密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

愚かの極み共和党 党大会に銃持ち込み許可嘆願署名

保守的アメリカ人の自己過信

その1:自分と同じような人物を大統領にしたい(バトワイザーを飲み、フットボール・ベースボールに熱狂し、夏は家族でバーベキュー・ハンバーガー・ホットドックをぱくつく、キリスト教の良き信者で人間は猿が祖先ではないと信じている)
その2:銃さえあれば、どんな状況でも(真っ暗な映画館などでも)、自分や家族、ご近所の友人を守れると思っている。


多くの人が、特に中部南部の保守的な人たちが、こういう自己過信を、ごく普通に持っている。概ねが共和党支持者でもある。

CNN:米共和党大会に「銃の持ち込み許可を」 嘆願に賛同広がる
http://www.cnn.co.jp/usa/35080217.html
ワシントン(CNN) 米大統領選に向け7月にオハイオ州クリーブランドで開かれる共和党の全国大会について、会場への銃火器の持ち込みを許可するよう求める署名嘆願に賛同が広がっている。
オハイオ州では銃を隠さずに携帯することを認めているものの、共和党全国大会では会場への銃の持ち込みは厳禁と規定しているという。
集まった署名は26日の時点で2万2000人を超えている。
これに対して要望書は、「支持者や代議員など全参加者の安全を守るために状況を是正して、米国憲法に違反して会場を『銃持ち込み禁止ゾーン』とする抜け穴をふさがなければならない」と主張。党の指名を争う3候補に対し、禁止規定の見直しを党全国大会に求めるよう要望した。
さらに、クリーブランドは凶悪犯罪が多く、テロが発生する恐れがあるとも指摘。共和党の3候補とも銃持ち込み禁止規定に反対していることを理由に、会場への銃の持ち込みを認めるべきだと主張している。
党大会の会場警備を巡っては不安も高まっている。現地紙の報道によると、クリーブランド市は連邦政府の補助金5000万ドル(約56億円)を大会警備のために充てる方針。

共和党の全国大会は7月18日~21日に開かれる。


共和党の協力な支持団体であるライフル協会が、この署名に賛同しているかどうかは解らないが、アメリカの党大会の熱狂はもの凄い。そんな興奮状態で、人々が銃を携帯し、トランプのような、いたずらに人々をあおり立てる人間が共和党の候補になった場合、興奮した人たちがほんの少しの切っ掛けで、収拾のつかない状態になる事(大惨事だってあり得る)は想像に難くない。
共和党はオバマ大統領の銃規制をことごとく潰してきた。自分たちが今まで支持してきた
銃の携帯の権利、武装の権利がもたらすものを、身を以て体現する事になる。


共和党にも知性のある人たちはいる、ただ彼らは今まで反知性主義を煽っての低所得者層の支持者を巧く扱ってきた。そして資産家、大企業有利の政策を行ってきた。それがトランプに寄ってコントロールが効かない状況を生み出している。
共和党首脳部がどう処理するのか、とても興味深い。


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