密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

集団的自衛権容認・高村副総裁、岡田代表にラブコール

どっち付かずの民主党、現実的戦闘玉砕主義者高村副総裁からも,甘いラブコール。
民主は「刹那戦術的空想的平和主義」 自民・高村副総裁
http://www.asahi.com/articles/ASJ264F9JJ26UTFK005.html?iref=comtop_list_pol_n01
福岡市での講演において、


(安全保障政策で)私たちは現実的平和主義だ。社民党は空想的平和主義。日本共産党はどうかというと、(戦後の)憲法制定議会で野坂参三さんが「自衛の戦争もできないなんてそんなバカなことがあるか」と言って、吉田茂(元首相)さんが「自衛の戦争もできない」と言った。本当は共産党は自分たちが政権を取った時は軍隊(を持つべきだ)と思っているが、いま多くの人は空想的平和主義でも良いと思っているなかで、戦略的に空想的平和主義のふりをした方が得だと思って、戦略的空想的平和主義(を主張しているの)ではないかと。断定はしませんが(邪推もいい所と云うか,意図的なミスディレクション。
一度志位委員長の北東アジア平和外交政策をきいてみるといい。)



 民主党はどうか。民主党の中には現実的平和主義の人はたくさんいるけれど、(昨年の衆院憲法審査会で安保法制について)憲法学者3人が「これは憲法違反だ」と言ったとたん、「これで戦ったら自民党をやっつけられるかもしれない」と思って、刹那(せつな)戦術的空想的平和主義になった。岡田(克也代表)さんだってもともとは現実的平和主義ですよ。(岡田氏はかつて)「十把一絡げに集団的自衛権を認めるのはおかしい」と言っている。岡田さんは限定的容認論だなと私はその時は思ったんです。調べてみると、前に限定的容認論ととれるようなことを言ってますよ。


 早く現実的平和主義だということを打ち出してもらわないと、民主党が社民党の道をたどる。それは二大政党論者の私にとっては非常に良くないことなんで、早く思考停止をやめて、現実的平和主義の道に立ち戻って頂きたい。


民主党が国民に寄り添うポーズをしながら,共産党を排除、戦争法案に対しても歯切れが悪いのは,何も,連合の意向だけではない。高村氏でなくても、岡田代表の質疑を聞いていれば、戦争法案完全撤廃ではなく,改正でいいと考えている事は分る.ただ市民運動の盛り上がりで、改正でいいとははっきり言わないだけだ。これが岡田氏個人の見解か,民主党としての見解か、それによって野党共闘の性質も可能性も変わってくる。


岡田代表がものをはっきり言わないのは、聡明な慎重(用心深さ)と,片足を自民に引っ掛けている後ろめたさからではないのか。高村氏もそこにつけ込んで、私たちは同じ二大政党論者、集団的自衛権の(限定的)容認論者じゃあないか,意地を張らずにこっちにおいでよ。とさそっている。


5党協議も,民主党と共産党の相容れない制作の争点は,安保法廃止、であると、NHKが伝えていた。これを読んだ時,共産党は,日米安保廃止であるが、現在の共闘では、今回の違憲の戦争法案廃止、政権交代をめざすのは、集団的自衛権の閣議決定を撤廃するためで,従来の日米安保はこの共闘の結果としては現行のまま,と云っている。ここで、はっきりさせなくては行けないのは、共産党方針がそうであるなら,なぜそこで、相容れない政策の違いがでてくるかだ。


つまり,民主党は国民運動の主眼、今回の戦争法=安保法制の廃止に反対ということになる。だとしたら,民主党は戦争法廃止を願う国民に嘘をついていることになる。


高村総裁の悪魔の誘惑が,的を得ているのか否か?岡田民主党は国民の前にはっきりとしめさなくてはならない。


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