密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

鍾乳洞とインターネット2

2晩インターネットと新聞から隔離された場所(1840年に起てられたキャビン)に泊まっていた。
そして,次の宿泊地アナポリスで、『米軍アフガニスタンの国境なき医師団の病院を爆撃』のニュースを知った。メリーランドタイムスに載っていたので、全州紙一面掲載だろうと思う。
早速ホテルで日本のメディアのアクセスし、加えて日本人がバングラデシュで射殺され、ISが犯行声明
を知った。せっかく当地の農業改革に働いていたのに、家族の気持ちを思うと、本当に痛ましい。
バングラデシュ政府はISを装った反政府勢力という見方をしているが、調査次第では、官房長官ではなく、中東で大演説し,支援金をバラまいた安倍首相の声明を聞きたいところ。


米軍爆撃については、事の仔細が、NYタイムスとワシントンポストにほぼ同じ事が載っていたので、
これが政府の公式見解だろう。オバマ大統領は7日水曜日、大統領執務室から自身で爆撃を受けた病院の
院長と電話で話し22人(重傷者37人、病院には102人の患者と80人のスタッフがいた)の医師と患者の命を奪ってしまった事を謝罪し,この事態に関する事実を明らかにする、と語ったが、事態発生から5日後のこの謝罪は院長に取って十分な物ではなく”謝罪を受け取った”という簡潔な声明にとどまった。本来謝罪apologyに対し、許すであるacceptではなく receiveといっている。
オバマ氏はNATO,USアフガングループ、防衛庁の3つの機関で調査をすると約束し、国境なき医師団の代表Dr. Joanne Liuはこの件に関する独自の調査を米国の協力の上で the International Humanitarian Fact-Finding Commissionで行いたいとの意向を示した。
現地警察による、タリバンが病院を占拠していたと云う報告と,医師等によるその事実はなかったとの証言で、誤爆であるか、狙った爆撃かが調査の焦点で、アメリカは誤爆としている。現地の複雑な事情もあり,国境なき医師団は独自調査を希望しているのだろう。


大統領の直接の謝罪について、実はアメリカの大統領はなかなか謝らない(謝ってはいけない?)
特に本人が謝罪を口にするのは滅多にない事で,それは国家としてその出来事に全責任をとると云う事なので、よほどでないと口にしない。オバマ大統領は、2012年にもアフガニスタン大統領に直筆で抵抗運動の人々に,米軍が攻撃した事についての謝罪の手紙を書いている。
この他は2004年にジョージWブッシュ2がイラク兵への拷問について、謝罪している。この人は
ひと月に一回は謝罪しないといけないくらい最悪の大統領だった。ちょうどアメリカに来たばかりで
英語もおぼつかない私でも、怒りくるったくらい、明らかな戦争犯罪、国民ー貧しい人有色人種への配慮のなさの象徴ー台風カテリーナの人災、ひどいお友達人事(友達の女弁護士を最高裁判事に使用として、さすがにこれは周りが止めた)偉大な?パパの人脈と、ブッシュ家の石油利権、パパに対するコンプレックスで、パパの宿敵フセイン討伐のすり替え仇撃ち戦争暴言、失言、意味不明語。ーオヤ、だれかとかぶる。もとい、それほど、大統領の謝罪は重い。オバマ第二期大統領選の共和党候補ロムニー氏はオバマは謝りすぎる,弱腰リーダーと評し、自分は“No Apology,”を表明していた。


日本はとりあえず謝るが基本。謝ればみそぎが済んだと責任をとぼけたり,ぐずぐず引き延ばして火の粉を払う場合も多い。アメリカは謝らなすぎだけど、日本の責任ある立場の人たちは、謝罪についてもっと重く受け止める必要があるし、その後の責任もあやふやにしないで欲しい。
東電トップも,無謀発言議員方々も。いやいや、絶対謝らない人がいた、日本のトップに!!


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