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築地移転、そもそもなぜ移転?

世界一の生鮮食品市場、築地移転。 なぜ移転しなければならないのか


築地移転の理由
施設の老朽化
衛生管理が困難
過密のために作業が非効率的


荷置き場所が不足し、一時的に荷を屋外に置かざるを得ないなど、商品の品質・鮮度保持の徹底が難しくなっているのも事実があります。


物流面においても、もともと、築地は鉄道輸送を前提に作られましたが、昨今の物流の主流はトラックです。このため、駐車場の不足や、トラックでの搬入・搬出スペースの不足が大きな問題となっています。


また、混み合った場内のいたるところで荷の積み下ろしなどが行われるなど、非効率的な作業が増えてしまっています。


しかし、豊洲移転には、深刻な土壌汚染が持ち上がっている。予定地は、見た感じでも水はけが悪く、地盤が緩そうだ。築地移転は20年前から、をかけて協議され始めた。
詳しくは20年の経緯を調査したこの記事を読んでほしい。

記事よりー


都が調査してきた移転候補地は、どこも「ふさわしくない」土地ばかりだった。しかし、「消去法によって、1つ1つ除外されていった」(業界団体関係者)結果、最後に残ったのが、「市場用地として最もふさわしくなかった」はずの、東京ガスの工場跡地である「豊洲」だったのだ。


築地市場は、日本・世界最大規模の公設の卸売市場。魚や貝などの海産物のほか、野菜、果物なども扱う「日本の台所」のような場所だ。驚くことに、当初、移転候補地を選択していく上で、「汚染」や「安全性」が考慮された形跡はない。




小池百合子東京都知事は11月7日に予定されている築地市場の江東区豊洲への移転について、来年1月以降まで延期する方針を固めた。


 豊洲市場が建設された東京ガス跡地では深刻な土壌汚染が発覚。都が約850億円をかけて土壌浄化作業を行い、地下水のモニタリング調査を行ってきた。小池知事はこのモニタリング調査の結果が出る前の移転について「大きな疑問を持っている」と指摘。市場関係者らと会談を重ね、今月16日には新旧両市場を視察した。


 市場関係者からは土壌汚染問題のほかに「店の間口が狭く、使い勝手が悪い」「豊洲は埋め立てた島にあるため、市場へのアクセスが不便」「年末の繁忙期を控えた時期の移転は支障が大きい」といった声が上がっていた。


 都関係者によると、小池知事はこうした状況から、移転の時期について、現在実施している地下水のモニタリング調査結果が出る来年1月以降に改めて判断することを決めたという。


一年で一番忙しい年末にかかる移転計画を見ても、どうも、業者、利用者の側に立った計画とは言えなそうだ。政治が人々生活から離れ動き出す時、やたら難しい言葉でリポートをするが、よく読めば、なぜ豊洲がいいのか?という理由は説明されていない。
豊洲移転を急ぎ強行する姿勢は、とりあえず、旧国立競技場を強行で壊しておいて、開発者・政治サイドの理由・利権・都合で進めていくやり方を思い起こさせる。豊洲移転と、築地保持改築との比較点を明確にして、使う側の意見を尊重し変えてゆくべきだと思う。
常に開発する行政側はたくさんの資料などで煙に巻き、理解が得られる前に強行してしまうというやり方は後々必ず問題が発生し、余計な税金がかかり、また無駄になる。



極右と言われる小池知事だが、都議会に喧嘩を売っての当選、パフォーマンスだけでなくそれなりの手腕を見せて欲しい。



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