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主要閣僚候補、トランプと意見を異に

保守にしろ、革新にしろ、とれあえず最低線の知性と認識は持っている、ということがわかって、ややホッとしている。
トランプ使命の閣僚候補が、上院の公聴会で、トランプの選挙においての発言と違う主張を表明している。



ワシントン(CNN) 米国のドナルド・トランプ次期政権の閣僚承認に向けた上院の公聴会が続く中、閣僚候補からはトランプ氏の「公約」と食い違う発言が相次いでいる。
もっとも大きな「ずれ」と言えるのが、国務長官に指名された米石油大手エクソンモービル前会長兼最高経営責任者(CEO)のレックス・ティラーソン氏の11日の公聴会における発言だ。
ティラーソン氏は、トランプ氏が選挙戦で離脱を示唆した環太平洋経済連携協定(TPP)に「反対しない」との考えを示した。


ティラーソン氏はまた、ロシアが米大統領選に介入するため米政党のコンピューターに不法侵入したと情報機関が指摘している問題について懸念を表明。民主的プロセスを傷つける目的でのハッキングや電子メールの暴露は実際に「行われた」との考えを示した。



ティラーソン氏は、ロシアのクリミア併合を受けたウクライナへの防衛目的の武器供与は支持できると述べたほか、対ロシア制裁には効果が見込めるとの考えも示した。どちらもトランプ氏の過去の主張とは相反する。



国土安全保障長官に指名されたジョン・ケリー氏は公聴会で、水責めなどの拷問を禁じた米国内法に従うと述べた。トランプ氏は選挙戦でテロとの戦いでは水責めや「もっとひどい」拷問を復活させると述べていた。



司法長官に指名されたジェフ・セッションズ氏も、米議会により水責めなどの拷問は非合法化された点を強調。トランプ氏が主張し、まだ公式には撤回していないイスラム教徒の入国禁止についても、セッションズ氏は「米国への入国を拒否すべき宗教集団だとは思っていない」と述べた。



こんなトンデモな勢い公約?に賛成を表明したら、皆さん、可愛い孫に顔向けできない。
いかにトランプが特殊で、いい加減か、そしてそれを支持した反知性主義のマチョ白人至上主義者が、何も考えていないかよくわかる反応である。


公聴会はまだつづく。上院の承認を得ない限り、人事は確定しない。承認されなければ、差し戻しだ。トランプはこのお友達たちの”裏切り”にどう対応するのだろうか?


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