いつもインターネット国会中継では、与党、ゆ党の質疑は見ない。だいたいが見え見えの総理よいしょで、虫唾が走るからだ。しかし今回は与党ゆ党の質疑も見させていただいた。参議院西田議員の、争点ずらし、すべて籠池氏の財政問題経営計画に問題があるとの論点で攻めていくが、彼がどれだけひどい経営者であっても、それに私学審議会が難色を示そうとも、問題はどうしてそういうところに認可適当が出たか、であって、そこは籠池氏がどう頑張っても、どうお願いしても、最終的にコントロールできることではなく、そこで誰が認可適当を出したのかが問題の本質。この西田議員、論理的思考ができない人？

衆議院では自民・葉梨康弘議員は冒頭で自身の経歴が大阪府警・兵庫県警捜査2課の前出を披露、”その地域に多少土地勘がある”これって俺は元捜査官で未だにパイプがあるぞという脅しに聞こえたのは私だけだろうか？
しかし元警察官だけあって、物的証拠をチョイ見せして証言のほころびを引き出そうという戦略は昔取った杵柄を感じさせたが、籠池氏は実物確認を迫り、葉梨議員の思うように口を開いてくれなかったようで、すぐに引込めた。へっぽこ尋問である。

他にも、安倍晋三小学院をあげ寄付金を募った時期を巡って、断られた後も不正に意図的に寄付金集めに利用していたと立証しようとし、まるで絶対的物証を握っているぞ、と匂わせ、脅しをかけるも、籠池氏は冷静に対処していて、証言のほころびは見せず、不当に安倍氏の名前で寄付金を募っていたという事実は引き出せていない。それほど物理的証拠をつかんでいるなら、注目の集まるこの場で、追い詰めればいいものを、寄付金と、１００万円寄付をごちゃまぜで質疑し（わざと？）籠池氏に論点が二つあると指摘され、「お答えになっていませんが、先に進みましょう」と敗退。へっぽこ追求である。
不確かな証拠でハッタリ追求をしているのは明白、少し共産党を見習ったほうがいい。

総じて自民党議員は安倍夫妻及びそのサイドの証言を正しいとし、籠池氏は嘘を言っているという視点で質疑しているので、籠池氏の『たたみ掛けるようで失礼』の発言も、警察官・犯罪者尋問に慣れて？いる葉梨議員の態度詰め寄りが、警察官の犯罪者へのそれで、国会議員の証人に対するものを逸脱していることへの、感覚的不満によるもので、的を得ている。しかるに、葉梨議員は個人の名誉に関わることとムキになり（名誉は何も安倍氏やその夫人だけが持っているものではない籠池氏にだって名誉はあるだろう）、質問の公平性を逸脱していることにも気がつかない。だいたい寄付したしないが、名誉毀損に当たるのか？このことに関しては、作為的な寄付金の詐取を立証できなければ、単にどちらかの事実誤認であるという程度の問題なのだ。勇み足へっぽこ自民党員である。

そして最もへっぽこなのが、籠池氏に対して、教員免許があるか？と尋ね、あたかも認可請求の重大な瑕疵であるかのように発言したことである。国会内での一義的情報操作のためにやったのか、あるいは知らなかったのか？（この教員免許の有無が校長に必要か？を聞いた時に、変だな？と感じて検索してみた）
校長を教員の一種とする考え方もあるが、必ずしも教員免許状は必要としない。法制度上通常は別の概念であるとされる。校長の職務には、在学者に対して直接教育を行うことは含まれず、教育を行う場合には校長の職とともに教員の職を兼ねる形となるのが通例である。（by　Wiki）
『校長として教員免許のない方が小学校長として３４年の経験と（申請書類に）書かれて
いる」と追及。だいたい学校、幼稚園経営経験３４年かもしれないし、教育に携わって
（どんな形でも）３４年かもしれない。申請書類の規定がどのようなのかわからないが、
籠池氏自身が言われた通り、多少の認識の誤り、規定の理解が十分でなかったという問題
であり、嘘を書いたことにはならない。
お話にならないへっぽこ元府警県警2課である。

そして、最後の維新下地何某に至っては、足立議員のお株を奪う、思い込み、意味のない恫喝の繰り返しで笑止千万。「教育に熱心なあなたのために枠を広げたんです」などと言い、前任者の橋下徹と松井一郎・府知事が森友学園のために規制緩和した認める自爆発言。松井府知事に「梯子を外された」と語る籠池氏に対し、
「松井さんは梯子を外したのではない。松井さんはあなたが学校をできるように梯子をかけて、梯子から落ちたのはあなた自身なんですよ！　梯子を外したんじゃないです、あなた自らが梯子から落ちたんですよ！」学校ができるようにハシゴをかけた＝便宜を図った、これも、オウンゴール。維新ってこんなのバッカ、、、。一体どうしたらああいう手合いが議員になり、また均質（低質）に集まることができるのだろう？

それにしても、安倍総理　少しは籠池氏を見習ってくれれば、国会も学級崩壊にならず、議論らしい議論もでき、野党は大いに助かるだろう。同じ狂信軍国主義者ならできないこともなかろうに。

いや、相手の論理思考を破壊する安倍饒舌答弁があるからこそ、与党が安倍氏をトップから外したくない理由なのかもしれない。

ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村

人気ブログランキングへ