密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

復興支援について考えさせられた事

被災地復興、こんな角度で考えてみた事はなかったです。
ブログ”学者とマスコミが人類を破滅に導く”さんより。
被災地より今、望んでいること。それは、仕事がほしい。ただそれだけです。
http://sin-jidai.ldblog.jp/archives/46654590.html


阪神大震災の時も、ボランティアの弊害が問題になった。この時は”自分さがし”的参加者と、被災者の気持ちの温度差や、態度についてのストレス、少ない生活物資をボランティアに当てられてしまう、矛盾などが聞かれた。


無償の善意(ボランティア)に支配されて、私たち(被災者)の出る幕がありません。
復興作業ならボランティアではなく、時給600円でもいいから地元の失業者を使ってほしい。今、望んでいること。それは、仕事がほしい。ただそれだけです。
自分で稼ぐことは、社会参加と自立への第一歩なんです。
このままでは東北は復興しても、人は復興できないかもしれない・・・・・・。


ボランティアの善意が、被災者の自立の妨げになる。善意が裏目にでる。


この双方で問題になるのはボランティアではない。被災地の人々が直接接するボランティアの行動に、ストレスを感じやすいのは、無理もない事だと思うが。


最も問題なのは、行政の上から目線の押しつけ復興プランや、中間の役人のお役所的括り仕事。食べ物を求めている人たちの目の前で、規則にないからと、寄付のお弁当が送り返されるようなこともあった。せっかくの寄付やボランティア志願のオーガナイズが出来ない事こそ問題である。


そのうち被災者にもなにかしら「仕事」としての復興支援がまわってくるだろうと期待していました。でも、相変わらず、無償ボランティアの募集しかありません。



被災者を積極的に雇用する企業が出始めましたが、男性限定のがれき撤去や仮設建設要員です。おばさんと年寄りは必要とされていません。


復興に一番参加したいのは地元の人間です。せめてガソリン代と昼食代くらい確保できないものかと企業の助成金申請を試みましたが、すべて却下されました。助成金対象となるのは、実績のある有名な団体のようで、個人レベルは対象外なのでしょう。


これこそ、答えるべき声であるだろうし、行政が考えていくべき方向なのではないか。
ボランティアにはボランティアにしか出来ない役割を当て、被災者にまず有償の復興活動の仕事を募集する。公平さの議論で結局、宙に浮いた膨大な寄付金があるとの話も聞いた事がある。寄付も、有償の復興作業、地元作業のための基金とする方が、被災地の第一段階の活性化に繋がるし、寄付金も生きる。
いざと云う時にこういう当事者の声を拾い上げ、実行性の高いプランと予算配分ができる、そういう政府を望みたい。


平時でさえ、国民の暮らしにリアリティーのない世襲議員政権は、国民の生活も、そして命も軽んじる。


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