密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

トランプ・アメリカのやることには、距離をとるべき。

昨日の夜のニュースで、トランプがシリアにミサイル攻撃、世界の紛争に介入をやめ国内立て直し、アメリカファーストはどこへ行った?


化学兵器は特に残酷な兵器(だいたい人道的兵器なんてないが)、首から上だけが紫色に変色した市民の死体の額に札を張って並べている写真を見たことがある。幼い兄弟と父親の亡骸。それは凄惨な状景だった。


しかし、この突然、国際安全保障と人道に目覚めたトランプ大統領の英断?は、どうも眉唾。最近支持率が最低を更新。強権狂犬バノンをNSCからしめだし、愛娘イバンカのホワイトハウス入り、その夫クシュナー(バノンと敵対し、実権から閉め出されたいた)の復権。元将軍・司令官による”文民統制”(でもトランプ統制より何ぼかマシか)の軍的理論の妥当なの実力行使と、強いトランプアピール+ロシアに助けられて当選した新ロシア大統領のイメージ払拭と、様々な身勝手なパフォーマンスに見えてくる。


ロシアがアサド支持でかなり出張っているシリアに、わざわざ、この時に化学兵器使用制裁空爆。 アサドは化学兵器を市民に使用していると思うが、この空爆前にロシアと討議
とか、ドイツなどヨーロッパ各国首脳と相談、国連との協議などなされた様子はない。


ことは強いトランプ演出支持率回復どころではなく、シリアとの戦争、ロシアとの確執表面化(いや出来レースか?)また多くの若者が戦場に送られる大問題に発展しかねない。

トランプ米政権は6日、内戦が続くシリアで、アサド政権軍の支配下にある空軍基地に対し巡航ミサイルによる攻撃を行ったと表明した。シリアで今週、禁止されている化学兵器を使用したとみられる空爆で多数の死者が出たことを受けた対抗措置。
この情勢では、アメリカとして、きちんとした証拠をあげないと、またブッシュ2によるイラク侵攻の二の舞だ(ロシアは暗にそれを示唆している)。ヨーロッパ諸国も、この無茶苦茶アメリカには、簡単に追従すせず、慎重を期すだろう。なにしろトランプだ。
米国防総省の報道官は、地中海東部に展開する米海軍の2隻の駆逐艦から、59発の「トマホーク」ミサイルがシリア政府軍の空軍基地の航空機、防空システム、燃料貯蔵庫などに向けて発射されたと述べた。
米軍は、基地の破壊に止めた。素人で馬鹿な大統領なので、軍の方で、強気に見えて、これが大戦争に発展しないような攻撃を行っているように見える。


「アサド政権の行動を変えようとする長年の試みはすべて失敗、それも劇的な失敗に終わった」とトランプ大統領は攻撃後の記者会見で語った。今回の米軍による攻撃について「化学兵器の拡散・利用を防ぐことが米国の安全保障上の重要な利益だ」と述べた。


中国の習近平国家主席と首脳会談に臨んでいるトランプ大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」で会見した。


攻撃は米東部時間6日午後8時45分(7日0045GMT)ごろに行われ、シリア政府軍の司令官によれば、これにより6人が死亡した。



「議論の余地なし」
トランプ大統領は「今夜、化学兵器を使用した攻撃の拠点となったシリアの飛行場に対し、軍事攻撃を命じた」と述べ、「シリアが禁止されている化学兵器を使用し、化学兵器禁止条約に違反し、国連安全保障理事会の求めを無視したことに議論の余地はない」と付け加えた。

ここは行間を読んでほしい。トランプは全てにおいて「議論の余地なし」なのだ。他人と議論できる資質がない。米国内、軍当局でさへ、このトンデモ大統領の決断が、熟慮の上でないことも、長続きしないこともわかっている。だから、最小限でことが拡大しない一度きり空爆。一応大統領なんで、やりますけど、ここまでね。という作戦か?


シリア北西部のイドリブ県では4日、化学兵器を使用したとみられる空爆があり、こどもを含む少なくとも70人が死亡している。


トランプ大統領は5日、この空爆はアサド政権によるものと非難。6日にはアサド大統領に対し「何かが起こるべきだ」との考えを示していた。


トランプ大統領は外交上で北朝鮮や中国、イラン、イスラム国など多くの問題に直面しており、今回の化学兵器使用を受けた比較的素早い対応は、友好国や敵対国に、必要なら武力行使をいとわない決意を見せる意図があった可能性もある。


安倍晋三首相は7日、「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国政府の決意を日本政府は支持する」と記者団に語った。
これについての東京新聞記事挿入

安倍晋三首相は7日、米軍がシリアをミサイル攻撃したことに関し「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米政府の決意を支持する」と述べ、日本の立場を明らかにした。菅義偉官房長官も記者会見で、攻撃に出た米の行動について「これ以上の事態の深刻化を食い止めるための措置と理解している」との認識を示した。化学兵器を使用したのがシリアのアサド政権かどうかについて政府関係者は、未確認だと認めた。
本政府関係者によると、攻撃について日本への事前通告はなかった。
『やったートランプさん!!!これで、勇ましい決断、国際社会中心で咲き誇る日本国首相演出で、森友から国民の目をそらせる!!国際正義、指導力アップで共謀罪にも追い風だ!! 国内被曝はどうでもいいけど、化学兵器は許せない、だってトランプさんがそういうんだもん。これは今後に備えて、ガスや細菌の研究も、大学に補助金で横っ面叩いてやらせなきゃ。おじいちゃんも人体実験のデーター、アメリカに渡さなきゃよかったのに。』なんて、、。とりあえず、拳を振り上げ、気負い切って『”米国の決断”を支持する」んですね。同盟国で、お気に入りシンゾーなら事前通告があっても良さそうなのにぃ、、、結局眼中にないわけです。


米国内はトランプの国内向けパフォーマンス〜、いい加減にしてよぉ、なんですが。
独立国なら、自分の国の調査、情報収集で確認できない事実とそれに対する実力行使を、飛びついて、”決意を支持する”なんて、あまりに前のめりで無責任で恥ずかしい。しかも相手はトランプなんだヨォ。まあこちらもアベだけど。
”化学兵器の拡散と使用は絶対に許さない”のなら、核兵器拡散はどうなんだよ!!!!!


オーストラリアのターンブル首相も、化学兵器使用に対する「相応の対応」と述べ、「米国の迅速な行動に支持」を表明し、ドイツのガブリエル外相も今回の攻撃に理解を示している。


他国の反応は、一歩引いての支持。諸手を挙げて追従なんて恥ずかしいことするのは日本安倍政権だけ。仲良しのプーチンが悲しむよ。コウモリコッコ・安倍くん。


ロシアは反発
一方、アサド政権の後ろ盾として軍事的な連携を続けているロシアのプーチン大統領は、今回の米国のミサイル攻撃を激しく批判。ロシア大統領府によると、プーチン大統領は米国のミサイル攻撃は国際法違反で、米ロ関係に深刻な悪影響を与えるとの認識を示した。複数の通信社がペスコフ報道官の発言を報じた。


プーチン大統領は、米国の行動は「主権国家に対する侵略行為」で「作り上げられた口実」の下に実施され、イラクでの一般市民の死から世界の関心をそらそうとするものと批判した。


また同報道官は、ロシアはシリアが化学兵器を保有しているとは思わず、プーチン大統領は今回の攻撃はテロリズムへの戦いに向けた国際的連携にとって深刻な障害と認識していると述べた。


米国防総省の報道官は6日、米軍がシリア空軍基地への攻撃について事前にロシア軍に通知し、ロシア軍が駐留しているとされる場所を攻撃しなかったことを明らかにした。シリアでの過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦の際に衝突事故を防ぐために設置していた連絡手段を通じて連絡を取ったという。


また、中国外務省は7日、米国のシリア攻撃を巡り、シリア情勢のさらなる悪化を防ぐことが喫緊の課題との認識を示し、すべての関係当事国に政治的解決を重視するよう呼びかけた。


攻撃は「1度限り」
今回のミサイル攻撃について、米国防当局者は「1度限り」と述べ、現時点では第2弾の攻撃を行う公算は小さいことを示唆した。当局者はロイターに、ミサイル攻撃は、内政に照準を合わせているトランプ政権の方針転換を示唆していないとの見方を示した。(けど、そういう見方が妥当だと誰でも思うよ)


シリア政府軍の司令官は7日、米国のミサイル攻撃で6人が死亡し、甚大な被害が出たと明らかにした。同司令官は声明で、米国の攻撃を「あからさまな侵略」行為と述べ、米国はイスラム系過激派組織「イスラム国(IS)」などの「テロ組織」の「パートナー」になったと非難した。


西部ホムス県のバラジ知事も同日、今回の攻撃で5人が死亡、7人以上が負傷したと明らかにした。基地の近隣の村で民間人の犠牲者がでていると述べたが、詳細は明らかにしていない。レバノンのアルマヤディーンテレビに語った。


日本はトランプが大統領のうちは、アメリカと距離を保って、テキトーにつきあうべし!!

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