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崩れる菅の壁と「総理逃げ勝った」という与党のオプティミズムとワンパターンな印象操作

「総理逃げきった」自民党幹部、「野党は弱い。首相が逃げ勝った」公明党幹部
「総理逃げきった」と胸をなでおろす自民党。これは国会での一問一答形式の予算委員会の集中審議の開催を拒否し、首相のボロボロ答弁や、これ以上の失言、見苦しい逆ギレ、を防ぎ、臨時国会も開かせない(つもり)である自分たちの理の通らない、数の力の国会運営に対する”よくやった!!俺たち的”な感想だろう。


またサポート役の公明党、もっと踏み込んだ印象操作、”野党が弱い、逃げた安倍が勝った”(これを自民党が言えば大炎上するくらい危ない位置にいる)とサポートシュートでも打ち込んだつもりか?

安倍晋三首相が「桜を見る会」の一連の問題について2日の参院本会議で答弁したことを受け、菅義偉官房長官は直後の記者会見で「さまざまな質問に丁寧に答えた」と述べ、首相は説明責任を果たしたとの認識を強調した。政権は、野党が求める衆参の予算委員会の集中審議に応じず幕引きを図る構えで、自民党幹部は「うまく逃げ切った」。だが、首相自身にまつわる数々の疑惑が晴れたとは言い難く、政権は新たな疑惑の発覚も警戒する。
 「国民の皆さまから批判があることは十分、承知している」「これまでの運用を反省し、全般的に見直していく」…。この日、首相は踏み込みを極力避け、のらりくらりとした答弁に徹した。質疑を見守った自民幹部は「これでもう、首相が国会で追及される場面も時間もないだろう」、公明党幹部も「野党は弱い。首相が逃げ勝った」と言い放った。
 これまで記者団の取材に「求められれば出席を果たすのがルール」と話し、表向きは国会で説明責任を尽くす姿勢を繰り返してきた首相。実際には与党が、一問一答形式で緊迫した攻防が展開される予算委の開催を強硬に拒否。参院本会議での首相の「説明」は、用意したペーパーを一方的に読み上げるにとどまった。
 支持率が低迷する主要野党にも、予算委を開かせる力はない。年明けの通常国会でも引き続き桜を見る会の問題を追及する姿勢を見せるものの、「『いつまで続けるつもりなんだ』という世論の批判が返ってくるかもしれない」(立憲民主党の関係者)との声もあり、迫力を欠く。
 政府、与党の関心は、廃棄したと説明してきた招待者名簿を巡る新事実などが出ないかに向きだしている。参加者の数が多く、関係省庁も複数にわたる問題だけに、政府関係者は「首相の説明と矛盾する文書や証言が出れば、政権が危機にさらされる」と話す。 (東京支社取材班)


これが初めてなら、まだ通用もするが、防衛省日報隠蔽、文科省・経産省の公文書隠蔽、改ざん、データー捏造、そして改ざんの諸悪の根源森加計問題の言い訳と強引な、やはり国会を開かないことによる逃げ切り記憶は鮮明に残るなか「国民の皆さまから批判があることは十分、承知している」「これまでの運用を反省し、全般的に見直していく」は、またか!!!の怒りに火をつける以外の何物でもない。


『いつまで続けるつもりなんだ』という世論の批判が返ってくるかもしれない」本当に、立憲民主党の関係者がこういうことを気にしているのなら、それこそが野党(旧民主系)
のヘタレなところだ。今回は返り血覚悟、と語っているのだ。しかも返り血(民主党も桜を見る会をやっていた)でさへ徹底検証、比較することで、国民へのアピールになり、安倍めちゃくちゃさを際立たせる武器になる。


野党が弱いのは、国会での数が少ないという圧倒的不利な状態で、しかも議論の内容など全く反映されない多数決で押し切られるから、結局”弱い”になっているだけ。もし与党側が、議論の内容を重視する、議論上負けたことを負けたとして決定に反映できる、公正さと、政治家の倫理を持ち合わせていれば、こんな野党無視がまかり通るはずもない。


野党無視は、野党に票を投じた多くの国民を無視することで許されることではない。


そういう意味で野党に数の力が足りないことを、野党の追及力が弱いと置き換えて印象操作する、公明党幹部に”恥を知りなさい!!”と言いたい。


与党側は終わったことにしたいのだろうが、どうも安倍防波堤菅官房長官が経年劣化でボロボロらしい。天性の嘘つき安倍晋三なら、どんな論理的に破綻した状況でも、意味のない言葉を並べたて、あとはNHKの編集で国民にまともな首相、愚かな野党の構図を流布できるが、そんな安倍を守ってきた氷の城壁菅官房長官は、安倍のように頭がワープしているわけではないので論理的整合制を無視できない(多くの人は、嘘をつくにも論理上の整合制や過去発言との整合制を考える。安倍やトランプが担ぐのにちょうどいいのは、そういうものを全く無視できる稀有な才能(性格)を有しているからだ)だから、取り付く島もない、対話を拒否し、ボロを出さない方法で、”バカ”の壁になってきた。
しかし、天性の嘘つきでもなければ、バカでもない菅氏は壊れ始めても不思議はない。

7年近く政府のスポークスマンを務めてきた菅義偉官房長官の発信が、大きくぐらついている。国の税金を使って首相が主催する「桜を見る会」をめぐり、場当たり的になったり、答えに窮したり。4日午前の記者会見では、11回にわたって事務方からメモが差し入れられた。


 「少々お待ち下さい。あまり詳細ですと……」


 午前の会見中、菅氏は小声で苦笑いを浮かべた。廃棄したとする桜を見る会の招待者名簿をめぐり、繰り返し説明を求められると、近くに控える秘書官に目をやり、メモを待った。


 菅氏は2012年末の第2次安倍政権発足以来、平日に1日2回の記者会見をほぼ1人でこなしてきた。答弁に詰まり、秘書官に助け舟を出されることはあるが、4日午前にあった約20分の会見では、桜を見る会の話題でメモが差し入れられたのは11回。異例の多さだった。


普通の人間、特に頭のいい人間には、甘やかされた馬鹿な坊ちゃん嬢ちゃんの場当たり的発言、気分的な行動の尻拭いなど、そうそう長くできるわけはない。馬鹿な子ほど可愛いと仕えるイギリスのバレット(男性に使える個人付きの従者、日本は執事とバレット勘違いしている向きがある)のように、知恵と忠義?で安倍晋三をお守りしてきた菅長官。


身についた贅沢が醸し出す特別感、政治家ファミリーの人脈や、ボンボン特有の鷹揚さ(公私混同)、愛されキャラ、それは決して菅氏にはないもので、こうした中ものない金ピカは神輿に乗せるのに最適と考えていただろう。しかし、サルもおだてりゃ木に登る。長期政権の全能感で天まで昇る勢いの安倍お猿に猿回しはヘトヘトに、、、。


そう、桜問題で、安倍を支えてきた中枢が弱ってきている。野党追及、特に論理性の極みである共産党の活躍は、誰が見ても、素晴らしいものだ。一本の桜から、多岐にわたる悪事の根を掘り起こしている。それを野党が弱いとはなんたる嘘八百の印象操作か!!


どうも与党側は、野党=旧民主として発言しているようだが、野党は旧民主だけではない。アレルギーのなんのと遠ざけていた共産党を、今、尊敬の念を持って扱っているエリート揃いの旧民主系政党の人たち。


桜問題は、野党議員間で、きちんと個人の能力、政治家としての志を認め合う場にもなっている。それも自分たちの調査情報を共有し、みんなで追求しようと胸筋を広げた共産党の無私の態度が根底にある。


結局、集団で仲間を差別したり、干したり、嘘を言ったり、悪口を言ったりする人間は
下等であり、当然みんなが選ぶリーダーであるべきではない。これは小学生でもわかることだし、多くの普通の感覚を有している人が共有できる感覚だ。


自民党政治はそうした多くの善良な国民の共有できる感覚・認識(良識)を安倍に合わせて破壊している。安倍は国家なり(本人はそんな気分だろうが)なんて冗談じゃない!!


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