密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ものすごいストレス、大統領選 明日に続く?

あろ6週の結果で大統領が決まる。それもトンデモロランプの勝利が濃厚なのだ。
民主党リベラル系のニュースステイションのコメンテーターたちも、今まで聞いたことのない想い声、泣き出しそうなコオと言ってもいいがそこはプロ、最後までやりきる気概。


ヒラリーのヘッドクオーターでは、泣きながら会場を去るサポーターの姿も見られるようだ。トランプはロムニーが獲得できなかった地域まで取り込んで、農村地や小さな村などは軒並み勝っている。教育を受けた人間と、そうでない人間の対立軸と言ってもいいほど、地域が分かれている。
私が思うところの、アメリカ人の最も愚かだと思うことの一つ、大統領は自分と同じ考え、近いフィーリングを持っている人になってほしい、というところ。
そして、こんなに多くの人が愚かだったのかと驚かされる、愚かな彼らの近しい存在のトランプにこんなに支持が集まったという事実。単純でかつ傲慢というのは恐ろしいことだ。それでも最後まで、きちんと見ていよう。


すべての州が接戦だ。10ポイントのペンシルバニア 16ポイントのミシガンこれを取れるかで大統領は決まる。こう言ってはいけないのだろうが、第3の候補の得票が確実にヒラリーの足を引っ張っている。ヒラリーが勝っている週は大差で、第三候補の票をトランプに足しても、ヒラリーは圧倒的に買っているが、トランプが僅差で勝ちの多くの小さな州、田舎の州は、第三候補の2%・3%があれば明らかにヒラリーが勝てる。
ヒラリーにもトランプにも入れたくない人が、あるいは本当にその人を狂信的に支持している捨て身の人が投票しているのだろうけれど、そういう人に、本当のトランプ大統領でいいのか聞いてみたい。意味もなくヒラリーが嫌いな人が多いと聞いていたが、話してみると(フロリダはトランプサポーターが多い)陰謀論を本気で信じている。みんな知らないだけだ!!というのだから、どうしようもない。


彼らは何を期待しているのか?石炭鉱山を再開し仕事を与えるというトランプと、クリーンエネルギーの開発で、建設、整地、工業製品、コンピューターシステムなど多岐にわたる雇用を作り出そうというヒラリー、ちゃんと話を聞いていないで、テレビのトークショーのような、何が起こるか?それは後のお楽しみ!!みたいなことを言うトランプを信じる。6ヶ月もしないうちに後悔するだろうけどその時は遅い。そして彼らの失望はいいけど、アメリカが世界が被る実害が恐ろしい。


夜中1時を回っているが、ホワイトハウス前に人々が集っていて、インタビュアーがDCの名門ジョージタウン大学の学生にインタビュー”結果にがっかりしているけれどそれでも、最後まで希望を捨てないで見守る”と、コメントも立派なものだ、さすが未来のホアイトハウス職員?もちろんヒラリー支持。かたや、木に登って旗を持って騒いでいるトランプサポーターもいる。


学歴だけが全てではない、学歴はなくても、尊敬できる本当に頭のいい、考えの深い人はいる。率直に本質を見抜き、人生の知恵に長け、心の優しい人を尊敬してやまない。
ただ、狭い世界で自分の周囲の価値観だけが全てで、かつそれを他の価値観の人に押し付けるようになることは、社会の不幸だ。


選択肢をたくさん持てること、違う価値観、考えの相手を受け入れること、情報を精査し自分で判断できること、それには、知識を得ることも大切な要素だろう。日本のように、愚民政策の政府は、そういう人間は作りたくない。だまって働く従順な人間が欲しいだけだ。アメリカのように、自信満々、自己を省みるより人のせいにする愚民に翻弄されつつ民主主義の基本理念を守る国は、時々こういうことが起こる。それも民主主義の一因だ。だから多数が正しいわけではない、話し合いでよりよき方向に進む、それが民主主義だ まあ、もしトランプが大統領になったら、どんなことになるのか、そのツケも国民が払うのだ。今一番不安におののいているだろう、イスラム教徒やメキシコ移民ではなく、貧しい、マッチョで刹那的なプライドだけの白人諸氏に払ってほしい。


テレビでは、コメンテーターたちがトランプのめちゃくちゃな移民政策が実現した時にどのような抗戦を張るのか?メディアとして、また民主党としてなど議論している。
とにかく明日は続いていく、どんな結果が出ても、それに対して何ができるか考えてゆく、これは、私の思うところのアメリカ人のいいところだ。


ヒラリーのキャンペーンマネージャーが壇上に現れ、今日は遅くなりすぎた、まだ選挙は終わらない、今日は家に帰ってゆっくり寝てほしい。明日もある。とアナウンスした。
これを受けた、人々は喝采を上げた。メインの4ポイントをヒラリーが取り、他の勝敗を分ける週も接戦で、票の差により、数え直しを要求することもある。


どうなるのだろう。ペンシルバニアの大都市の開票が残っていて、都市部の強うヒラリーにもまだ一抹のチャンスがあるのか。今、AM2;16 キャンペーンマネージャーさんの言葉を信じて寝るかな。目が覚めたら悪夢なんて御免こうむりたいが、、。
to be continued.  おやすみなさい。


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