密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

アベノビデオー総理の優雅な日常

山本太郎代表は、政府へのコロナ緊急提言の申し入れを、まず安倍総理に手渡したいと要望したが、1分の隙間もないと断られ、西村大臣、副大臣、三役にも、面会を断られ、最終的に官僚さんに手渡す。この顛末をビデオ配信。

れいわ新選組のコロナ緊急提言 政府に申し入れ! れいわ新選組代表 山本太郎 2020年4月6日
常に骨身を削り国民の声を拾い上げる山本太郎氏。選挙で国政政党と認められた、公党の代表の提言を、一般陳情扱い。なんたる傲慢さ。彼に対する対応こそ、安倍政権の政治家たちの国民に対する対応そのもの。


しかし、1分の時間もないというスケジュールの安倍総理が、なぜか自宅で犬と戯れ、本を読み、飲み物を片手に、TVを操作して過ごす動画を、星野源氏の「うちで踊ろう」プロジェクトに乗っかって配信し国民の不快感と怒りが集中。



この人の神経は一体どうなっているのか。星野源が「うちで踊ろう」という曲をインスタグラムにアップし、様々なアーティストらがコラボ動画を公開し話題になっているが、なんと今朝9時すぎに、よりにもよって安倍首相が、コラボ動画をツイッターやインスグラムなどのSNSにアップしたのだ。
 星野源が「うちで踊ろう」を歌う画面の左側で、ソファに座った安倍首相が黒い犬とじゃれ合ったり、マグカップで飲み物を飲んだり、ネトウヨ本か何かわからないが本を読んだり、テレビをザッピングしている様子をアップしたのだ。


新型コロナウイルス感染拡大が止まらないなか、感染の恐怖に怯えながら医療現場や生活インフラを維持するために働いている人びとや、補償なき休業要請のため生活が困窮している人びと、感染し症状に苦しんでいる人びと、多くの人間が苦しい生活を強いられている。そんななか、国民の命と生活を守るべき立場にある人間が、こんな動画を発信するとは、どういう神経をしているのか。
 動画には〈かつての日常が失われた中でも、私たちは、SNSや電話を通じて、人と人とのつながりを感じることができます。〉などというコメントが添えられているが、SNSを通じても、国民の声はまったくこの男には届いていないのだ。きっといつものように、有名人を利用したイメージ戦略で批判なんてごまかせると考えているのだろう。
 しかし、一方で、その安倍首相のインスタには、大きな異変が起きている。
 星野とのコラボ動画の直前の投稿は、4月7日の緊急事態宣言発出の際の会見について報告するもので、〈官邸スタッフです。安倍総理は4月7日、緊急事態宣言発出に伴い、記者会見に臨みました。会見の全文については、次ページの写真よりご覧ください。〉と、会見中の安倍首相の写真や会見全文を掲載している。
 ところが、この投稿に12日10時時点で、4300件を超えるコメントが付けられているのだが、その大半が安倍首相と政権のコロナ対応を厳しく批判するものばかりなのだ。


以下、記事は多くの人々の批判や窮状の訴えコメントを紹介。星野源氏は、きっと自粛で鬱々としている人たちを元気付けるために、この曲を作り、配信したのだろう。
政治家として致命的に状況を見誤っている。とんでもトランプだって、毎週行って警備経費で顰蹙を買っていたマールラーゴに行ってないし、ゴルフをしている配信しないし。
メルケルさんは、優雅にお茶を飲んだりしないし、プーチンも犬と戯れる画像を配信したりしない。みんな真剣な姿を国民に示しているし、それこそが必要なことだ。
そんなこともわからないから、国民の窮状に向き合えず、ピント外れなくだらないことに血税を流用。自分が出した緊急事態宣言下で官邸にとどまらず、毎日午後6時に私邸に帰る総理大臣の、上から目線の自宅エンジョイプロモーションを配信しちゃうHopeless!!


だいたい、最近の官邸の、特に安倍ー今井路線のアイデアは、本当にピントがずれている。一強多弱、上り調子の時は、なんとなく国民も乗せられてしまったかもしれないが、彼らの、”安倍総理ステキ路線” ”安倍総理憧れる路線””安倍総理気さく路線”の打ち出し。
まるでアメリカにおける大統領の存在を安倍ちゃんに当てはめ(総理夫人をファーストレディーと呼んだことも、その戦術の始まり)あの夢を語る的な妙な盛り上げ方の演説とか、国民のアイドル(米国大統領は国民のアイドルでもあるべき存在だ。)的位置付け配信とか、芸能人お友達宣伝とか(その成れの果てが桜を見る会なのだが、)


そもそも、国民の直接投票で選ばれる大統領と、選挙結果で多数派政党の中の政治力で決められた総理大臣とでは、根本的に立場が違う。 まあだから、大統領ごっこ作戦(本当は天皇ごっこ作戦にしたいんだろうけれど、それはさすがに支持層が反発する)で、安倍アイドル総理を打ち出してきたんだろう。安倍本人も、得意満面に上り詰め(なんとかもおだてりゃ木に登る)今や、国民に愛されるヒーロー総理という自意識を、周りの忖度官僚に支えられ本気で信じている向きがある。


そでなければ、今月の家賃、いやネットカフェから追い出され明日の寝床もわからない人たちに向かって、豪華な居間、飲み物片手にソファーでリラックス姿など配信などできないだろう。水道費、光熱費、電気代、そして税金、返済金、食費、生活費全てが重くのしかかる大多数の人に対して、それを真剣になんとかしなくてはならない張本人が、犬と戯れる?そんな時間があるなら、山本太郎氏から直接、提言を受け取り、彼の真剣さを身に受け、訴えを聞け!!!


今井尚哉補佐官は政治サラブレット安倍晋三を、人気者、かっこいい憧れの的プロモートで前面に出し、その裏で、富国強兵路線に日本を向かわせるために、国会を無力化し、数の力で無茶な法案を成立させ、官僚支配を完成し、司法も手中に収めようとしている。(いや彼こそ、本当にアベのチャームの信奉者?アベちゃんは選ばれた人だ、、とか信じてる?)


しかし、バカ殿の不用心な発言や過ぎる身内びいき、ご夫婦の公私の区別のつかない馬鹿な行動で、この鉄壁な作戦が揺らいできた昨今、そんな矢先の新型コロナ、印象操作の危機あおりではない、本当の危機だ。


それでも彼らは、頭の方向転換がうまくできない、だから、まずお肉・お魚・旅行券を打ち出してしまい、目先の総理指導力ポーズで一斉休校、466億予算でアベノマスク、
補償なき休業自粛と、楽観的収束後の経済対策。どれもこれも自分たちの頭の上ばかり追いかけ、足元を見ない。タロットカードの愚者のように。

ライダーウェイト版タロット


足元の崖に気づかず(見ずに)、犬に吠えたてられ(この犬はお供でじゃれているわけではない)ても、夢想して歩みを進める愚者。
個人的には好きなカード、自由な発想をし、現実にとらわれすぎない、表現者には必要カードなのだが、一国のリーダーが愚者というのは最悪だ。
安倍政権下の官邸、および、その周辺、未来戦略会議とか、戦略特区とか、まさにこんな感じ。


そして国民は、吊るされた男。

終わらない苦難、出口のない忍耐。
今望まれるのは、こんなリーダー

力そして状況のコントロール。
それを選ぶのは、国民。(あるいは自民党内下剋上に期待するか、、、)


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