達成感、協力,なぜ組み体操でなくてはならない?
組み体操の危険性が問題になっている。子供の頃、確かに男の子たちが運動会にやっていたが、4段くらいだったような。今のピラミッドのレベルを見て唖然
これはアブナイでしょう。深刻な事故が起こる可能性は十分予測できる。中にはやりたくないこもいるだろうし、向き不向きもある。
一体感、達成感、協力を養う教育なら、音楽(アメリカの高校はマーチングバンドが必ずある。引退してから高校時代の楽器を引っ張りだしてやっている人たちも多い。夫Dさんもトロンボーンで,平均年齢がもの凄く高いコミュニティーオケに参加している。最年長は99才の女性トロンボーンプレーヤー!!!)も協調性、一体感、達成感がとてもある。美術も、共同政策、ミューロー(壁画)などが,中高生の活動としてある。これも将来再び手がける事の出来る分野だ。生涯にわたる、あるいは引退後の趣味としても組体操は無理だろう。
日本の教育はともすれば軍隊式、苦しい事を絶えて克服する事が重要視されるし,そういった場合,教師は,教官となり、仲間は戦友となる。これを重視している傾向が未だ見られるし,こうした行為に高い価値と充実感を抱く教育者も少なくない。
学問以外の教育は、生涯にわたって楽しむ事の出来るものを,若く柔軟なうちに体験的に
行う事は,とても有意義だと思う。殆どのアメリカ人は卒業プロムで、ダンスを踊る。だから,その後夫婦で社交ダンスを続けている人たちも多い。普通のおじいさんおばあさんが、ホールにでて,見事なステップで踊るのを何度も見た。とても、素敵だった。
忍耐と協調を教えるとして、一糸乱れぬに行動を是とし、命令に服従して達成感を味合わせる。本当にそういう教育が必要なのだろうか? あるいは、そういう教育理念を失わせると都合の悪い人たちがいるのだろうか。また、そうした状況で本当にやりたくない子が、やりたくないと発言できる環境があるかと云う事も問題である。
命がけの真剣さ、仲間同士の身体的を通じての信頼感と共同責任、統一行動、有無をも言わせぬ全体主義はまさに軍隊の必須条件にオーバーラップする。
最低でも、子供たちの意思の尊重、教師、保護者も含めたリスクの説明、理解が必要であり、十段はどう見ても無茶なので、目標のエスカレートを是正し、楽しくできるものにするのが望ましい。
どうしても高い目標を目指したいなら、音楽、美術、ダンス、演劇 など、身体生命の危険のないものを考慮するべきだろう。
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