必要最小限度の武装とは？核兵器保有は違憲ではないのトンデモ解釈

2016/04/03 13:09

安倍総理、憲法改正の他にもおじいさんがらみの悲願があったんですね。
赤旗：“核兵器使用は違憲ではない”安倍官房副長官　2002年5月28日(火)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-05-28/08_0204.html
安倍晋三官房副長官は二十七日の参院予算委員会で、週刊誌が報じた“核兵器の使用は違憲ではない”とする発言について、「政府の従来からの解釈を紹介したものだ」とのべて、認めました。

　この発言は、先週発売の「サンデー毎日」（六月二日号）が報じたもので、同氏が十三日に東京・早稲田大学での講演で、「戦術核を使うと言うことは昭和３５年（１９６０年）の岸（信介＝故人）総理答弁で『違憲ではない』という答弁がされています。それは違憲ではないのですが、日本人はちょっとそこを誤解しているんです」とのべたというものです。

安倍氏はこの日の答弁で、「自衛のための必要最小限度を超えない限り、核兵器であると、通常兵器であるとを問わず、これを保有することは、憲法の禁ずるところではない」という核兵器保有についての政府の統一見解（七八年三月）を示した上で、「核兵器は用いることができる、できないという解釈は憲法の解釈としては適当ではない」とのべました。

　安倍氏は一方で「憲法論と政策論とは別だ」と主張し、憲法上、核兵器使用は認められるが、「非核三原則」という政策があるのでできないとの考えを示しました。現憲法下でも、政府の政策判断しだいで、被爆国である日本が核兵器の保有・使用に踏みこめると主張したものです。

　核兵器の使用と憲法九条との関係については、九八年六月に大森政輔内閣法制局長官（当時）が「核兵器の使用も、わが国を防衛するための必要最小限にとどまるならば、可能ということに論理的になろうかと考える」と答弁、被爆者をはじめとする国民の批判をあびました。

何という”おじいさま信奉”　この思いが、戦争法強行採決、法制化、施行を行い、ついに日本を核兵器保有国に？

「核兵器の使用」横畠裕介・内閣法制局長官の答弁記録3/18参院・予算委員会

横畠法制局長官の、答弁：憲法上核兵器も含む武器の保有は禁じていないとしながら、
集団的自衛権行使容認に寄って海外で核兵器のしようが出来るのか？というと、そうはならない。あくまでも我が国を防衛する必要小限度。

必要最小限度の核兵器に寄る自衛というのは、どういうことなのか？
攻め込まれたらそれを阻む為に応戦し、日本の領土から撃退する＝自衛
撃退した敵を追いかけたいって殲滅、また攻撃できないように相手国内の基地を破壊する＝自衛ではない。

では、核兵器の有効な自衛とは？抑止力というけれど、日本海側にこれだけ原発がある。政府が危機を煽る北朝鮮から、とっても狙いやすい所。政府が危機を煽る中国からも、
（地図にはみえないが）玄界灘,川原、伊予などはとても狙いやすい所にある。

抑止力というのは、”お前が攻撃したら、うちは核兵器を持ってるので、それを使うぞ！！”と言う脅しだよね。　こんなに狙いやすい所に原発を作っているので、本当に日本を攻撃しようと言う相手に、核兵器保有が抑止力にはならないだろう。

西日本、あるいは九州が、原発攻撃で壊滅し、その報復に、日本政府が核攻撃をしたら、それこそ、他の原発への空爆で日本全体が壊滅する。

攻撃国も、一都市壊滅、日本は全滅、しかも、放射能の被害が東アジア全土、ロシアまでおよび、、下手すれば西海岸にもたっする。結局誰も得をしない。

アメリカもロシアもカンカン、世界中の非難を浴び、総がかりで敵対。自国も住めない環境になりかねない。そんな事だれがする？

だいたい日本侵略と云うが、こんな資源のない国侵略しても、しかたないし、テクノロジーや技術は平和的にやり取りできる、双方放射能をまき散らす殲滅戦をする何のメリットもない。　あるとすれば、第二次大戦時の仕返しくらい。そんな事に今の中国がリスクを払う訳もなく、北朝鮮でも、アメリカ・ロシア・中国さへも、本気で敵に回すそんな

リスクを冒してまで日本に攻撃しても何の利もない。日本への攻撃は労多くして益少なし、国際的な非難を浴び、自分たちも環境汚染に晒される。

侵略は資源のない国が資源を確保する為に行う、第二次大戦時の日本のように。

安倍首相が核兵器保有に拘るのは、『おじいちゃんがそういったから』と、『大国は核を保有して一人前』的な、そのていど理由なのではないかと疑いたくなる。

核が抑止力と云う時代は、もう終わりに近づいているのではないか？

使用後のその果てしない災禍は、広島・長崎・チェレノブイリそして、福島で嫌という程

示されている。違憲とか合憲とか、解釈とか、目先の勝ち負け、パワーゲームに使っていい代物ではない。