密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

孤独と絶望の中のメッセージ、政府はまた見捨てるのか?

ヌスラ戦線に拘束されてる安田純平さんと見られる男性が、インターネット上に投稿された動画で話した内容、すべて英語で話した。


こんにちは。私はジュンペイ・ヤスダです。そして今日は3月16日、私の誕生日です。


 彼らに自由に話しても良いと言われ、メッセージを送ることができます。


 私は妻、父、母、きょうだいを愛しています。いつもあなたたちのことを考えています。あなたを抱きしめたい、あなたと話がしたい。しかしもうできない。私が言えることは、どうか体に気をつけてください。


 42年間の私の人生は、おおむね良かったです。特にこの8年間は幸せでした。


という家族へのメッセージ、別れの言葉だ。その後に


「私は、私の国に対して言わなくてはならないことがあります。
どこであれ暗い部屋に座り、痛みに苦しんでいても、そこには誰もいない。答える者も、反応する者もいない。目に見えないし、存在しない。気にかける者もいない。」


と云う言葉が続く。
全てが英語で話されたのだから、主語があるはずだが、訳者は、意図的に曖昧に訳している。まるで、詩のようだ。諦めの言葉?
助けてもらえない事が解っているので、助けてくれとはいわない。そうもとれる。
ジャーナリストとして、危険地帯に赴いて経験を積み、覚悟もしていただろうが、国に言いたい事があるとしながら、助けを求める言葉がないのは、今の日本の国への”怒り”なのだろうか。


木で鼻を括ったような 菅義偉官房長官の相変わらずのコメント。
動画を投稿した人物は、朝日新聞の取材に対してフリージャーナリストと名乗り、「安田さんは国際テロ組織アルカイダ系の『ヌスラ戦線』に拘束されて、シリア北西部イドリブにいる」と答えた。動画はヌスラ側の交渉仲介役から入手したという。ヌスラ戦線側は身代金を求めているという。


安田さんは昨年6月消息が途絶え、国境なく記者団から、拘束の可能性が伝えられたが、確認不十分として、取り下げられた。


安倍首相の威勢のいいテロと戦う表明から、海外活動の日本人に対して容赦が無くなっている。政府は、何の対策も立てず、ただアメリカの物まねの格好ばかりの対テロ表明。しかしその経験も実績も学習も分析も情報収集も検証もないまま、テロの屈しないと胸を張りつづける。


『どこであれ暗い部屋に座り、痛みに苦しんでいても、そこには誰もいない。答える者も、反応する者もいない。目に見えないし、存在しない。気にかける者もいない。』


国民の命など一顧だにしない安倍政権。 その冷たさは、兵の命など何とも思わず消耗品とした帝国軍部上層部と同質。 テロに屈しないなんて言うのは、たった一人の国民を助ける為に全力をかける軍事大国がやれること(巧くいっているとは思わないが)相手も失う物がある。 ただ見捨てるだけの日本。それなら、テロと戦うなんて口が裂けても、
言うべきではない。例え国際社会に白い目で見られても、それが日本の国民の守り方だと胸を張る事が日本の最高責任者の役目だろう。


安田さんの生還を心からお祈りする。
朝日;安田純平さん名乗る男性の動画確認 ヌスラ戦線が拘束か
http://digital.asahi.com/articles/ASJ3K2167J3KUHBI003.html?rm=601


PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村