密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

呆れた、アベノマスク再び

今日はウエストチェスターに日本食料品を買い出しに出かけた。途中3つの白いビニールのパビリオンが、ウエストチェスター・コミュニティーセンターの駐車場に立っていた。重傷者収容のためのものだ。フロリダでは見なかったので、改めて、NYの被害の深刻さを見た思いだ。NYCでも公園や広場に建てられている。
現在感染者0まで落ち着いたが、みんな、まだ厳戒態勢だ。道ゆく人も全てマスク着用。


NYタイム誌に日曜版にも、日本政府の不思議なコロナ対応の記事が乗っていた。
感染拡大中の旅行推進と東京除外など、海外では(日本のまともな人から見ても)首をかしげる無謀な対応だといった論調だった。


このGoToTravel(変な英語だ)キャンペーン、見切り発車で、事務局も8月まで無いらしい。なぜ、そこまでして、前倒しでやらなければならなかったのか?その上東京除外、でも申請者が県外在住ならいい、東京都に通勤していても在住でなければいい、東京発着はダメで乗り換えはいい、などもうめちゃくちゃだ。 物事をよく考えない政治家の鶴の一声に、官僚たちが右往左往して後付けの理屈をきっつけるからこういうことになる。
気の毒といえば気の毒だ。しどろもどろに言い訳しか出ない。


ところで、安倍総理のレガシーとも言えるアベノマスクが追加発注?と聞いて驚いた。
せっかく本人はステルスで隠れているのに、また国民の怒りの炎に油をそそく、追加発注。介護施設などに追加で8000万枚。全戸配布分とあわせアベノマスクの事業費は500億円を超えの税金無駄遣い。正気の沙汰では無いな、、、。

政府が新型コロナウイルスの感染防止策として始めた布マスクの配布事業で、介護施設や保育所など向けの布マスクの発注と製造が続き、今後さらに約8千万枚を配る予定であることが厚生労働省などへの取材でわかった。全戸向けの配布は6月に終わり、すでに店頭でのマスク不足も解消されて久しい。
配布はいつまで続くのだろうか。
 

「忘れた頃に突然、という感じだった」。東海地方にある保育園には、4月に続いて6月にも、職員用の布マスクが届いた。園長(53)は「万が一の時のために備蓄しているが、今のところ出番はない。自分で使うなら、もう少し呼吸しやすい形のマスクを選びます」と困惑気味だ。
 

政府が配布を続けているのは、介護施設や保育所、幼稚園など向けの布マスク。総額約466億円の予算で始めた全戸向けの布マスク、通称「アベノマスク」の配布とともに、こちらは約504億円の予算で3月下旬から配り始めた。カビや虫などの混入が見つかって回収騒ぎになった妊婦向け布マスクもこれに含まれる。
素材や形状もアベノマスクと同じだ。
 

政府の布マスク配布は、店頭のマスク不足が続いていた3月下旬、厚労省が緊急対応策として介護施設などに布マスクを配ると発表。4月1日には安倍晋三首相が、5千万余りの全戸へ2枚ずつ配ると政府の対策本部で表明した。布マスクは「質より量。とにかく早く」 政権は迷走した


 朝日新聞は、布マスクの配布事業で厚労省がこれまでに業者と結んだ全ての契約書計37通を入手。取材も踏まえて分析したところ、配布・発注済みの布マスクは計約2億8700万枚にのぼり、総額約507億円の費用がかかっていた。うち郵送やコールセンター、検品などの事務経費が約107億円を占める見通しという。いずれも入札をしないで業者に発注する随意契約だった。


ちょっと混乱ー”総額約466億円の予算で始めた全戸向けの布マスク”+ ”こちらは約504億円の予算で3月下旬から配り始めた”だったら、総額約1000億(検品費用80億を加えると)になるのでは?菅官房長官によると260億円で済んだということらしいがそれでも、800億近い全く無駄な、しかも不手際不評芬々たるアベノマスクを駄目押しとは?


使っちゃった税金については誰も責任を取らない、名目つけてばらまいちゃえば、国民はちょっと文句を言う程度で忘れ、選挙の時には勇ましい言葉を並べ、美味しそうなことを言えば過去は忘れてまた勝てる、そう踏んでいるとしか思えない。


このつけは次期選挙できっちり払わせるしか無い。