密接な関係にある他国から

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オバマ大統領、核会議後のインタビューでトランプ無責任発言に言及核兵器拡散防止について語る

大口トランプ、何の知識もないのに国際情勢について発言。
オバマ大統領もウンザリだろう。
CNN:オバマ氏、トランプ氏の日韓核武装論を批判 核保安サミット
http://www.cnn.co.jp/usa/35080574.html
ワシントン(CNN) オバマ米大統領は1日、米ワシントンで開かれていた核保安サミット閉会に際しての記者会見で、共和党から大統領選に出馬を表明している実業家のドナルド・トランプ氏が日本や韓国は核武装を検討すべきだと示唆していることについて、外交や世界情勢への同氏の無理解を浮き彫りにしているとの見方を示した。
大統領はトランプ氏の発言について、「外交や核政策、朝鮮半島情勢のほか世界情勢全般についてよく知らない人物の発言」だと言及した。

日本や韓国を守る核の傘については「アジア太平洋地域における米国のプレゼンスの柱の一つ」とし、これが米国の平和や繁栄、自由な通商を確保につながってきたと指摘。「核の傘の存在が核軍拡競争や紛争の可能性を未然に防いできた」「これを変更することはできない。(第2次世界大戦で)米国民が払った犠牲の上に立脚した投資だ」と述べた。そのうえで「これがどれほど重要なことか認識できない人物には大統領執務室にいてほしくない」と締めくくった。


この訳・記事の論調が、なんだかオバマ大統領らしくないと感じたので、オリジナルのインタビューを見てみた。

核保安サミット後のショートインタビューなので、文字にはなっていなかったが、聞いて訳してみた。何度もビデオとめて、訳したのですが、下手な訳。でも、ニュアンスは合ってると思う。オバマ大統領の話し方は、やや沈鬱で、ゆっくりと噛み締めるように話していた。−トランプ氏の核兵器発言についてどう思うか

外交や核政策、朝鮮半島情勢のほか世界情勢全般についてよく知らない人物の発言だ。

日本と韓国は、アジア太平洋の地域の平和の礎石となる同盟国であり、また、ビジネス・経済的においても我が国にとって大きな貢献が望まれる国である。
アメリカの影響において、核兵器の段階的拡大を止める可能性を、我々は、歴史を見つめ、様々な相対する意見の中、国家間の議論を重ねてきた。あなた(トランプ?あるいはトランプ支持する有権者)はこれをかき乱してはいけない。
これは、第二次大戦で太平洋で戦った人々多くの男性、女性、人々の犠牲の上に成り立った、投資なのである。(これは=投資=核兵器の拡大抑止)なぜなら、彼らの犠牲は 大戦後のアメリカの国際政策の知恵となり、北半球に置ける、多くの災禍を避ける事が出来た。
私たちは、このような経緯や努力を理解できない人物に大統領執務室にいて欲しくない。


日本版CNNの記事では、アメリカの核の傘を誇示し、自国の成果のみを評価し、利益のみに言及しているようにとれてしまう。 歩みは遅いが、過去の悲劇を礎に多くの国が話し合いを重ね、慎重な努力を、時にデリケートな部分を踏まえながら、少しづつ前に進んでいるその状態を、猿が乱入していたずらに、積み木を崩すがごとく破壊する、そういう状態は望まない、真剣にだれを次の大統領に選ぶべきか、国民に考えて欲しいと言う訴えととれた。 


ケリー国務長官も広島訪問を予定していると云う。国内の退役軍人会などの反発があると報じられている。しかしケリー氏はベトナム戦争に参戦し、任務を果たし機関誌、大きな反戦運動を展開し、衆議院でアメリカのベトナム戦争の間違えをスピーチした。それ以来保守的退役軍人からは、裏切り者と非難を浴び続けているが、信念を全うし
日本の人たちにはそうは見えないかもしれないが、紛争戦争の回避終結に努力している事を、私は疑わない。だから、広島原爆記念館にも足を運ぶだろうと思う。


トランプ氏は今週、米国の核政策に関する案を相次いで提起。核拡散は世界最大の課題だとする一方、先月29日に行われたCNN主催の対話集会では、日本や韓国が核兵器を開発して米国がアジアから撤退するときが来たかもしれないとの見方を示していた。


トランプは、他国の事に口を出す能力も、物事を深く考え沢山の立場意見の違う国同士がバランスを取りつつ進めてゆく現状も理解できず、自分の気分のいい事だけをがなり立てている。日本の報道も、トランンプの言動を真に受けて、分析したり将来を案じたるするべきではない。”米国がアジアから撤退するときが来た”とすれば、それはトランプには何の関係もない所で、行われなくてはならない。

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