密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

使わない試験結果を外部委託?

認めない・謝らないで、強引に事押し通し、情報開示って何?こちらに任せろ、全て問題ないという態度を貫いてきた安倍政権が、立て続けに2つの事案(英語試験民間委託と桜を見る会)を中止に追い込まれた。


しかし彼らの胡散臭い大学入試改革にはまだ問題がある。国語・数学の筆記試験実施と
その採点の民間委託だ。この制度もトップが安倍総理に近いベネッセが一括に受注し、お友達利権が疑われている。


そんな中、文科省がまたおかしなことを言い出した。



2020年度に始まる大学入学共通テストで、文科省が国公立大の2次試験で2段階選抜を行う際の判断材料として、国語の記述式問題の成績を使用しないよう要請する検討に入った。13日、文科省関係者への取材で分かった。


大学入試センターが18年に実施した試行調査では、国語の記述式問題の自己採点と実際の採点結果との一致率は66・0~70・7%にとどまった。


 こうした中、文科省は自己採点と実際の採点結果の不一致による出願ミスを避けるため、2段階選抜では国語の記述式問題の成績を反映させない方が良いと判断したとみられる。2段階選抜は、合格可能性が低い受験生を2次試験に進む前に「門前払い」する制度。


 記述式問題をめぐっては、受験生による自己採点と実際の点数との乖離が大きく、志望校選びにも影響が出るとの懸念が広がっているが、文科省自体が記述式問題の採点の質や公平性に不備があると認めた形だ。教育現場では「だったら、やめればいいのに……」との声も上がっている。


もともと共通一次の目的は、最低限の学力判断で、大学選択の目安(大学側は足切りを設定し、労力を削減できる)のため、及び採点の効率化、主観の排除でマークシート方式を採用した。それが、共通一次で主観を入れ労力を増やす形を盛り込む、というのは、長年手つかずの分野をお金儲けに利用できるという浅はかな設ける側の浅知恵としか見えない。


マークシートの点数で割り振られるなら、こういう改革も必要だが、各大学その個性において二次試験三次試験を行うのだ。ヒヤリング・スピーキング重視だの、国語の筆記試験だのは、共通試験の存在意義の本末転倒でしかない。


しかも非難が集中し、英語試験民間委託が中止に追い込まれ、国語・数学の筆記試験にも疑問が呈され、大学側からも非難が出ると、国語の記述式問題の成績を使用しないよう要請の検討、って、、。


使わない試験の対策をやらされる学校・学生の混乱と負担。 使わない試験の採点で多くの税金を受け取るベネッセ。


野党は、もうひと押し、筆記試験中止を要求するべきだ。


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