる中継や撮影を突じょ拒む一幕があった。
トランプ大統領が空爆問題について自らの言葉と声で説明する機会を優先させたための措置としている。


ただ、今回の記者会見の直前、報道官は保守系とされるFOXニュースとの単独会見には応じ、空爆問題に触れていた。また、同ニュースのホワイトハウス詰め記者との別の会見もこなしていた。


他のメディアはカメラなしでスパイサー報道官の18分間にわたる会見内容の記事化などを強いられたことになる。ホワイトハウスは後で会見でのやりとりを公表した。会見の一部は既に実況中継されており、視聴者は会見場内の別の方角へ突然流れた画面を眺める羽目ともなった。


今回の記者会見は、トランプ大統領が米フロリダ州に保有する別荘「マール・ア・ラーゴ」近くのホテル内で開かれた。同別荘ではトランプ氏と中国の習近平(シーチンピン)国家主席の首脳会談が持たれた。
米中首脳会談に伴う共同記者会見はもともと予定されておらず、ホワイトハウスのサンダース副報道官はCNNMoneyの取材に「実務会談のため」との理由を示した。


今後、議会で大きな問題となるだろうし、メディアも攻勢を仕掛けるだろう。
トランプは三権分立も議会制民主主義も、大統領の職務も、国際社会のルールも理解していない。こういう暴挙を、決意と呼び賞賛するのは、同じように、三権分立も議会制民主主義も、首相の職務権限も、国際社会のルールも理解していない、ペット安倍晋三くらいだ。


日本の新聞も首相の指示を受けてか、トランプが英断+北朝鮮・中国への警告などという考えがあってのことのように書いていて呆れ果てる。


リテラのこの記事こそ、正鵠を射ている。




この男の「米国のポチ」ぶりは重々承知していたつもりだったが、まさかここまで思考停止しているとは……。7日、米トランプ政権がシリア・アサド政権支配下の軍事施設に対し59発の巡航ミサイル攻撃を行ったと発表した約4時間後、安倍首相はなんと「日本政府は支持します」「高く評価します」といち早くその軍事行動を支持してしまったのである。


改めて指摘しておくが、今回の米国のシリア攻撃にはなんの正当性もない。もちろんシリア・アサド政権が化学兵器を使用し、多くの無辜の市民を殺戮していたとしたら、その行為は明らかな国際法違反行為であり、徹底的に批判、追及されるべきだ。だが、国連安全保障理事会の決議も経ずに、化学兵器使用の明確な証拠も提示しないまま、いきなりのミサイル攻撃を仕掛けた米国の行為もまた、明らかな暴挙なのである。
 それは国際法違反の先制攻撃を仕掛けた、戦争を引き起こしたという意味だけではない。国際政治における戦略の有効性という観点から見てもとんでもない「悪手」なのだ。トンデモ大統領率いる素人政権のやりそうな最悪のことだ。しかしここまでバカだとは。いつもいつもトランプには、良識あるアメリカ市民の、いくらなんでも、ここまでバカはしないだろうという読みを覆させられている。
 
そもそも、アサド政権が化学兵器を使ったのが事実ならば、まず、その客観的証拠を収集し、アサド政権の後ろ盾になっているロシアにその証拠を突きつけ、国際社会全体でアサド政権とロシアにプレッシャーをかけていくのが本来のやりかたであり、唯一の現実的な解決方法だった。
 

実際、2013年8月にやはり、シリアの首都ダマスカス近郊のゴウタでアサド政権が化学兵器を使用した疑惑が浮上したが、この際には米ロが対立するも、最終的には話し合いによって、アサド政権が所有する化学兵器を査察し、廃棄する枠組みをつくった。(オバマ〜カムバック!!!とシャウトしたくなる。)
 

今回も、国連安保理では米国と英国、フランスはアサド政権に真相究明に協力するよう求める決議案を提案しており、これに対してロシアがアサド政権の使用を否定して、アサド政権を特定しない別の決議案を提出。これから交渉が行われるという状況だった。



ところが、トランプ政権はこうした議論を一切すっ飛ばし、具体的な証拠を提示することもないまま、だまし討ちのように先制攻撃を仕掛けたのだ。
 

これによって、化学兵器問題を外交カードにしてアサド包囲網をつくることも、ロシアを化学兵器の真相調査の枠組みにひきずりこむことも不可能になり、逆にロシアにアサド政権擁護の口実を与えることになった。シリア情勢じたいも、今後は、米国とロシアの代理戦争状態に突入するのはもちろん、勢力が減退しつつあったISもこれに乗じて復活するなど、混迷・泥沼化に拍車がかかるのは確実だろう。


いったい、トランプ政権はなぜ、こんな横暴をやらかしたのか。(何故かといえば、それがトランプだから。そして、2日と同じ意見が続かないのがトランプ、その上、後先考えなのがトランプだから!!!)そもそも、トランプ政権は一貫してアサドの退陣を求めてきたオバマ政権時代の方針を転換。IS壊滅を最優先するとして、ロシアと共同歩調をとりアサド政権に容認的な姿勢を示してきた。つい1週間前には、ティラーソン米国務長官が訪問先のトルコで「アサド氏の長期的な地位はシリア国民が決めることだ」。ヘイリー国連大使が「われわれの優先課題はもはや腰を据えてアサド氏を追放することではなくなった」などと述べていた。


それがいきなり、180度方針転換をしたのは人道的な動機などではもちろんない。(その通り!!)



トランプ大統領は就任以来、支持率が歴代最低クラスに低迷していることに激しい苛立ちを見せていた。そこに、今回の化学兵器使用問題が勃発したため、シリアへの軍事行動をとどまったオバマ大統領との違いを見せつけ、支持率アップを狙おうと、いきなりの先制攻撃パフォーマンスを展開したのである。(浅い、浅すぎる!!)


ブッシュ大統領がイラク戦争を始めた途端、支持率が大幅に上昇したことも明らかに意識していたはずだ。さらに、この行動の背後には石油メジャーの意向も見え隠れしている。周知のように、ティラーソン国務長官は石油メジャー最大手のエクソンモービル前CEOだが、このシリア攻撃で米国内の原油価格は急騰、石油メジャーには莫大な利益がころがりこんだ。つまり、石油メジャーが支えるトランプ政権が自分たちの利益のために中東で紛争を起こすチャンスをずっとうかがっていたのではないかというのだ。
 
いずれにしても、トランプ政権のシリア先制攻撃は国際社会の安定という目的とは何の関係もない。自らの政権維持のために、さらなる混乱の原因となるような暴挙を犯したのだ。
 
ところが、安倍首相は冒頭で指摘したように、どこの国の首脳よりも早くこの軍事行動を全面的に評価した。安倍首相はその理由として、「極めて非人道的であり、国連決議にも反する」とアサド政権を厳しく批判したが、ならば、自分たちのこれまでのアサド政権への協力姿勢をどう説明するのか。
 たとえば、昨年12には日本を除くG7の6カ国がアサド政権とロシアに対する非難声明を出した際、日露首脳会談を控えていた安倍政権はロシアの顔色を伺ってこれに参加すらしなかった。



 また、2015年には、国民にひた隠しをするかたちで、シリア・アサド政権支配下の火力発電所に約25億円の資金提供を行っている。電力は軍事活動にも利用されており、明らかにアサド政権の延命に手を貸すものだった。
それが、トランプが政策転換したとたん、もろてをあげて賛同――。ようするに、安倍首相には独自の外交スタンスも戦略もまったくなく、ひたすら大国の顔色をうかがい、トランプがやることなすことにすべて「さすが大統領!」「どこまでもついていきます!」と盲従し続けているだけなのだ。
 

しかも、情けないのは、これだけ忠誠心を見せても、トランプからはまったく相手にされていないことだ。トランプが大統領に就任してから、安倍応援団は「世界の首脳の中で、安倍首相が一番トランプとの信頼関係が強い」などと喧伝してきたが、今回のシリア攻撃も事前通告すらしてもらえなかったようだ。
 

しかも、笑ってしまうのは、官邸がこの期に及んで、「シリアへの先制攻撃は北朝鮮への牽制になる」などといった情報を流していることだ。7日の朝日新聞電子版によると、官邸幹部は「北朝鮮が合理的に考えれば、この状況は『やばい』と思うはずだ」と語ったという(その後なぜか記事からコメントが削除された)。



 いったいこいつらは何を平和ボケな分析を口にしているのか。そもそも、北朝鮮がこれまで核やミサイル開発をエスカレートさせてきたのは、米国に攻撃されるという恐怖からだ。米韓軍事演習における斬首作戦導入など、米国が北朝鮮対策を本格化させればさせるほど、北朝鮮も核とミサイル開発を加速化させてきた。シリアへのミサイル攻撃は牽制になるどころか、さらに北朝鮮との緊張を高めるのは火を見るより明らかではないか。
 

いや、安倍首相はもしかしたら、それを承知で、米国のミサイル攻撃を支持したのかもしれない。今回のシリア攻撃後の会見で、安倍は「米国政府の決意に対する支持」を示したあと、「東アジアでも大量破壊兵器の驚異は深刻さを増しています。そのなかで、国際秩序の維持と、同盟国と世界の平和と安全に対するトランプ大統領の強いコミットメントを、日本は高く評価します」と発言していた。
 

このコメントからもわかるように、安倍首相は明らかに、トランプに北朝鮮への“先制攻撃”を待望しているのだ。しかし、実際にアメリカによる北朝鮮への“先制攻撃”が行われれば、その報復の標的となるのは日本だ沖縄の米軍基地にミサイルが打ち込まれ、国民の血が流れることになる。
 

ところが、マスコミとりわけテレビメディアは、こうした安倍政権の対応の危険性にほとんど言及しようとしない。
 

本サイトは以前から、差別主義と一国主義を明確にするトランプ政権が引き起こす戦争に日本が巻き込まれる危険性を指摘してきた。このままでは本当に、明日にでも日本の“戦後”が終わる。指をくわえて見ているだけでいいのか、よくよく考えてもらいたい。
(野尻民夫)


アメリカ人の60%が知っている。トランプは大統領が務まる能力などなく、アメリカや世界を主導してゆくことなどできるはずもない。ロシアもトンデモないことをしてくれたものだ。さすがにここまでバカだとは予測できなかっただろう。


ブッシュ2が歴代最悪大統領であったが、トランプは確実に彼の上を行く。そのトランプと彼の大バカの取り巻き連中がブッシュ2の支持率アップ法則を念頭にしていることが、滑稽であり恐ろしい。


同じ大バカ安倍政権でも、日本を戦場にするにはまだ、準備時間がいるが(案外、国内は安全圏で他国で連戦連勝の我が軍なんて甘いビジョンを持っているのかもしれない。)実際、東アジアは非常に危ないバランスであり、まただから平和の要としてオバマ政権が同盟国同士の連携と(どこぞのバカ首相が靖国参拝でオジャンにしたけど)、中国との外交、経済つながり強化、北への経済制裁としかし孤立化を防ぐバランスを敷いてきたのだ。このトランプの暴挙で、一気に恐ろしいビジョンが浮かんでくる。


トランプ・アメリカに追従して絶対はいけない。トランプはまともじゃない。
せめて、習近平くらいダブルフェイスのわたりあいをしないと生き残れない。
愛国の御旗を振って、北朝鮮と火だるまのミサイル戦争、銃剣道を生かして白兵戦?その前に地雷の原野でお陀仏だ。島国の日本は破壊しても、自分の領土への影響も少ない。
金正恩強気と狂気をアメリカに示すブラフにもってこいだ。大した考えのないトランプは自分のせいで日本の都市が燃え盛っても、なんとも思わない。


トランプはすぐ飽きる。しかし日本は、軍国愛国全体主義で一丸となり一億総火の玉で”国”のために戦えば、安倍政権の妄想とは逆に、破滅するだけだ。
知恵のある、国民の命を大切に考えられる、いや全ての人間の命を大切に考えられる、そういう人たちを日本代表、政府と呼べるようにしなければならない。ひどい目にあうのも、泣くのも、どこの国でも、常に一般の国民なのだから。


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