密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

TPPパニック

TPPに対する危機感が高まって,これから起こる可能性のあるトラブルの予測をたくさんの人が書いている。経済も法律も門外漢で今ひとつよく解らない。解らないと云えば、一部で懸念されているアメリカの保険会社や病院の参入で日本の国民皆保険制度を壊われ、また日本の保険制度で参入生企業が利益をあげられなければ、国を訴えて賠償金を要求!?の様なことが起こる可能性があると云う。国民皆保険(オバマケア)の導入に勢力をつぎ込んで実現したオバマ大統領がなぜそんなTPPを推進するのか?


ウキペディアによると、元々は2005年6月3日にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国間で調印し、2006年5月28日に発効した。米国の参加表明によって2010年3月から拡大交渉会合が始まり、レベルの高い自由化を目指す包括的な協定になるとされている。


と云う事はやはりアメリカ主導。そこで、アメリカ政府のUS Trade RepresentativeのWebsiteのTPPのページ見てみた。Valuesに6項目Job&Growth に8項目 Leadershipに6項目あり、翻訳にはどのくらい時間がかかるのか、、、と気が遠くなる。まずValuesの項目1労働者の保護 2環境の保護 3食品の安全性までやって、ぐったり。


最近とみに,日本で評判の悪いオバマ大統領だが、私は彼は善人で志の高い人だと思っている。
だから、一部で言われているように自分の国が落ち目だから,属国日本から搾取してやれ、、なんて考えてもいないと信じている。空爆だって本当に心を痛め,自分の無力を嘆いているだろう。(安倍さんはいい人と信じているライトサイドの人たちと変わらない?)


もとい、そのはじめた翻訳で、TPPは単に経済だけが目的だないんだなぁと知った。例えば、一項目目、1児童労働と強制労働の搾取の排除、2従業員差別から守り対抗する。3最低賃金、就業時間、安全で健康な職場環境をさだめる為の法律の制定を命ずる。4、TPP内外の国の強制労働に依って作られた製品の取引に抵抗する。など。これが,環境保護、食品安全、他の多岐にわたって、提携国の遵守する協定を提案している。これは、いかにもオバマ氏らしい。
只,議会の承認を得る為に、共和党と交渉したので,当初の中小企業の発展の為のTPPに大企業の参入を許した?のかな?私の英語力では、まだまだ全部理解するまで長い時間がかかる、、。と思っていたら、今日メディアに、TPP大筋合意を受けて、一ヶ月後TPPのテキストが,提携国全てで公開され、その後90日間で、各国政府と国民の間で、理解、合意、反対、改正の議論をし,その結果を踏まえて実施に移行する。というニュースが流れた。TPPは非公開ということで多くの憶測や不安を生み出していたと思う。しかも安倍政府の、他の法律なども強引決定、白紙委任しろという態度も相まって、このTPP大筋合意に、ややパニックのようになっているとも見受けられていたので、このニュースは朗報。国民主権、民主主義にのっとった決定(アメリカの、だけどね。)と言っていいと思う。
あとは、安倍政権が本当に90日きっちり国民の声を聞き,話し合う姿勢と、機会をどう設定するかだ。そこを,国民がしっかり見張らなといけないと思う。


PVアクセスランキング にほんブログ村


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村


ランキングに参加しています。宜しかったら 
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。