密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

追記:Nスペシャル、沖縄・空白の一年 を見て

日本語ペラペラで領事館勤務で日本にも住んでいた隣人のDさん(イニシャルで書くと友人のうち7人がDさん)が、Nスペシャル:沖縄空白の一年に違和感を持っていたと、前の記事に書いた。


昨日のオープニングでもっと突っ込んだ話になり、私も鵜呑みにしていた内容についての、親日派アメリカ人の見解を聞けたので、書いてみる。


番組内では、マッカーサーは10万人の本土に住む沖縄の人たちを、基地の労働力とするため強制的に帰還させ、その結果食糧難に陥った。としている。
この点で、隣人Dさんはとても憤ったという。本土に働いていた沖縄の人たちは、強制連行のような扱いで連れてこられ、それを故郷に戻すという方針をマッカーサーは持っていたという。


番組では、日本は敗戦したこと、しかしアメリカ軍扱いは占領略奪隷属を強いなかった事実、民主主義国としての再タートを支えたことを、無視しすぎている。沖縄の基地化は、ロシアの日本侵攻に対する構えであった(その後は、アジアにハッドクウォーターとしての役割を担ったが)やはりGHQの日本の戦後処理計画は、日本にとって最善を考えられたいた、それなのに、すべてアメリカの謀略的に扱われることに激しい憤りを感じたそうだ。


誰でも、自国を悪く言われれば、しかも片手落ちの非難では、憤らざるをえない。


親日のアメリカ人を憤らせたその根底に、日本政府の無責任さ責任転嫁を代弁し国民に沖縄問題は歴史的にアメリカの強制的統治と印象付けるNHKの番組構成にある。


中国憎し、アメリカ憎し、で日本はどうしたいのか? いつの誰かのせいにして、きちんと自国の歴史に向き合わず、国内で歴史を歪め、他との対立を煽ることは、賢明なことではない。


相手を認め、友好的に冷静に対峙する。孔子が「子曰く、君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」言った。日本政府の方策は、そして今国内の空気はまさに小人のそれである。資源のない小さな国は、創意工夫、豊かな発想、思いやりのある国民性を持って存在を示し、平和不戦の堅持は決して他国の武力行使に同じてはいけない。


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