対案の出せる責任野党民主党は、周辺事態法改正案を提出する方針なのだそうです。周辺事態法を含む＜違憲＞平和安全法制、成立過程も違憲であるので、撤廃が必定であると思うのでが、改正案を出すと云う事は、前提として平和安全法制を受け入れてしまっていると云う既成事実になるのではないでしょうか？

その事に関連して、今、鈴木親子旋風で混戦模様の北海道５区補欠選挙で、共産党が候補を取り下げない事を、問題視する動きについて、書いてみます。

北海道新聞は、共産党が池田真紀氏　民主、維新推薦。社民、市民ネット支持似た移行する候補を取り下げない理由として、「共産党は、民主党が自衛隊の他国軍への後方支援を認める周辺事態法改正案などを国会に提出する方針であることから、池田氏が当選後、無所属を貫くことを条件とする姿勢は崩していない。」
と言う事だそうです。ここで、池田氏は安全保障法案を廃止を公約に上げている候補で
です。かたや民主党は”自衛隊の他国軍への後方支援を認める周辺事態法改正案などを国会に提出する方針”を持っている。平和安全法制（へいわあんぜんほうせい）とは、2015年（平成27年）5月に第3次安倍内閣が閣議決定し、第189回国会へ上程し、同年9月に成立した「我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律」（平和安全法制整備法）と「国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律」（国際平和支援法）の総称である。平和安全法制関連2法、マスメディア等からは安全保障関連法案（安保法案）、安保法制、安全保障関連法（安保法）とも呼ばれている。

「我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案」（平和安全法制整備法案）は、自衛隊法、周辺事態法、船舶検査活動法、国連PKO協力法等の改正による自衛隊の役割拡大（在外邦人等の保護措置、米軍等の部隊の武器保護のための武器使用、米軍に対する物品役務の提供、「重要影響事態」への対処等）と「存立危機事態」への対処に関する法制の整備を内容とする。byウィキペディア

平和安全法制＝平和安全法制整備法＋国際平和支援法です。
平和安全法制整備法案＝自衛隊法＋周辺事態法＋船舶検査活動法等の改正＋国連PKO協力法等役割拡大＋「重要影響事態」と「存立危機事態」への対処に関する法制です。

民主党が、周辺事態法の改正案を提出ということは、平和安全法案（戦争法）を廃止を目指しているとはいえない。それ故に、池田候補が、共産党が選挙協力を表明し、当選後,池田氏が民主党に所属し、党としての、周辺事態法改正案を容認賛成する事になるという自体が起こる事への懸念は当然の事なのではないでしょうか。それ故に、池田氏が当選後、無所属を貫くことを条件とするを求めている。
私には筋が通っていると思うのですが。　地方行政は、地元に根付く人間関係や他の土地の人には判らない、事が色々存在すると思うので一概にはいえません。しかし公約と違う方針を持つ政党への、当選後の移籍を懸念するのは当然です。

北海道の有権者の方々が、反安倍である事で纏まる事を重視しているのは判りますが、民主党の、平和安全法制は、改正で撤廃は求めていないと云う姿勢をどう考えているのか？
もし平和安全法制撤廃を求めているのであれば、池田候補は自分の公約と、当選後民主党に籍を置く事で矛盾がでてくる、この部分をはっきりさせる必要が有ると思います。

共産党は空気を読んで、まあ、ここはこれでやっといて、、、などと云う事はしない党なのでしょう。本質は目をつぶって、今の所はこれでやっておいて後で何とかする、という習慣の強い日本では、浮いてしまうときも有ると思うのですが、本質的な事にこだわり、納得の出来ない事に対して妥協しない事は、決して悪ではない。

とりあえず反安倍政権のための単なる候補の一本化ではなく、政権を倒した後で、日本の指針がブレない為に、野党＋市民連合が国民を巻き込んだ協議をし、本当の意味で共闘の体制がとれる事が、とても大切だと思います。民主党の数にものを言わせての候補一本化

（それでは勝てないと思いますが）で、民主政権が誕生し、戦争法案一部改正、消費税は必要、企業減税したいけど弱腰、非正規雇用より正規雇用者の既得権擁護（連合のため）

辺野古延期あるいは、アメリカに逆らえず続行、と云う自体にならないと言い切れない。
それに、とりあえずの一本化と言う弱さでは、陰険な安倍政権に、立ち位置の弱さをつかれ、選挙戦でもろさを露呈するかもしれません。

この動きに参加している全ての人が、きちんと納得の出来る、野党間協議の結果の統一候補を擁立できるよう、愚直でも、空気読めなくても、共産党のこだわりに耳を傾けるべきだろうと思います。決して、スジの通らない事はいってはいないと思います。

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