密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

他人を自分の価値観でしか認識しない弱者排除の社会

CNNでも大きく扱われている、相模原障害者施設での大量殺傷事件。
ナチスがホロコーストを行う前哨戦で障害者を抹殺したT4を思い起こされます。

植松容疑者が2月に書いていた手紙は、「障害者総勢470名を抹殺することができます」という文面だった。
手紙では「常軌を逸する発言であることは重々理解しております」としたうえで、「重複障害者の方が家庭内での生活、および社会的活動が極めて困難な場合」に「安楽死できる世界」をめざすと主張していた。


自分が他人をさばけるという思い込みを持つ人間が増えている。
山間でひっそり暮らしている、抵抗のできない人たちを攻撃する口実に安楽死できる社会
を持ち出すとは、、、、。安楽死はあくまで個人の意思を尊重するか否かの問題。


朝日が犯人についての詳しい英歴を載せてた。

やはり弱い立場の人間を見下す態度があったようだ。ヘイトスピーチでも、自分が上の立場にいるというスタンスで行われるが、そういうことをする人たちは、自分が認められないことにフラストレーションを募らせ、強い自分を確認するために、対抗できな、立場の弱い人たちへ、暴力的な言葉や、大声での威嚇、そして実際の暴力へエスカレートしてゆく。政府が危険な思想に染まれば、こういう人たちを先導し粛清を行う。


今回の犯人は、精神的に病んでいたことは間違えない、が、こうしたストレスを抱える

予備軍はたくさんいるだろう。最初は真剣に自分の仕事に重要性値向き合っていた介護者も貧しさや社会的地位の低さによって、積り積もった自分の不安、不満のはけ口を、抵抗できない患者にぶつけてしまうことになる。介護者の待遇改善と教育と適性検査は本当に急務だと思う。行政の無責任さが、生んだ悲劇とも言える。



しかし、海外で大量殺人が起こると、喜び勇んでテロに対抗、非常事態宣言が必要とまくし立てる安倍総理が、自国の戦後最大の大量殺人、しかも、障害のある人を狙って行われた、卑劣極まりないこの事件を今のところスルーしている模様。安倍流美しい国に必要な人間だけ生存できる国づくりを目指す人たちは何の痛痒も感じないのだろう。


こうした悲劇を繰り返さないために、弱者の立場に立てる政府を樹立しなけれならない。


亡くなった方々の冥福と、命を取り留めた方たちのご回復をお祈りしたい。


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