密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ダイアモンドプリンセス・岩田教授告発動画 政府は野党の提言を相手にしないことにエネルギーを使っている。

ダイアモンドプリンセス号から500人の人が解放される。それ以前にアメリカ国籍の人を米政府がチャーター機で救出し、軍施設に隔離収容した。日本の対応は自国民に対する虐待であると考えても頷ける。


19日予算委員会で山井議員は再三にわたり、500人の人々はお気の毒だが、一定期間様子見が必要でという意見と加藤厚労大臣に伝えるのだが、本当にこの政権は、野党の意見を聞いたら負け、とか思っているかのごとく、一切受け付けない。自分たちは適切に処理している口を出すな!という上から目線。それで正しい対応をしているのならまだいいが、結局彼らの不勉強と、人年に対する希薄な意識と、国の評判や利益のみ優先で取り繕うことに汲々とし、今に至る。


山井議員の懸念と指摘は至極真っ当だ。あのコロナウイルス培養シャーレのような船に閉じ込められていた人々。陰性だから、というが検査後にも感染の危険があるのだ。


感染症の専門家岩田教授が、やっと厚労省から視察を許可され1日で追い出された。危機感を持った教授は、個人として告発。教授は、感染を防ぐ方法を熟知しているため、現地に赴いても怖さを感じることはなかったが、ダイアモンドプリンセスの状況は心の底から怖さを感じたと語っている。感染症対策の基本である、危険区域(レッドゾーン)と安全区域(グリーンゾーン)がごちゃごちゃでひどい状態だったという。その中で、個人の判断でまちまちな対応装具で動き回っているー医療関係者も自らの感染を覚悟しているという、全てが混乱した状態で、専門家的に超非常識なことをみんながやっている。
常駐するプロの対策者が一人もおらず、また短期に訪れた専門家も、進言しても何も聞いてもらえない状態に、諦めていている。誰に聞いてもらえないかというと、厚労省の官僚たち。教授も進言したが、ものすごく嫌な顔をされて聞く耳持つ気がない、といった状態だそうだ。この対応は国会での山井議員と加藤厚労大臣のやりとりにおいてもそうだ。



「船内はものすごく悲惨な状態」クルーズ船立ち入りの医師、ネット動画が波紋


サーズの時、中国政府の情報公開がないことは恐ろしかったが、それと比べてもっとひどい、対策の仕方も明確で自分が感染の危機を感じることはなかったが、ダイアモンドプリンセスはその点でもひどい状況だそうだ。発症における経過観察の。基本的データー収集もされていないとのこと。


PCR検査をした日をカウントしても感染の状態はわからない、ということも教授は何日前に厚労省に進言していたが、これも無視された。山井議員の指摘は専門家の指摘と合致する当然の意見であるにも関わらず、加藤厚労大臣は、専門家の意見を踏まえ決定した、
なんの懸念もなく適切な対処だと、答弁した。加藤大臣と厚労省にとって、岩田教授は専門家には入らないのか。政府の言う専門家・有識者は常の官邸意見を邪魔しない都合の良い提言を与える人々のことを言う。


しかしこの非常時に、安倍政権は何をしたいのだろう。自分たちのプライドと、支配力を誇示すること以外の意味が見つからない。教授や山井議員の意見を無視し、いきなり500人の人々を社会復帰させる、もう船内はリトル武漢状態なのだ。閉じ込めておいて、いきなり社会に送り出す。もし500人の方の中で一人でも感染者がいたら、加藤大臣はどう責任を取りつもりなのだろうか。予見できなかったとし、形ばかりの謝罪をし、職務を全うすると居座り、うやむやにして済ますつもりか?
彼らはそれでいいかもしれないが、また新たに公共にウイルスが広がれば取り返しがつかない状態になってしまう。 少なくとも、下船から2週間、快適な環境を用意し、専門家とその他の健康管理をできるいしの注視の元、状況観察を受けつべきだし、きっと理解が得られるだろう。


そもそも、もっと早い段階で、こう言う措置を取っていれば、こんなとんでもない状況にならなかったのだ。政権の体質である、事なかれ主義、熱田ことをなかったことにするために嘘を重ねる、事実隠蔽・改ざん、情報秘匿、棄民上等!!の体質による人災で、これは、今も続いている。


岩田教授の危機感を共有し、世論を喚起し、情報公開をし、厚労省にきちんと専門家の意見を聞いて、時すでに遅しだが冷静で効果のある対策を建て直すよう求める野党議員の後押しをしよう。


まさに悪夢の安倍政権だ。


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