密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

中学生に軍隊武術?銃剣道はスポーツか?

お国のために突撃できる技術を中学生の時から磨け?森友問題で明らかになった安倍政権・日本会議の、国民再教育。自分で物事を判断することができる前に刷り込んでしまえ、とばかりに、幼児に教育勅語、君が代斉唱、安倍総理礼賛。


教師たちを密告制度で押さえ込み、私学を優遇し、組合を潰し(これはアメリカでもパブレックスクール潰し、プライベートスクールにする動きが起こっているが、その理由は組合つぶしと、パブリックスクールの経営者である裕福層の利益である)教科書に介入、道徳教育の強化。誰の道徳だ、大体それを押し付ける側が、国会での行儀が悪い、平気で嘘をつく、人を侮辱する、恫喝する、なのだからどんな道徳なんだかわかりゃしない。


加えて、なんなんだ?この銃剣道。兵隊に人殺しの度胸をつけさせるために、縛りつけた捕虜を下級兵士が列になって、つき刺し続ける。やらなければ殴られる。中には中国の女子学生たちを的にして訓練したという記録もある(日本兵手記)


体の自由を奪われた相手を突き刺す。これのどこに道徳がある。こうした使われ方をしてきた銃剣の訓練を中学校で強化にくわえる、どうかしている。



文部科学省は3月31日付の官報で「新学習指導要領」を告示した。中学の保健体育では、武術の種目として新たに「銃剣道」を加えた武道9種目が記された。これについてTwitterなどでは、戦前に学校の軍事教練に採用されていたことから「時代錯誤だ」と反対する声がある一方、「剣道と変わらない」などと肯定する意見もあり、賛否両論さまざまな意見が出ている。


あまり馴染みのない「銃剣道」という言葉だが、そもそもどういう競技なのだろうか。


■そもそも「銃剣道」とは何か?

銃剣道で用いられる木銃(九櫻 木銃1・7米 GW2)
武具としても無意味に変。銃は機能しないので、なぜ銃の形にする必要がある。古来の武道を学ぶなら、槍でしょう。理由は大日本帝国軍のスピリッツ礼賛?捕虜虐待、虐殺、自国兵玉砕のツール。


銃剣道」は、接近戦(白兵戦)において相手を銃剣で相手を突き刺して倒す格闘術「銃剣術」から生まれた競技。「銃剣」とは、小銃(ライフル銃)の先端に装着する短剣で、鋭い刃を持つもの、先端が尖っているものなどがある。


『ブリタニカ国際大百科事典』によると、「銃剣」は17世紀にフランスのバイヨンヌ地方で開発されたという。そのことから、銃剣術は「バイヨネット」と呼ばれる。当時使用されたマスケット銃などは、単発式で連射できず、発砲から次弾装填までの間に敵が接近してきた場合、銃剣で戦う場面もあった。


後世になって連射式の銃が開発されると、戦闘において銃剣が使用される場面は減り、汎用ナイフとして使用されるようになったという。一方で、現在でも、軍の格闘術の一つとして銃剣術を取り入れている国は存在する。イギリス陸軍では21世紀に入ってからも、実戦で銃剣突撃を敢行した例がある。


日本には幕末〜明治期にかけて、西洋式(フランス式)の銃剣術が伝えられた。やがて、日本の剣術・槍術を取り入れた独自のものが制定され、接近戦(白兵戦)を想定した戦技として旧日本軍で用いられた。1940年には名称が「銃剣道」に改められた。旧制中学など、学校教育(軍事教練)にも採用されたが、日本が太平洋戦争に敗れるとGHQが武道が禁止し、銃剣道も廃れた。


戦後、1956年に「全日本銃剣道連盟」が結成され、銃剣道はスポーツとして復活。競技では、小銃をかたどった木製の棒(木銃)を持ち防具をつけて戦う。有効な攻撃は「刺突」のみ。10m四方の試合場の中で、対戦相手の上胴・下胴・喉・(左)小手・肩の5つの各部位を木銃で突いて勝敗を決める。自衛隊でも「銃剣道」が訓練されている。


銃剣道は紛うことなく軍の戦闘法だ。中学生にそれをさせるなら、まず銃剣の起こしてきた悲劇、歴史を教え、選択させるべきだろう。それなら教育的意味もある。
教科書は、水木しげる氏の『総員玉砕せよ』がいい。


そうした過去の悲劇を隠して、未来ある子供達に、銃剣の使用に親しませようなど、とんでもない話だ。銃剣は道とはなりえない。



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