密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

若いことがそんなに偉い?男であることがそんなに偉い?

レイプは暴力。でも、日本のテレビドラマなど見ていると、暴行シーンは、エロサービシーンに見える(お約束温泉シーンに方がマシ)


アメリカ・イギリスなどのレイプシーンは、それが起こる(泣き顔やブラウスが引き裂かれるなどのシーンはない)そして、被害者が生き残る設定であれば、被害者役の女性の顔の見るも無残な状態を写す。目がふさがれるほど腫れ上がった赤黒い目の周辺、損傷した血こびりついたの鼻、大きく切れて腫れ上がった口元、レイプの被害者の状態をリアルに再現し、そこに暴力への嫌悪以外の何ものも立ち入らせない。


日本の表現は綺麗な顔(女優さんのイメージを損なうから?)の被害者、ほつれ髪、乱れて服をかき合わせ泣く。最近はチョツトリアルに、口の端しにあざくらい、こういうソフトたちの表現は、レイプ被害へのリアリティーの欠如、不当な夢想を育てているように感じる。こんなんだから、レイプ被害者に対して、馬鹿げた軽口を叩く馬鹿者が出てくる。

リテラ記事の俳優強姦致傷事件、被害女性に年齢が40歳ということで、ネットで
「40のババア大袈裟すぎんだよ、金が欲しいだけだろ」
「40代のババアが女として見られただけいいと思えよ。何通報してんだよ」
「高畑裕太許してあげなよ どうせ40のババアだし てかいいじゃん俳優とやれたんだし

のような侮蔑が流れているそうだ。以前の障害者殺人への同調もそうだが、こういうことを書いている人たちは、自分たちが一体何様だと思っているのか?


日本で暮らしていた時は、年齢、容姿、女性であるということ、に対するコメントを日常的に、男性から受けることが普通で、それに腹が立っても、受け流す術を習得することが必須だった。しかし、アメリカに移住して、あの日本での腹立たしいストレスはなんだったのか?と思うくらい、女性に対しての尊重が徹底している。公共とプライベートの区別もできていて、嫌な思いをすることはほとんどない。アメリカに来て一番良かったことは、男性が失礼でもないし、威張らないし、いやらしくないことだ。


こういう恥ずかしい差別、いや、自分の平板で幼稚な価値観の押し付けを平気で公共に発信できる、していいと思っている民度の低さ。こういう発言をしている人たちが、同時に、南京大虐殺や慰安婦問題は捏造、とか日本帝国は偉大とか思っている人たちとかさなっているのなら、今の自分たちの、優越意識でひどいことを平気で言う態度が、戦中の兵士たちが、”チョン”・”チャンコロ”と呼び、自分たちの優越意識でどれだけひどいことをしたか、同一線上にあることを認識してほしい。


想像力、感性の平板さ、思考の浅さ、幼稚さ、他者への共感力の低さ、男性優位社会の中で甘やかされた、しかし現実は誰も自分を偉いと言ってくれないルサンチマン男性がネットの匿名安全地帯から暴力を振るう社会、それは、そのまま現在、国際社会でトンチンカンに孤立してゆく、”想像力、感性の平板さ、思考の浅さ、幼稚さ、他者への共感力の低さ、男性優位社会の中で甘やかされた”安倍氏と日本会議の美しい日本を支えている。


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