密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ケリー国務長官、原爆資料館芳名録全文への賛否

ケリー国務長官の原爆資料館の芳名録の文章の和訳を読んで、あまりいい反応でない人もいるように見える。翻訳によって、傲慢に聞こえたり、形式的に聞こえたりする。訳してみようかと思ったが、こちらのブログ”あべこべで世界を見ると何が見える?”さん、が、とても素晴らしい翻訳されています。転載します。


【邦訳】ケリー国務長官が広島原爆資料館で芳名録に記帳した内容(日英併記)
http://tkatsumi06j.tumblr.com/post/142655046656/secjohnkerrysmessageinhiroshima04112016
Secretary Kerry’s Guest Book Message at Hiroshima Peace Memorial (Original)
世界中の人びとが、この資料館の持つ力を、その目で見て、感じるべきです。
Everyone in the world should see and feel the power of this memorial.
そのまったく容赦のない、抗いがたい内容は、私たちに、核兵器の脅威を終わらせる義務があるだけでなく、戦争そのものを避けることに、よりいっそうの努力が必要であることを想起させます。
It is a stark, harsh, compelling reminder not only of our obligation to end the threat of nuclear weapons, but to rededicate all our effort to avoid war itself.
戦争は最後の手段でなければならず、決して、最初の選択肢であってはなりません。
War must be the last resort - never the first choice.
この資料館は、この世界を変えるため、そして、世界中の人びとが切望してやまない平和を見いだし、未来を築くため、よりいっそうの努力が必要であることを私たちに訴えかけています。
This memorial compels us all to redouble our efforts to change the world, to find peace and build the future so yearned for by citizens everywhere.




ケリー氏は、オバマ大統領にも訪れたときの衝撃、感想を語り、大統領に訪問を勧める
とのこと。
朝日:オバマ氏、広島訪問を本格検討 ケリー氏「訪れるべき」
http://digital.asahi.com/articles/ASJ4C45P7J4CUHBI01G.html?rm=568
日本の報道では、国民の反発でケリー国務長官の広島平和記念公園への訪問など懸念されたが、本国アメリカは、日本の報道ほどの反発はなかった。
第二次大戦の問題で神経を尖らせるのは、退役軍人会、特に日本と戦った人たちの世代の退役軍人。彼らはヒーローとして参戦、凱旋した人たちであり、日本へ原爆投下謝罪の問題は、彼らの行為の意義に抵触し、神経質にさせる。だが、もう老齢であるし、それ以降の兵役者、特にベトナム戦争以降の退役軍人たちは、大戦時のそれとは全く違う心的状況にある。日本への原爆投下の正当化には固執しないだろう。朝日新聞は、共和党の反発を懸念しているが、彼らはオバマ大統領のやる事なす事に反発するし、大体今それどころではないだろう(W)。


核兵器が非人道的であり、最終兵器である事は自明の理、今回の広島宣言、本当にこの点について核保有国に意見を述べたのか疑問が残る。
オバマ大統領は、広島を訪れる可能性の最も高い大統領だ。そして、一期目であれば、自分の意志を強く優先できない場合もあるが、二期目、アメリカにおいて、引きずってきた事柄を、静かに、しかし確実に前に進めてきたオバマ大統領。米国大統領初の、慰霊に訪れてほしい。そして、被災者とも面談して欲しい(これは少し難しいが)



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