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桜を見る会、安倍擁護に又しても野党も〜の図々しさ 国民玉木氏悪しき慣習を認め旧民主党が透明性の確保に配慮していたと強調。

恒例の渡り鳥移動の旅を終え、フロリダについて見ると、菅官房長官が桜を見る会の中止を発表したと言う。
SNSを慌てて削除したり、会を中止したりしても、問題は無くならない。


しかも、安倍よりメディアは、野党時代もやっていた、と問題の矮小化を図っているが、
問題の本質は、1958年から続く桜を見る会の存続理由ではなく(合理的範囲の予算、参加者選考理由、で国民も許容して来た、というか関心を特に払わないで来た)安倍政権になってからの費用と招待客の急増加、加えて招待客が、政治家個人の関係者を招待し、
税金で接遇してことにある。


何より安倍自民が大好きな”民主党が〜”の民主党政権時代、開かれたのは鳩山由紀夫政権時、2010年の一回だけだ。


ネトウヨや安倍応援団は苦し紛れに矮小化を図っている。曰く、「民主党政権も『桜を見る会』をやっていたじゃないか!」というのだ。たとえば産経新聞は〈会は旧民主党政権でも行われ同党議員の後援会幹部も招待されたとの証言がある〉〈旧民主の流れをくむ現在の野党も「返り血」を浴びかねない〉(産経ニュース12日)などと煽り立てている。


まったく、だからなんだというのだ。たしかに民主党政権下も総理主催の「桜を見る会」は開催されたが、開かれたのは鳩山由紀夫政権時、2010年の一回だけ。2011年は東日本大震災を受けて取りやめ、2012年の野田内閣では北朝鮮が4月12〜16日の間に弾道ミサイルを発射すると予告していたことを受け「対応に万全を期す」として中止にした。
 一方、安倍政権は2013年以降7年連続で開催しており、とりわけ2017年は北朝鮮情勢の緊張が高まっていたなか、安倍首相は「北朝鮮はサリンを弾頭につけて着弾させる能力をすでに保有している可能性がある」(同年4月13日参院外交防衛委)など答弁するなど、散々“今日明日にも北朝鮮のミサイルが撃ち込まれてもおかしくない”と煽りまくっていたにもかかわらず、そのわずか2日後の4月15日に「桜を見る会」(約17000人参加)を開催。支持者や芸能人たちと写真撮影までしてご満悦だったのである。(リテラより)


立民、「桜を見る会」で共産と“統一戦線” 旧民主で同様事例も(2/2ページ) - 産経ニュース (共産党と”統一戦線”って見出しも、安倍総理の「共産党」ヤジと同じセンス。かつて冷戦時代に成功した”共産党は怖い、暴力革命政党だ!!”と言う印象操作を未だに国民にすりこめると思っているところが、右派の動脈硬化の象徴だ。)


立憲民主、国民民主、共産各党などが12日、首相主催の「桜を見る会」の追及チームを始動させた。税金を投入した会が安倍晋三首相や自民党議員に私物化された疑惑があるとして後半国会最大の焦点と位置づけるが、会は旧民主党政権でも行われ同党議員の後援会幹部も招待されたとの証言がある。旧民主の流れをくむ現在の野党も「返り血」を浴びかねないが、政権打倒に向け「ブーメラン」覚悟で追及する構えだ。(中村智隆)


 「首相が公金で公的行事を私物化したのかについて事実を解明していく」


 立民の黒岩宇洋衆院議員が12日、追及チームの初会合でこう述べると、共産の田村智子参院議員も「私たちの税金で何をやってくれたんだという国民の怒りがある」と歩調を合わせた。


 会の問題は、田村氏が8日の参院予算委員会で大きく取り上げた。平成26~31年の会の予算額が毎年1766万円だったのに対し、支出額は26年の3005万円から31年は5518万円に急増したと指摘した。政府は来春の開催に向け約5700万円を要求。テロ対策の強化などを理由に挙げている。


 田村氏は、都内のホテルで地元・山口県の後援会員らが首相夫妻を囲む盛大な「前夜祭」が行われ、「後援会活動そのもの」とも指弾した。立民の安住淳国対委員長は12日、「山口県から今年だけで800人を超える後援会の会員が来ている」と明言した。


 立民の枝野幸男代表も素早く反応した。田村氏の質問についてツイッターに「党派を超えて、数年に一度の素晴らしい質疑だった」と投稿。12日の党会合では「説明責任から逃げ回ってきている首相が逃げようと思えば、遠からず『桜疑惑解散』に打って出る。備えを強化していかなければならない」と語った。


 会に出席していない共産はともかく、立民や国民の母体である旧民主政権の鳩山由紀夫首相は平成22年4月に開催していた。東日本大震災や北朝鮮のミサイル発射対応で中止になったが、旧民主政権下の23、24両年も開かれる予定だった。


 旧民主出身の現職議員は22年の会について「20人くらい後援会関係者を集めさせられた」と証言する。当時、ブログで後援会幹部が出席したと記した議員や、会に来た支援者とみられる人々の写真をホームページに掲載した議員もいた。


 ある立民関係者が「旧民主政権の時に後援会固めに使うよう党から指示があり、招待者リストを出した。その後、党経由で首相から招待状が届いた」と振り返るように、一定の支援者を招く構図は安倍政権と何ら変わらない。当時、会の開催自体への目立った異論もなかった。


 しかし、野党の執行部には、こうした過去を直視する気配がない。


 今回の疑惑に絡んで野党側は政府が招待者名簿を廃棄したことを問題視しているが、12日の記者会見で鳩山政権下の名簿の管理状況などを問われた立民の福山哲郎幹事長は「承知していない」と回答。「われわれは立憲民主党だ。普通は把握しない」と述べ、立民と旧民主は「別物」だとして改めて調べる必要はないとの認識も示した。



 野党は国会で閣僚の相次ぐ不祥事などの問題点を批判してきたが、国民の反応は今ひとつ。最新の報道機関の内閣支持率も堅調だった。こうした苦境を打破すべく、立民は返り討ちに遭う覚悟で共産と“統一戦線”を組む考えのようだ。立民幹部は開き直ったかのようにこう強調した。
「ブーメランにかまわず突っ込むよ」


桜を見る会について、国民はそれほど関心を示して来ず、許容して来た。だから多分、1958年から、まあ多少はいいか、的な曖昧さである程度個人的関係者を読んでもいいよ的不文律もあったのかもしれない。


その曖昧さの問題は、「ブーメランにかまわず突っ込むよ」といっている旧民主党系の議員や政党が、60回を優に超える桜を見る会のだらしない慣習を、たった一回の責任を負わされていいようなものではない。のこり59回だか58回だかをとり行なってきた、自分たちとどっこいどっこいだと主張する自民党は、まさに盗人猛々しい。


問題は、国民もなんとなく許容して来た政府行事が、安倍政権になってから、首相夫妻が
そんなに功績があったのか?と思う定番メンバーの芸能人とはしゃいでる写真(森加計問題や、強行採決、災害やその支援切り捨ての冷酷、子供・女性・高齢者の貧困が増加する中、また安倍的にいう、国防の危機を叫び真っ只中において)を首相自身からのSNSで自慢げにUPし続け、それに対し不快の念を持つ国民が増加している最中に、いきなり予算を3倍にし、その結果八百五十人もの地元後援会メンバー招待が表沙汰になったことだ。(かつお約束の、ケータリングのお友達会社独占疑惑)


いっそ鳩山政権時の、予算、招待客、無料のフードとドリンク、ケータイング業者の入札方法、ときっちり比較してはどうだろう。鳩山元総理と、そのスタッフなら資料を保存している人もいるかもしれない。福山哲郎幹事長も「別物だ」などと木で鼻をくくるような(幹事長や官房長官のマニアル的な受け答えの仕方なの?)受け答えをせず、きちんと調査し報告しますといえば、支持率が下がることもなかろう。


逆に自分も推薦枠を使ったことを認めた、玉木代表の姿勢の方が好感が持てる。

国民民主党の玉木雄一郎代表は13日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」に関し、平成22年4月に鳩山由紀夫政権で開催された際、旧民主党が各議員に「推薦枠」を割り振り、招待者を募っていたことを明らかにした。「各議員4名だったと思うが、推薦枠があり、私自身もお世話になった方々を連れて行った」と語り、自身も支援者を招待したことを明かした。


 当時民主党の当選1回生だった玉木氏は、同党が「党関係招待者検討チーム」を作り、選考基準を示して所属議員から招待者を取りまとめていたと説明。基準は「民間人を優先」「国民から疑惑を持たれないよう配慮」-といった内容で、情報公開請求があればリストを公開する可能性があるとも明記していた。関係者によると、旧民主党全体で2500人の「推薦枠」があったという。


 玉木氏は「公開を前提に名簿の提出を求めていた」と述べ、旧民主党が透明性の確保に配慮していたと強調。さらに「民主党政権時代も含め、選考は基準があいまいなところがあるのも事実だ。しっかりと事実関係を明らかにし、廃止も含めて検討する」と語り、桜を見る会の在り方を見直すべきだとの考えを強調した。


 玉木氏の後に記者会見した菅義偉官房長官は、来年度の桜を見る会を中止すると発表した。
それで済むと思うなよ、なんでも蓋してあとは問題ないの菅官房長官!!!


とにかく、玉木氏の姿勢は非常にいい。あまり評価していなかったが、見直した。立民も見習うべきだ。


再度いうが、まあ民主党も〜なんてことを言う輩は、私企業で黙認された来たタクシー代や飲み代の経費計上と、巨額の横領を同じフィールドで扱い、どっちもどっち論でやり返そうと言う程度に、愚かで、今回はさすがに無理がある。だから、民主党も〜で撹乱し中止にして仕舞えばいいと急いで発表したのだろうが、そうは問屋が卸さない。


旧民主党系政党(立民・国民 他)は、今こそ、肉を切らせて骨を断つチャンス。
透明性や、公平性(一年生議員も先輩議員も一人一律四人までと言うのも、力によってはチケット割り当てを決め、またそれを販売してお金に変えるい自民党の腐敗とえらい違いだ)予算の割り振り、内訳、などをきちんとだし、破棄したなどと言う安倍政権のうさんくささ横暴さ、を国民の目の前に晒すことだ。


調査力、および潔癖性において(潔癖だからきちんと調査追及ができるとも言える)共産党に遠く及ばないのだから、自分たちの過去の事例を公にし、悪いところは悪かったとし
(しかし民主党政権のオリジナルではなく、悪しき慣習を引き継いだことを反省し)その
姿勢で、対峙することは、旧民主党系政党(立民・国民 他)にしかできないことだ。


共産党から提供された資料に乗っかって、安倍政権を攻めれば、民主党も〜と混ぜかえされる。また小さな切り傷の返り血で血みどろにされ選挙の印象操作で負ける。
枝野・福島両氏は、玉木氏を見習って歩調を共にすべきだ。そうしなければ、同じことの繰り返しになる。


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