密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

下村幹事長代行”首相夫人の名誉校長就任は不適切”発言の曖昧


自民党の下村博文幹事長代行は5日、国有地を格安で取得した大阪市の学校法人「森友学園」が開設を目指す小学校の名誉校長に安倍晋三首相の昭恵夫人が一時就任したのは不適切だったとの認識を示した。「学園側に利用されたのだろうが、明確に拒否すべきだった」と東京都内で記者団に語った。
 同時に、森友学園への国有地払い下げ問題を巡る党内調査に関し「考えていない。疑惑を持たれる政治家がいたら、それぞれが説明責任を果たすべきだ」と述べ、否定的な立場を示した。


さて、この不適切は、森友の小学校だから不適切なのか? それとも、彼女が名誉XXになって広告塔になるのが不適切なのか?ここをはっきりしてほしい。「学園側に利用されたのだろうが、」って、総理夫人の利用価値は大きいのだから、規範をしっかりお教えするべきなのではないか。配偶者の自立、自由を尊重するのと、放任、無交渉とは全く別物。


昭恵夫人は色々名誉XXを引き受けていそうだし、明らかに広告塔、客寄せパンダに利用されている。首相夫人が特定の会社、学校、商品を宣伝することに対しての政府の姿勢を明確にしておかないと、アッキー問題は収まらない。



日刊ゲンダイが載せた、救い難いチャラさ 昭恵夫人「蔵王温泉スキー」満喫の厚顔P1 | 日刊ゲンダイDIGITALの記事<安倍昭恵と行く80年代スキー復活〜東北観光を応援しよう〜>この企画もとってつけたように東北応援と入っているが、大手ホテルと企画者がわが利益のほとんどをとりそう。地酒や地元食材、地元の方と交流とかをうたっているが、総理夫人が関して行う企画としては公共性にかける。諸経費を引いて、利益分を復興支援とか、参加者から寄付を募るとかなら、まだしも、やはり総理夫人が冠してやるには曖昧すぎる。ちょっといい感じだと気安く引き受けてしまうのか? ただでさえ利権は偏るのだ。収支報告とかきちん地元貢献実績とか、公に報告するくらいはしないといけない。


曲がりなりにもファーストレディーを名乗るなら、アメリカのファーストレディーに学ぶべきだ。アメリカのファーストレディーは、夫の任期には、医者、弁護士、実業家といったキャリアを中断して、女性問題、児童問題に取り組む方が多い(民主党は)。自分のスタッフを持ち、活動する。ただ公式行事随伴だけという方もいるらしいが、上流階級のボランティアが常の国なので、大小の差はあれだいたい何かやる。
もちろん、居酒屋経営や、深夜の飲み歩き、特定企業・商品の推薦はもちろん、宣伝に登場することはしないし、私的企業、学校などの名誉職も引き受けないのではないか。
利益誘導になる。公的支援の寄付集めのためのパーティーに出席したり、まあ子供たちのためにセサミストリートには出るらしいが。


こういう点で、日本はファーストレディーという規範が全くできていない(政治家もメディアもしだが)。ファーストレディーであるなら、やはりノーブレス・オブリージュ(聖なる義務)を自覚して負わなくてはならない。できないならミレニア夫人のようにできるだけ注目を集めず問題を起こさないように心がけるほうがいい。


夫によって有名人になり、アイドル的な地位得た昭恵さん。可愛い人なんだろうけど、河野洋平さんのときも(一緒に沖縄訪問とか、、、)大麻プロモート、真珠湾前のりとかもそうだけど、もう少し考えて行動するべき時なのかもしれない。



PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

にほんブログ村


人気ブログランキングへ