密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

無言の抗議は甘えの構造 通じているのか?中国に。

”高度な外交手腕で怒りの表現”?ものを言わずに絡め取る。つまるところ強引に空気読ませるってことで、、、。これって日本にしか通じないのではないかと心配になる岸田外相
の非礼外交。



日本政府は9日、再三の抗議を無視する形で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で領海侵入を繰り返す中国側に対し、抗議のレベルを上げるとともに、“非礼”で遇することで無言の怒りをぶつけた。


9日午前、外務省の一室に通された中国の程永華駐日大使は、報道陣の目にさらされたまま、8分間も待たされた。


「おはようございます」


 岸田文雄外相は、立って迎えた程氏に遅参をわびることなく、目も合わさずに着席を促した。外務省の杉山晋輔事務次官らの度重なる抗議にもかかわらず、あからさまな主権侵害を続ける中国への不満を最大限伝えるため、わざと“外交非礼”を演じたのは明らかだった。


なぜ8分?日本人なら恥じ入って、いたたまれないだろうけど、果たして中国ではどうか?彼らの時間は長い、文化大革命で10年のひどい冷遇の後、命があって国を治めている現在に中国共産党首脳部。やり方はどうあれ、一筋縄ではいかない人たちである。


だいたい目を合わせない怒りの表現も、情けないとしか映らない。


ちなみに、日本女性と結婚した他国男性が、一番怖いのは、彼女たちは、怒ると喋らなくなることらしい。西洋人のみならず、中国、韓国男性からも聞かれるこの怒りの表現は、
深い関係にある女性にのみ有効であろう。


この内向きの怒りの表明、同じアジア人だから、通じると思ったのか?
これがアメリカ人相手だったらどうか。彼らは8分待たせたのは、日本のミス。当然謝罪するのは日本。まして挨拶も返さないなんて、10代の子供のやることと一笑に付される。アメリカでは、子供でさえ、拗ねて機嫌をとってもらえることなどない。


8分も出てこない、挨拶も返さない、これは相当な怒りだ!!、などと相手の腹を読んで対応するなんて、日本だけだと思う。こんなことで中国の外交官が震え上がるなんて、、冗談にもならない。国同士の軋轢に、怒りの表明が、これというのは、阿吽の空気読め社会日本の甘えの構造。 特に国と国との外交交渉は議論か、交換条件か、脅しか、を冷静にないまぜにして落としどころを探るのではなかろうか。


そんなんだから、日本はアメリカに対しても、先へ回って自国不利益の思いやり予算なんてのを提案し、非道があっても、抗議のポーズだけで、怒りの表明はするが、それを使って、事態改善の交渉をしない。沖縄の女性強姦殺人死体遺棄事件も、米軍が自主的に野外外出禁止などしているが、本来は、地位協定見直し、軍属の外交官待遇を直ちにやめ、日本の司法に引き渡すことの明文化を要求すべく、しつこく強く交渉しなくてはならない事態なのだ。


みなまで言うな、とか、言わなくてもわかるだろうなんて、とんでもない。わかっていても、言われるまでは、考慮する必要なし、が当然のルールの国の方が絶対多数なのだ。
その点中国は、欧米諸国と渡り合えるだけの、交渉力、才力 胆力を持っている。


議論に耐えられないから、お金で解決する、本質を曖昧にして、口当たりののいい部分だけ見せようとする日本は、決して国際社会の理解は得られないとおもう。


PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村