密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

異性の上司とコネクティングルームでの宿泊出張を命じられたら、これはセクハラだ。

公費で京都散策不倫報道が出た、和泉補佐官と大坪審議官。
和泉補佐官と大坪審議官が、ノーベル賞受賞の山中伸弥教授が所長を務める京都大学iPS細胞研究所の予算削減を一方的に通達し、山中教授を「恫喝した」と医薬専門メディアで報じられたことだ。(山中教授は会見を開いて予算削減の理不尽を訴え、最終的に削減は見送られる見通しになった。)



「いま、医療に携わる人間の中で、最も評判が悪いのが、大坪寛子・厚生労働省大臣官房審議官(52)でしょう。彼女は慈恵会医科大学から厚労省に入った医系技官ですが、医師としての実力はたいしたことはありません。ところが、菅義偉官房長官の信頼が厚い和泉洋人・首相補佐官(66)と極めて近い関係になったことで、とんでもない権力を握ってしまったのです」(厚労省の行政に詳しい医師)


今年8月に和泉補佐官と大坪氏は、山中伸弥教授が所長を務める京都大学iPS細胞研究所を訪問。予算削減を一方的に通達し、山中教授を「恫喝した」と医薬専門メディアで報じられた。一方の山中教授は会見を開いて予算削減の理不尽を訴え、最終的に削減は見送られる見通しになった。そこに週刊文春が二人の京都旅行と銀座デートを報じたのだ。


「和泉補佐官と大坪氏の『ただならぬ関係』が厚労省内で噂されるようになったのは、夏頃でした。内閣官房に出向していた大坪氏は7月に厚労省に戻ってきて、審議官に抜擢されます。しかし、課長になったことのない大坪氏が、なぜ(課長よりも上の)審議官をやるのかと話題になり、和泉補佐官と『昵懇(じっこん)の仲』だったことが判明した」(全国紙厚労省担当記者)


前出の医師が続ける。


「山中教授と同じような手口で予算をカットされた『被害者』の話はよく耳にします。厚労省には自由に使える数十億円規模の『調整費』というものがあり、大坪氏がその予算を握っている。そのため、彼女の傍若無人な振る舞いを知っていながら、誰も表立って批判することができないのです。ただ、疑問なのが、なぜ彼女はそんなに権力を行使したいのか、ということ。威張りたいだけで日本の医療行政がねじ曲げられているとしたら、彼女の罪は大きいと思います」


それにしても、この「最悪カップル」がこれほどの権力を握っているのはなぜか――。『官邸官僚』の著書があるジャーナリストの森功氏はこう説明する。


「和泉補佐官は菅官房長官の腹心と言われ、その威光を背景に自分の好きなように政策を進めてきました。元々は国土交通省の技官ですから、国土交通分野の政策には以前から強かったのですが、最近はそれに限らず、『官邸官僚』として省庁に関係なく首を突っ込んでいて、医療分野まで牛耳ろうとしているのです」


無能な人物が能力以上の権力を握ると組織を根っこから腐らせる――。そんな恐ろしい状況が、この国の中枢で進行しているようだ。


『FRIDAY』2020年1月3日号より


この恫喝+その日の午後の京都散策デートも含め国会で取り上げられた。
これを追求したのが立民の杉尾議員は頑張ったが、答弁に立った大坪審議官に対し、「バックに和泉補佐官がいて異例の出世をしたんでしょう」などと口にしてしまい、やはり男性がこういうことを言うと、あまりいい感じはしないなぁ、と感じた。いい追及をしていたのにマイナスだと思った。


しかし、2月7日の衆議院予算委員会での、立憲民主党の早稲田夕季衆議院議員の質疑は、公費不倫が外遊に拡大した生臭い内容を、冷静に公正に追及したいい質疑だったと思う。

2月7日に行われた衆議院予算委員会で、大坪氏がこの疑惑に応えた。質問したのは、立憲民主党の早稲田夕季衆議院議員(61)。税金を使った出張中の不倫疑惑とあって、議場では「税金だぞ」「どこが出張だ!」というヤジが飛んだ。


早稲田議員は週刊文春の報道をもとに、2年前のインド出張の際、2人が“コネクティングルーム”に泊まったこと、そしてそのフロアに泊まったのが和泉氏と大坪氏と、和泉氏の秘書官だけで、他の出張メンバーは別のフロアに泊まったことを指摘した。それに対して、大坪氏は出張が公務であることを強調したうえで、こう答えた。


「和泉秘書官は体調を崩されて、官邸のなかで倒れられたことがあります。救急搬送されまして、入院加療をしばらく受けられていたことがございます。もともと公務なので行く予定でしたが、その際に秘書官の方から相談を受けております。現地の医療体制とか、機内の医療の整備について、いろいろと確認をしたり、そういったやり取りがありました。その際に、秘書官から連絡を受けられる場所ということで、和泉補佐官の部屋を秘書官と私とで挟む形で万全の体制をとった」


部屋に泊まったことは認めた大坪氏。彼女は医師から官僚に転身した経歴を持つ。通例では、首相補佐官には医師は同行せず、緊急時には現地の医療機関に頼るのだが……。大坪氏の言うことを素直に受け取れば、現地インドの医療体制が信用できないから、自分が一肌脱いだということなのか。


さらに、大坪氏が過去に行ったミャンマー、インド、中国、フィリピンの出張はすべて、和泉氏と一緒だったのではないかと指摘されると、「(専門分野の)ヘルスケア関係のものに関しては、私が同行することもございますし、他のものが同行することもある」と正面から答えなかったが、一緒だったことについて異存はないよう。早稲田議員に4回の出張がすべて“コネクティングルーム”かと問われると、こんな言い訳。


「部屋の配置については、基本的には、外務省が作ってくださる配置に従っている。すべてどうであったかは、細かいところは記憶にありません」


自分の上役にあたる男性の部屋と、内扉でつながっている部屋に泊まる経験なんて、滅多にはなさそうなもの。他にもそういうことがあったら覚えていそうなものなのだが……。一方、外務省の担当者はインドのホテルの部屋割りが「補佐官室からの指示であったこと」を認めた。


野党は和泉補佐官を国会に呼ぶことと、出張に関する書類をすべて開示することを要求している。


セクハラだ、コンプライアンスだ、と言葉上だけだとしても、でも前よりうるさくなっている昨今。しかも国家公務員・上級官僚だ。いくら上司の命令でも、たとえ上司が健康を害していても、自分が医師免許を持っていても、異性の上司と室内で出入りできる部屋に宿泊しての出張を命じられれば、常識的に不適切だし、セクハラ・パワハラと言われても仕方がない。そうでないとしたら、お互い合意のお付き合い。そして合意のお付き合いゆえに、公費を使ってそう言う部屋を用意したとすれば、大問題だろう。


外務省の判断のように言い訳したが、外務省は補佐官からの要請とはっきり答えている。


見え透いた嘘がまかり通っているのは安倍政権内だけで、一般の国民はそこまで毒されていない。


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