密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ウィスコンシン州選管、再集計請願を受理したと発表。

このところ立て続けに書いている、緑の党ジル・スタイン氏による3州の票再集計。
ウィスコンシン州選挙管理委員会が、請願受理、再集計に向ける準備を始めたと明らかにした。寄付も現在第二目標の450万ドルをクリアし、最終ゴールの7大万ドルを目指して、550万ドルに達している。
緑の党は左派小党で常に候補者は立てているが、当選は出していない。候補を立て主張する事に意義を見出しているけれど主張は筋が通っている(日本共産党と似ている)
党首のジル・スタイン氏も、1973年、ハーバード大学を卒業、心理学、社会学、人類学を修めハーバード大学医学大学院院了、その後、25年間、内科医を勤め、また、2006年までハーバード大学医学大学院で教鞭をとっていたスーパーウーマン。どれだけすごい人がいるんだか、この国は!それでもガラス天井は未だ高いのか。



ワシントン(CNN) 米大統領選の投票で一部の州がハッキングによる不正操作を受けていた可能性を指摘されている問題で、緑の党の関係者は25日、ウィスコンシン州における票の再集計を同州選挙管理委員会に申し立てた。同州では2週間前の選挙で、ドナルド・トランプ次期大統領が勝利していた。



緑の党のウィスコンシン州議長によれば、同党が求めているのは「書類記録の照合」で、単なる再集計より踏み込み、投票システムの健全性に関する調査を行うものだという。同氏は、今回の動きは選挙に基づく民主主義が機能しているかを見極めるための第一歩だとしている。



同党の大統領選候補者、ジル・スタイン氏が再集計に向けて集めている資金は、感謝祭を経て500万ドル(約5億6000万円)以上に達し、当初の目標の200万ドルをはるかに上回った。25日時点での目標額は700万ドルとなっている。



同氏は24日、CNNに対して、コンピューターの専門家が重大な疑念を示していることや、投票者や党のデータベースなどに侵入事件があり、ハッキングされる可能性のあるシステムに選挙が依拠している点を指摘。「米国民は自身の投じた投票に確信を得る権利がある」と述べていた。



同州選管は25日午後、スタイン氏と緑の党からの請願を受理したと発表。同州での再集計に向けた準備を進めていることを明らかにした。再集計はスタイン氏陣営が費用を支払った後に行われ、現在その額を算定中だという。



ハッキングの専門家らは今週初め、電子投票システムを使った一部の郡で有権者の投票率が低かったことを踏まえ、投票システムがハッキングを受けていた可能性があるとして、民主党のクリントン陣営に注意を促していた。ただ、現時点では不正操作があったという証拠は一切示されていない。



ウィスコンシン州のほか、ミシガン州やペンシルベニア州でも再集計を求める動きが出てきているが、勝者がトランプ氏からクリントン氏に変わるかは不透明だ。ペンシルベニア州では現時点でトランプ氏が6万票以上上回っている。
クリントン陣営は再集計をめぐる議論から距離を置いているほか、トランプ陣営もこうした動きを重視しない姿勢を示している。


このとてつもなくお金のかかる、かつ時間と労力のかかる事に踏み込んでも、選挙結果が変わる可能性は少なく、悪あがきの誹りも免れない。ヒラリー陣営が二の足を踏むのは当然。もちろんトタンプ陣営も鼻にもかけない。


しかしアメリカの選挙制度には瑕疵があり、特に今回の問題になった選挙人制度を見直そうにも、共和党の議会支配が続く以上無理。しかもそれを変えるのは、現在のゲリーマンダラーの線引き期限まで待たなければならない。そうであるなら、その他の瑕疵を明確にし、行動を起こしてきた緑の党の今回の動きに、みんなの注目が向き、一石を投じることも必要ではないかと思う。また、ハッキングなどの新たな脅威に対する対策の意味でも大きい。損得だけでない行動も必要だ。


多くの普通の人達のパワーが、バーニーサンダースを押し上げ、トランプを台頭させた(しかも大統領にまでしようとしている)今年の選挙にふさわしい普通の人々の、ラストファイトかもしれない。



PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

にほんブログ村

人気ブログランキングへ