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トランプの受難(自業自得)チャイナゲート・集会スタッフ感染

今、フロリダは新型コロナ感染が拡大中、ポストNYになるのではないかという勢いだ。その上ハリケーンシーズンに突入する。数日のうちに、NYに戻準備(家を破壊する恐れのあるフロントヤードのカシの大木を撤去し、分厚いベニヤ板を買い込み窓を補強してから帰る)また危険な長期ドライブ(24時間かかるので、12時間ドライブ一泊)の安全対策<ガソリンスタンド+コンビニのトイレ賞は避け、レストエリアを検索し、計画的に使用するとか、トイレ用サンダルは使用後滅菌スプレーし、ビニールに入れて保管、使い捨て手袋使用、お弁当は2食2日分(2日目は冷凍)うがい用のリステリン携帯、もちろんマスク常備と、そしてホテルの安全性のリサーチ>をしている。
フロリダとジョージアの境と、ノースカロライナで最も感染拡大しているし、ハイウェー沿いに南から北に感染拡大しているというレポートもある。かつてはNYナンバープレートが嫌われたが、今はフロリダナンバーが嫌われるかもしれない(NY から乗ってきた車が壊れ買い換えたので今はフロリダナンバー)撃たれたくないので、できるだけ人にいないところ、接触をて避けて帰らなくてはならない。帰らない方がいいかもと考えてみたが、ハリケーン+コロナ拡大は怖すぎる。


そんな我々の用心をあざ笑うかのように、トランプ派(強硬右翼な人々)は闇雲な根性論で新型コロナを軽視・無視、気合いで克服できると思っているようで、 南部オクラホマ州タルサ集会を強行、スタッフから6人の感染者が確認された。



(CNN) 南部オクラホマ州タルサでのトランプ米大統領の選挙集会に向けて準備していた陣営スタッフ6人が、新型コロナウイルス感染の陽性判定を受けた。米NBCニュースが最初に報じ、陣営の報道担当者が声明を出した。
報道担当者のティム・マートー氏は20日、開会の数時間前に発表した声明で、安全規定に従いスタッフ数百人の検査を実施した結果、事前に現地入りしていたチームのメンバー6人が陽性反応を示してただちに隔離されたと報告。陽性のスタッフらが会場に入ったり参加者らに近づいたりすることはないと強調した。
オクラホマ州の保健当局によると、タルサ郡では20日午後までに、州内で最も多い2206人の感染者が確認された。州全体で報告される1日の新規感染者は最近、過去最多を記録したばかりだ。


事情に詳しい関係者によると、トランプ氏はこの日、ホワイトハウスを出発する前に6人の陽性反応について報告を受け、関連の報道に不快感を示したという。
新型ウイルス感染が懸念されるなかでの集会をめぐっては、会場のBOKセンターが主催のトランプ陣営に対し、安全措置の計画書を提出するよう要請していた。陣営の報道担当者はCNNに、参加者全員の検温、マスクや手指消毒剤の提供、熱中症対策の飲料水配布といった措置を取ると述べた。

ただしマスク着用は任意とされる。
参加を申し込んだ支持者らは事前に、人の集まる場所での感染リスクを承知し、感染した場合などもトランプ氏や関係者の責任は問わないとする免責文書への署名を求められていた。
地元保健当局の責任者は集会の延期を願っていたと述べ、BOKセンターは7月末までのイベントを全て中止または延期すると発表している。


支持者に自己責任確認署名、って、さすがトランプ。国民の安全を第一に考えるのが大統領だがここにきて不動産屋の危機管理を示してしまった。
リトル・トランプと言われるフロリダの、ロン・デサンティス州知事(経済優先でコロナ感染拡大を招きちゅう)は、開催に躊躇する他の州に業を煮やし?最終決起大会である共和党コンベンションを、自ら引き受けた。北部ジャクソンビルで開かれる。彼らの熱いトランプ・ハートが新型コロナをはねのけるか?無謀としか言いようがない。


ところで最近、小池知事同様、トランプも暴露本に悩まされている。ロシアンゲート・ウクライナゲートに続く、チャイナゲートだ。前大統領補佐官で国家安全保障担当だったジョン・ボルトンがトランプが中国に自分の時期当選をサポートするように求めていたことを暴露した回顧録を出版した。これに起こったトランプは差し止め請求を出していたは、連邦地裁は棄却した。


Alex Wong/Getty Images /トランプの下で働いた人はもんなこういう表情になる。


CNN) 米首都ワシントンの連邦地裁は20日、ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が23日に予定している回顧録の出版について、トランプ米政権からの差し止め請求を棄却した。
判決文によると、回顧録はすでに広く出回り、たとえ出版を差し止めてもインターネット上で内容が拡散し続けるだろうとの理由から、書籍の回収や廃棄処分は命じないとの決定が下された。
判事は一方で、ボルトン氏がホワイトハウスによる内容審査を一方的に打ち切り、正式な承認を得る前に出版手続きを進めたことを非難。同氏が回顧録の中で、守秘義務に違反して機密情報を暴露し、国家安全保障を脅かした可能性は高いとの見解を示した。結果としてボルトン氏がこの著作から得る収益を没収され、刑事責任を問われる可能性にも言及している。
トランプ大統領は同日、連邦地裁の判断を称賛し、判事はボルトン氏の行為に「憤慨」したと主張。同氏が機密情報を漏えいさせたのは「大問題」だと述べた。ツイッターにも「法廷で大きな勝利」と投稿し、出版差し止めはできなくても収益や機密漏えいに関する主張は認められたと書き込んだ。
ボルトン氏の弁護士は同日の声明で、差し止め棄却の判断を歓迎する一方、現段階でボルトン氏の守秘義務違反を結論付けるのは時期尚早だとして、「全容はまだ語られていない。これから明らかになる」と強調した。


結局、全容を明らかにすべし、ということだ。トランプの権力私物化を目の当たりに見れば、たとえ、強硬派の保守思想を持っていようとも、知的基盤のある人間、アメリカの民主主義に敬意と誇りを持つ人間は、黙っていられないだろう。


軍を、デモ制圧に投入するというトランプ発言に、ジェイムズ・マティス前国防長官も、異例の批判発言を雑誌に発表した。

アメリカのジェイムズ・マティス前国防長官は3日、ドナルド・トランプ米大統領が権力を乱用してアメリカを「分断」し、「成熟したリーダーシップ」を見せるのに失敗したと、異例の批判発言を雑誌で行った。


マティス氏は2018年12月、トランプ大統領が決定したシリア撤退に抗議する形で国防長官を辞任。以来、政治的発言を控えてきたが、米誌「アトランティック」への寄稿でトランプ大統領の最近の社会不安への対応に「怒り、憤慨している」と述べた。


これに対しトランプ氏はツイッターで反撃。「私とバラク・オバマの唯一の共通点は、世界で最も過大評価されている退役大将であるジム・マティスを、光栄にも解雇したことかもしれない。辞表を書くよう命令し、素晴らしいことだと感じた。彼のあだ名は『ケイオス(混沌)』だったが、嫌いだったから『狂犬』に変えたんだ」と非難した。さらに、「彼の『リーダーシップ』のスタイルや彼のあらゆることが嫌いだったし、これにはたくさんの人が賛成している。彼が去ってくれてよかった!」とも投稿した。
子供か!!


マティス氏は何と?
マティス氏はアトランティックへの寄稿で、「ドナルド・トランプは私が人生で見た中で初めての、アメリカ国民をひとつにしようとしない大統領だ。そうしようというふりすら見せない」、「代わりに我々を分断しようとしている」と書いた。


「いま私たちは、この過去3年間にわたる計画的な努力の結果を見ている。過去3年間にわたる成熟したリーダーシップの欠如の結果を見ている」
また、米ミネソタ州ミネアポリスでアフリカ系のジョージ・フロイドさん(46)が死亡した事件を発端とする、人種差別への抗議活動についても言及した。<BBCより>


ボキャブラリーを見ても差が歴然。戦う修道士(Warrior Monk)の異名を持つ、蔵書7000冊の読書家、愛読書が孫子の兵法のマティス将軍イラク戦争ではかなり強硬姿勢をとっていた、そのことでオバマ大統領と対立し解任。歴戦の実戦指揮官としての名声から『荒くれ者、狂犬(Mad Dog)』とも呼ばれた。『カオス(Chaos)』という渾名もあるが、本人の性格ではなく海兵隊時代のコールサインに由来する)By Wiki 


レポート3枚読みきれなトランプ


フロイドさんの事件をめぐってはミネソタ州司法当局が3日、現場にいた警察官4人(全員懲戒免職)に対する新たな起訴内容を発表。元警官デレク・チョーヴィン被告の起訴内容に、これまでよりも重い第2級殺人罪が加えられた。
9日間にわたってアメリカ各地で起きているデモの大半は平和的なものだが、一部で暴力行為が行われ、多くの都市で夜間外出禁止令が出ている。
マティス氏はこうした動きについて、「我々は、法を破っている少数の人たちに惑わされてはならない」、「この抗議活動は何万人もの良心ある人々、アメリカとしての価値観に従って生きようとする人々によって支えられている」と述べた。


その上で、トランプ大統領が抗議活動の対処に軍を投入すると述べたことを非難した。
「どんな状況であれ、軍が憲法で保障された市民の権利を奪うよう命じられるかもしれないなどとは夢にも思わなかった」
「ワシントンで見られたように、政府の対応に軍事力を使うことは(中略)軍と市民社会の間に摩擦を生み出してしまう」


「異様な写真撮影」
トランプ氏は1日、ホワイトハウス近くのセントジョン米聖公会教会の前で聖書を持ち、写真撮影に臨んだ。これに先立ち連邦公園警察などが、ホワイトハウス前の公園周辺で抗議していた人たちを催涙ガスやゴム弾などで排除した。


これには、米聖公会ワシントン教区のマリアン・ブッド主教をはじめ多くの聖職者から、大統領が写真撮影のためにデモ参加者を標的にしたと批判が起きている。


マティス氏は、トランプ氏の「異様な写真撮影」を嘲笑し、そのために公園にいたデモ参加者を排除したのは「国家元首の権限乱用」だと指摘した。


一方トランプ氏は繰り返し、公園にいた抗議者が平和的だったかについて疑問を投げかけている。また先には、「人々は歴史的な信仰の場への私の散歩を好きだといっている」とツイートした。
さらに、過去に自らの報道長官を務めていたショーン・スパイサー氏との3日のインタビューでも教会訪問を擁護。訪問は「非常にうまく進み」、「聖職者も素晴らしいと言っている」と話した。
(英語記事 Trump 'tries to divide us', says ex-defence chief)


言ってね〜よ!!! 
以下ファクトチェック
米聖公会ワシントン教区のマリアン・ブッド主教をはじめ多くの聖職者が、聖書や教会を「小道具」に使ったと強く反発していた。


ワシントン教区のマイケル・カリー大主教も、トランプ氏が聖公会教会を「政治的な目的のため」に利用したと批判した。


聖ヨハネ・パウロ2世国立聖堂も訪問。これについて、キリスト教カトリック教会ワシントン教区の大司教も、聖堂が「悪用」されたと強く批判した。


グレゴリー大司教(ワシントン教区を率いる初のアフリカ系アメリカ人。)は、トランプ氏の訪問に先立ち発表した声明の中で、カトリックはすべての人の権利を守るべきであり、トランプ氏が聖ヨハネ・パウロ2世国立聖堂を訪れたことは教会の教理に反すると述べた。
大司教はさらに、トランプ氏が前日に、ホワイトハウス近くの教会まで歩いて行けるよう、周辺で抗議していた人たちを強制的に排除したことも非難した。


英国教会の最高指導者、カンタベリー大主教とヨーク大主教は、この社会不安によって「白人至上主義の悪行が続いている」ことが露呈したと述べた。


カトリック教会のローマ法王フランシスコは、「人種差別は容認できないし、見えない振りをすることもできない」と非難しつつ、「暴力では何も得られないし、あまりにたくさんのものを失ってしまう」と述べた。


BBCのマーティン・バシール宗教担当編集長は、今年11月の大統領選で再選を狙うトランプ陣営はここ数週間、白人のカトリック教徒の票を取り込もうとしてきたと指摘する。(BBCより抜粋)
黒人男性の暴行死に抗議、全米で続く トランプ氏を教会関係者や映画監督が批判 - BBCニュース


多分ろくに読んだこともない他人の聖書を手に、コロナを恐れているというイメージ払拭+カソリック教徒向けパフォーマンスが、大失敗裏目に出たトランプ。
ろくな側近が残っていないんでしょう。


そしてトランプの酷い人間性に言及したもう一つの暴露本が、トランプの兄で1981年に亡くなったフレッド・トランプ・ジュニアの娘マリー・トランプから出された。


タイトルは『Too Much and Never Enough』
トランプの脱税の実態や家族の財政状況、さらにトランプやフレッド・ジュニアの父であるフレッド・トランプ・シニアの遺書をめぐって、トランプ大統領がした不正行為などについても書いている。トランプ大統領はフレッド・シニアのお気に入りで親密な親子関係を築いていたが、フレッド・シニアがアルツハイマー病にかかると疎遠に。トランプ大統領が晩年のフレッド・シニアを見捨てたと指摘している。マリー・トランプは大学で臨床心理学を専攻した。この本ではその心理学の知識を踏まえて、トランプ大統領に影響を与えた「トラウマや壊れた人間関係、ネグレクトと虐待」を説明、「どのような事件や家族関係が、今ホワイトハウスの大統領執務室にいる損なわれた人間を作り上げたのか」を書いている。


ボルトンほど、評判にはなっていないが、トランプの人間性をあらわにする本で、家族主義のアメリカ人の心象に影響を与えるかも。


トランプは、Sleepy Bidenーお眠のバイデン と読んで貶めているが、うまいことを言う、と思ってしまうほど、精彩に欠ける安全な候補だ、が、当選してもバイデンは一期しか勤めないので、副大統領は次期大統領有力候補となる。最終ディベートで女性指名を公言したバイデン。今その人選がもっぱらの話題だ。強力な要素となるのは間違いない。
バイデン前副大統領は、パートナーとなる副大統領候補には女性を選ぶ見通しだ。しかし、その有力候補と見られていたエイミー・クロブシャー上院議員が指名の辞退を宣言し、バイデンに対し、非白人の候補者を選ぶことを求めた
カーマラ・ハリス上院議員やバル・デミングズ下院議員、アトランタのケイシャ・ランス・ボトムズ市長、ジョージア州の州議会議員を務めたステイシー・エイブラムス


カーマラ・ハリスは、ジャマイカ移民とインド移民の父母、両者研究者として成功し地位を築いている。Dさんが、ジャマイカ系とアフリカ系はなかだ悪いから、どうかな?と言っている。(ジャマイカは英連邦王国の一国、スぺイン・イギリスによ西アフリカから奴隷として連れてこられ人々で90.9%がアフリカ系である。)


数日でだれが選ばれるか発表されるようだ。今候補に上がっている誰をとっても、女性蔑視、有色人種蔑視のトランプの刺客にふさわしいだろう。




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