密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

民主党のジャンヌダルク山尾議員の真摯な言葉

29日の予算委員会は充実した論戦が多くあった。その中でもひと際、もはや胸を打つといっても過言ではない、民主党山尾議員の質疑。かねてから鋭く論理的な、ブレない追求姿勢に感心していたのだが、この日は、”保育園落ちた、日本死ね”と云う、子育て世代の悲鳴の投稿を引いて、論戦を展開した。


この投稿を資料として提出しようとした山尾議員、与党から不適切とされ、配布もフリップも許可されなかったと云う。山尾議員はこれについて、


「本当に安倍政権と云うのは都合の悪い事は徹底して却下する、都合の悪い声は徹底して無視する、安倍政権の象徴となる対応だと思います。」と述べた。



一体どういう理由なのか、首を傾げたくなるが、資料がない代わりに、ご自身で全文を朗読された。この、生の切実な声と、安倍総理の、待機児童増加は嬉しい悲鳴、と云う認識のギャップ。ポーズだけで実のない安倍総理の、社会保障に対する向き合いかたを象徴していることを明示した。


安倍総理に発言の撤回を求める山尾議員に、言葉を曲解してイメージ操作すると云う安倍

総理。非正規雇用が増えた自画自賛に、”嬉しい悲鳴”と云う表現がでたその、認識の軽さを非難されているのに、理解できない。 


保育士離職者に再就職準備金や、保育士を目指す人の奨学金を出すと云うが、賃金が安すぎて続けられない事への解決にはならない.安倍首相の発想はいつも、目の前の”見せ金”で釣る事だけで、根本的な問題の解決に目を向けようとしない。


その上なんと、「揚げ足取りをしているんでしょうけど、空振りしてますよ、申し訳ないけど」と宣わった。そしてまた、「民主党政権よりは****、制作のはなしをしましょうよ。」この人は本当に、口先口喧嘩論法というか、ほんに、人間の質が低い。聞いてるこちらが、もうムカムカしてくる。


しかし山尾議員は冷静で、”嬉しい悲鳴”発言の出所を厚労省、内閣府に追求、政治家としての発言(総理のアドリブ)と云う言質を取っていた。


以下、山尾議員の胸すく啖呵(っていっては失礼だけど)


「数字の分析も無しで、我田引水で浮かれて、子育て世代の気持ちを踏みにじる発言を
厚労省、内閣府書いたと云えないですよ。総理の言う政策、保育士になりたい人がいないんではなく、全給与平均より9万円も給料が安くて保育士になってもを続けられない。そんなやれる事をちょびちょびちょびちょびやるんじゃなくて、しっかり保育士の給料上げましょう』


軽減税率の財源で3000億の子育て支援リストが後回しになることが明白になったことに、『安倍総理どこを向いて政治をしてるんですか?』



「3000億の子育て支援を実行すると約束してください。」


『子育てより選挙、この国の未来よりこの夏の選挙、そういう政権なんですか?』


3万円バラまき;打ち出の小槌使うんだったら、子育て支援に使ってくださいよ.一回こっきりの政策でなくて、持続可能な政策に使うべきですよ』


安倍総理『山尾議員は政策をごちゃ混ぜにしているので、国民の皆様に判りやすく説明しますと***しっかりと***再現を見つけながら***しっかりと』って全然意味なさ

ない。ごちゃ混ぜは、総理の頭でしょう。


軽減税率ー『マクロ的に消費に与える影響を抑えてゆく、通税関の緩和』????
3万円給付ー『(魔?)法の小槌ではないんです、その果実をですね、分け与えようと、、行き渡らない人に分け与えようと、、』????
『3000億子育て支援は高級財源ですが、今私がいったものはワンショットの支援であります』ー墓穴


『総理、通税関の緩和って言いますけど、子育て中の親が欲してるのは痛税感の緩和じゃありません、納税の納得感ですよ。

気分を良くして欲しいんじゃない、厳しい現実を良くして欲しいんですよ。』


拍手!!!この真摯な言葉、ここまで突っ込める人は滅多にいない。

まさに民主党のジャンヌダルクだ。


これからも、頑張れ山尾議員。



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