密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

安倍総理が手本を示しても、国民が見習えないのはなぜか?“2度目の夏休み” 歴代首相で最長休暇は確実

日本人は休みを取らない。我が妹などは、結婚式も含め、未だにアメリカの我が家に来ることができない。仕事が忙しい、家事、以前は子供たちの世話、現在は両親の世話に追いまくられている。アメリカ人はどんなに仕事がいそがしくても、いや忙しいほど、絶対バケーションを取ることに腐心する。


以前安倍総理は、仕事の後の余暇の過ごし方の手本を示し、5時(?)から昭恵夫人と二術館に絵画鑑賞。これはかなりの反発を買ったように記憶している。



第一、第二夏休みで合わせて、17日間。これだけのまとまったバケーションタイムを、国民全部が取ることができれば、過労死、働きすぎノイローゼ、家庭内孤立、は防げる。


安倍総理のこうした、まず率先して、自分から十分な余暇を取る必要性とその実践を行っているのは、そのプロパガンダ??


しかも、外遊は安倍総理にとってのストレス解消で、大事にされ、持ち上げられ、国民の血税をばら撒くことで、大物感を実感できる、美味しいお仕事。それがバケーションの後の続くのだから、さぞハッピーだろう。


民主主義国家でなくても、たとえ君主制の時代でも、名君が王座にあれば、国民は潤い、自由で、幸せ、国を尊敬して慕う。もし侵略に会えば、国王(あるいはその家族)は先頭にた地、戦に赴く。それゆえに王様なのであるが、国民の生活を理解せず、自分だけの栄華をほこれば、革命に倒される。民主化、近代化は、悪い王様の産物とも言える。


安倍氏総理のお手本が、国民生活の現実から乖離し、彼がそれを本当に理解していないなら、彼のお手本は、”パンがなけれなケーキを食べればいい”と同じ感覚で、いずれ似たような未来を生む。自分は特別な重責を担っているので当然と思っているのなら、それはい
ささか奢りが過ぎるし、その重責が国民生活圧迫の根源であるので、いささか無責任が過ぎる。


アメリカの大統領は、取れる時に数日取る。それが関の山だ。家族大切な行事クリスマス・サンクスギビングも原則ホワイトハウスかキャンプディビットですごす(これは公務でもある)そうしてみると、日本の総理大臣は国のトップに立つ者としては、かなり優雅に過ごしている。高級外食も自分のお友達と自由に税金でいただける。


オバマ大統領のシークレットサービスのコードネームは”Renegadeー裏切り者”コントロールできない、普通の行動を拒否する者、という意味が含まれているが、これは彼が隙を見て、シークレットサービスをまいて、ピザやハンバーガーを食べに行ったり、本屋に行ったりするためと思われる。支払いは自分のカードで。一度ミッチェル夫人と高級なイタリアレストラン行き、なぜか、カード支払いが拒否され、仕方なく夫人のカードで支払ったことを、すっぱ抜かれ、面白おかしく報じられた。


というわけで、国内での接待はホワイトハウスで公費で行われる。公私の区別が日本に比べ割ときっちりしていると感じるのは、私だけだろうか?


ともあれ、今回の安倍総理の優雅な夏休み+外遊は、目の前の問題、天皇の生前退位への対応からの、興味そらし時間稼ぎ(国民はすぐ忘れるから)とも見える。


日本の首相は、民主主義国家には珍しく、王侯貴族的自負を持って実行されている御仁のようだ。


PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村