密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

古舘伊知郎、最後の反撃

3月18日に放送された『報道ステーション』政府の圧力で降板の古館氏と現場スタッフの最後の反撃は、安倍首相が改憲の入口として新設を目論んでいる「緊急事態条項」。
ここに、ヒットラーが独裁のために悪用した「国家緊急権」と重ね合わせ、古館氏みずからドイツへ渡りレポートする渾身の特集。


リテラ:『報ステ』古舘伊知郎が最後の反撃! ドイツ取材で緊急事態条項の危険性、安倍首相とヒトラーの類似点を示唆

http://lite-ra.com/2016/03/post-2082.html
古舘キャスターはドイツからのレポートの最初に、こう話した。
「ヒトラーというのは、軍やクーデターで独裁を確立したわけじゃありません。合法的に(独裁を)実現しているんです。じつは、世界一民主的なワイマール憲法のひとつの条文が、独裁につながってしまった。そしてヒトラーは、ついには、ワイマール憲法自体を停止させました」「ヒトラー独裁への経緯というのを振り返っていくと、まあ、日本がそんなふうになるとは到底思わない。ただ、いま日本は憲法改正の動きがある。立ち止まって考えなきゃいけないポイントがあるんです」


当時の良識あるドイツ市民とユダヤ人、ポーランド人も、『そんなふうになるとは到底思わない。』と思っていただろう。


ワイマール憲法の権威であるドイツ・イエナ大学のミハエル・ドライアー教授にこの緊急事態条項を見せたところ、ドライアー教授はこう述べていた。

「この内容はワイマール憲法48条(国家緊急権)を思い起こさせます。内閣の一人の人間に利用される危険性があり、とても問題です。
 一見、読むと無害に見えますし、他国と同じような緊急事態の規則にも見えますが、特に(議会や憲法裁判所などの)チェックが不十分に思えます。(中略)なぜ一人の人間、首相に権限を集中しなければならないのか。首相が(立法や首長への指示など)直接介入することができ、さらに首相自身が一定の財政支出まで出来る。民主主義の基本は「法の支配」で「人の支配」ではありません。人の支配は性善説が前提となっているが、良い人ばかりではない」

主観的判断で全てが動かせる事は、安倍総理、各大臣の国会答弁を聞いていればわかる。
話し合いの場に、議論を載せず、状況に寄って判断するの一辺倒(こちらに任せろ、信頼しろ=白紙委任)もう面倒な野党追及もうるさいデモも、選挙さへ無くす事も可能なのだから、国民唯一の武器の投票行為をさせない事も出来る。


ドイツからのリポートVTRでは、ヒトラーが経済政策と民族の団結を全面に打ち出したこと、ヒトラーが「強いドイツを取り戻す」という言葉で民衆から支持を得ていったこと、そしてヒトラーは巧妙に言葉を言い換え、独裁を「決断できる政治」に、戦争の準備を「平和と安全の確保」と表現していたことを、古舘キャスター自らが紹介した。お察しの通り、これはすべて安倍首相に置き換えられるものだ。


トランプも「強いアメリカを取り戻す」とかいってる。どうしてこういう言葉が、人々の支持をうけるんだろう。


極めつけが
自民党は、自民党東京都支部連合の事務局広報部長(当時)がヒトラーの選挙戦略を学ぼうという『HITLER ヒトラー選挙戦略』(小粥義雄/永田書房)なるナチス礼賛本を出版。高市早苗総務相が「著者の指摘通り勝利への道は『強い意志』だ。国家と故郷への愛と夢を胸に、青年よ、挑戦しようよ!」という推薦文を寄せていた(ちなみに同書は批判が殺到し、わずか2カ月で絶版回収されている)

麻生大臣の「ナチスに学べ」もそうだけれど、ホロコーストは日本人に取っては、人ごと
なので、こういう海外では、毛が逆立つような発言や表現を平気で使う。
アメリカで、もし『広島、長崎に学ぶ、最終兵器のもたらす平和』とか『一掃し立て直す、効率の良い企業戦略・カーチスに学べ』などの本や講演が行われたいたら、日本人は冗談じゃないと憤るし、被害者は、、、言葉にできない悲しみと怒りを持つだろう。
おなじことだ、イヤもっと酷い。『奴隷の子孫』発言も同じルーツ。他国の歴史を、文字面で理解し、深い現実に触れようとしない。その中でどれほど人が苦しんだのかを想像すらしない。それは自国の起こした戦争に対してもそうだ。


現政権のメンバーのほとんどが、どこか、人間としての最低線の条件が欠落している
Spoiled Kids(甘やかされて、性根のくさった子供)の成れの果て。
そしてそのような人たちの手で、日本の平和憲法が消されようとしている。



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