密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

理念や政策は違っても危機に際する良識と判断は共有。

理念や政策はもちろん、支持者の人種程割合、時に服装、食生活まではっきり分かれている、民主党と共和党。


もし、トランプ現象が起きなければ、常に対立は平行線で(ゆえに常にどちらがリードできるかわからない)行われてきたアメリカの政治。



しかし、ついに、米国のブッシュ前政権などで外交・安全保障政策を担った共和党の元高官ら50人が、大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏を批判し、同氏への投票を拒否する書簡に署名した。


8日付の米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。書簡は、トランプ氏が当選すれば「米史上で最も無謀な大統領になることは間違いない」と警告している。
署名したのはヘイデン元中央情報局(CIA)長官やネグロポンテ元国家情報長官、チェイニー前副大統領の補佐官だったイーデルマン氏、国家安全保障長官を務めたリッジ、チャートフ両氏、通商代表部(USTR)代表と国務副長官、世界銀行総裁を歴任したゼーリック氏ら。今年3月、共和党の候補指名争いのさなかにトランプ氏を非難し、同氏の指名に反対する公開書簡を出したメンバーとも重なっている。
新たな書簡は、民主党候補のヒラリー・クリントン氏には懐疑的な立場を示す一方、「トランプ氏は米国が直面する困難な課題と、この重要な選挙に対する答えではない」と断言している。

書簡によれば、トランプ氏は「真実とうそを見分ける能力と意思」や「自制心」がなく、個人的な批判に耐えられず、「とっぴな行動」で同盟国を不安に陥れている。大統領になり、米国の核兵器を握る最高司令官になる人物として、これらは全て危険な特徴だと、書簡は指摘する。

「クリントン氏を明らかに支持する人もいれば、断じて支持しない人もいる。しかしトランプ氏が適任でないとの確信ではだれもが一致した」


署名した当局者の1人がCNNに語ったところによると、元高官らの多くは世界各国の新旧指導者から、トランプ氏の無謀さを強く不安視する声を聞いている。だれもが進んで署名に応じたという。


トランプ氏は書簡に対する声明で、署名した元高官らこそが世界を危険な場所にした張本人だと反論。イラクに進攻し、リビア東部ベンガジで米国人を死なせ、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の台頭を許したのは、元高官らとクリントン氏による「破滅的な決断」だと非難した。
日本の人たちの中には、こういう陰謀論を支持というか、賛同して言っている人がいるが、一度、トランプの演説を実際(TV)で聞いてみるといい、と常々思っている。
翻訳活字にすると、まるでトランプが自分の視点や経験や哲学を持っているように書かれていて驚くが、彼は、若い頃から、本を読まない人だろう。ベット脇にヒットラーの著作があると噂だが、アクセサリーかお守りの類で、ページを開いたこともないだろう。
日本の”ナチスに学びたい”方達も、同じようなのではないかと思われる。


トランプの側近も「いんちきヒラリーとワシントンのインサイダーたちが、我々の草の根運動を至る所で妨害しようとしている」と主張した。側近もボキャブラリーが乏しいと見える。


私は、なんだかんだ言って、アメリカが極右や独裁政権に乗っ取られるなどとは、全く心配していない。


あのアメリカ中が冷静さを失って、最悪の大統領を2期にわたって選出し(どうもおかしいカウントもあった末に、選ばれた大統領でもある)ても、愛国法のもとでも、図書館司書たち(ほとんどが中年以上の女性たち)は、個人データーの公開に抵抗し、常に弁護士を立てて抵抗したし、ヘイトクライムに対し、自分たちは選んでこの国に来た発言し、耐えて努力する中東からの移民たちがいたし、TV番組30daysは、30日間イスラム教徒になる白人の青年をとうして、異人種、異教徒への理解と、同じ感覚を有する人間同士であるという切り口を見せた国だ。
メディアは、自分たちの倫理規定をはっきりもち、それに誇りを賭けている。自分は自分、人は人と、空気を読まない人が真っ直ぐで、優しい人たちであふれている。


日本の方がよほど心配だ。人に気を使い、吐出することを恐れ、ゆえに多くの人が行く方向に行きやすい。多くの人が行く方向を作れる情報を握った人たちが、誘導し、異議を唱えられない空気を醸造する。日常的に忍び込まされる少しづつの変化に鈍感で、信じやすい。なによりいざという時がわからず、のんびり、代表選なんかやって、唯一起こりかけている、危機回避の可能性を、自分たちのつまらない目先の立場で潰そうとしているような、野党第1党がいる。自民党も、民進党も、共和党のように、党を割る、自分たちの反対意見を表明するような、政治家としての良心と、使命感と、矜持を持ち合わせた人間がいない。よく聞け民進党「クリントン氏を明らかに支持する人もいれば、断じて支持しない人もいる。しかしトランプ氏が適任でないとの確信ではだれもが一致した」とした共和党首脳部の決断を。


共産党、生活太郎、社民党は、本当に頑張ってほしい。


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