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トランプ支持者、再集計差し止め提訴

大統領選、3州の再集計に大きなプレッシャーがかけられている。ウィスコンシン州が当初1,100,000ドルとしていた集計費用を、3,500,000と最終毛を求める緑の党ジル・スタイン氏に通告した。なんと3倍以上。彼女も”outrageous cost increaseー酷く法外な値上げ”と言っているが、これによって、あと2つの州も含めたコストの予測は9,500,000ドル
これが現在の寄付金のゴールに成った。現在は7,000,000ドル(これでも13万人を超える人々からの少額寄付金が集められた成果なのだが)ペースはスローダウンしているが、未だに徐々に金額を伸ばしている。ところが、トランプサポーターや極右の人たちからこの再集計阻止の動きが出たきた。

ワシントン(CNN) 米大統領選の集計で不正操作が行われた可能性があるとして緑の党が一部の州で再集計を求めている問題で、ミシガン州の司法長官は2日、同党の大統領候補、ジル・スタイン氏が要請している再集計の差し止めを求める訴訟を提起すると発表した。
ミシガン州のビル・シュエット司法長官(共和党)は短文投稿サイトツイッターで、「私は今日、ジル・スタイン氏によるばかげた、多額の費用を要する再集計要請を差し止めるため訴訟を提起する」と発表。同州最高裁に申し立てを行ったことを明らかにした。
シュエット氏の事務所はこの後、申し立ての理由を説明する声明を発表。「ミシガン州の有権者はスタイン候補を大差で拒絶した。州が認める投票結果の受け入れをスタイン氏が拒むことは、懸命に働く納税者に高いつけを払わすリスクを負わせるほか、ミシンガン州法の趣旨を悪用することにもなる」と指摘した。
スタイン氏は先日、ミシガン州の投票結果の再集計を求める申し立てを起こしていた。同州で勝利した共和党候補、ドナルド・トランプ氏のリードはわずか0.2%と非常に僅差で、ミシガンは全米で最後に勝敗が確定した州となっていた。
スタイン氏が再集計を要請しているのはミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニアの3州。ウィスコンシン州でもトランプ氏の支持者らが再集計を阻止する動きを展開している。


トランプが言うように”大差”で勝利したなら、何もガタガタ騒ぐこともなかろう。再集計の要請は要件を満たすことのできる立候補者に与えられた権利で、妨害することはできない、が、この再集計、12月19日までの全てを終わらせなくてはならず、彼らがごねることで、決定作業を遅らせ、時間切に持ち込むということが本当の目的なのだろう。


彼らの行動は、公正さのかけらもない(いやそれがトランプと極右トランプサポーターなのだが)民主主義のルールを捻じ曲げる。


こうした極右の人たちは、自分たちは絶対正しいと信じている(人間は猿から進化したのではない、なども含めて!!)。リベラルの人たちも、自分たちは正しいと信じる行動をする、けれど意見の違う人も正しいということも忘れていない、ここが大きく違う。
だから意見、立場の違う相手も尊重し、意見を交換すること、勝ち負けより理解に重きをおく。公平で公正であることに努めようとする人々と、絶対正しいのでそれを押し通すために、手段を選ばない人たちが戦えば、どうしても、公平で公正に重きを置く方が不利である。しかし、今までは、声高に無理を押し付ける意見は最終的に支持されないできた。


ところが、昨今どうした訳か、声高の排他的全体主義、独裁的強権のリーダーを強いリーダーと支持してしまう人たちが増えている。これに支持を与える人々は、自分が不利益を被っていると怒る人たち。想像力に乏しい平板な思考、反知性主義、利己的な視野、ほんの目の前の損得、勝ち負けに躍起になる、そして、徐々に被害妄想に陥る。


こうした人々を味方につけるのは容易いことをナチスは証明した(だからナチスに学べ、は成功している)彼らは、一度権力を手にすれば、あとは手段を選ばず、これを維持しようとする。悲しいかな、日本ではもうこの状態が長く続いている。 


トランプ支持者は、トランプが実は自分たちの側の人間でないことに気がつかない、安倍政権に60%の支持率を与えている日本の国民と同じように。

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